独立の波に乗れ!平均年齢43.7歳!中年起業家の独立分析マニュアル

独立の波に乗れ!平均年齢43.7歳!中年起業家の独立分析マニュアル

「独立するなら何歳がベスト?」「独立したいけれど年齢が気になる…」

ほとんどの方がそんな疑問に直面しているのではないでしょうか?

実は独立する年齢によってメリットやデメリットも異なります!

それぞれの特徴を知った上でそれらを強みに変えて、独立すれば成功率は各段と上がります。

ただ独立するのではなく、成功者として活躍できるように独立する年齢についてマスターしちゃいましょう!

今回は特に独立される方が多い中高年の方に視点を当てて解説していますが、若年や高齢で起業した人の実話に加えて各年代で独立するメリットデメリットも紹介しておりますので中高年以外の方にも身になる記事となっています。

ぜひ最後まで読んであなたも独立成功者の一員になってくださいね!

目次

年齢別割合から見る独立する平均年齢は43.7歳!

上記表は日本政策金融公庫総合研究所「2022年度新規開業実態調査」を基に簡易的にまとめられた結果です。

開業時の年齢は「40歳代」と「30歳代」で約7割を占めていますが、「29歳以下」も2年連続で増加していることが分かります。
詳しい情報については日本政策金融公庫総合研究所「2022年度新規開業実態調査」を直接ご覧下さい。

2022年の調査結果でも開業時の平均年齢は43.5歳が記録されており、2018年度以降43歳代が続いています。
「40歳代」や「30歳代」で開業する方が多いのはなぜでしょうか?
これから詳しくその理由を追求していきましょう!

年齢別起業のメリット

まずは各年代で起業・独立するメリットデメリットを見ていきましょう!

▼10代のメリット

✅学生向けの起業支援が豊富
✅資本家からの注目を受けやすい
✅柔軟で自由な発想ができる
✅生活などの心配が不要

10代では社会人経験もないが故に、社会に染まっていないことから型にはまらない自由な発想ができる傾向があります。

常識的な考えに捉われず、新しい挑戦をすることができる大胆な行動力も10代ならでは!

しかし学業と仕事の両立は難しく、タスク管理がとても重要になります。

▼20代のメリット

✅起業準備に時間を割きやすい
✅再起業・再就職がしやすい
✅体力がある
✅流行に敏感で行動力がある

20代は社会人として少し経験があり、さらに社会人としてはまだまだ染まり切っていない年齢でもあります。

型破りな発想ができることも期待できますが、社会経験を活かした考えもできるところが強みでもあります。

▼30代のメリット

✅社会人経験やスキルが豊富
✅自己資金を多く用意することが可能
✅人脈が豊富
✅信用を得られやすい

30代はある程度の社会人経験を得て、知識や人脈も豊かになっている年齢。

自分だけでなく仲間などの力も借りやすく、さらに若い時よりも給料が上がっていることが多いため若年に比べて貯金もあります。

しかし結婚や出産、マイホームの購入など一大イベントも多いのが30代。

プライベートとの両立が仕事を成功させるカギとなります。

▼40代のメリット

✅社会人経験やスキルに加えて業界知識なども豊富
✅十分な自己資金を用意することができる
✅人脈もより一層豊富となる
✅ワークライフバランスが確立され仕事に集中しやすい

40代は申し分ない社会人経験に豊富な人脈も確立されています。

今までの経験を売ることで集客に役立てることもできるので大変強みとなります。

しかし年齢的には再就職や再出発するのは難しい年齢になります。

リスクを伴いますが、起業するにはベストな条件が揃っているのも40代の特徴です。

▼50代のメリット

✅定年を考えずに働ける
✅シニア起業家向けの支援制度が豊富
✅退職金を開業に充てることもできる
✅子供の手が離れ自由に動きやすい

50代は子供が手から離れ、自由に動ける時間が増えます。

また起業することで定年を考えずに働けるようになります。

起業しやりがいを見出すことで、より充実した生活を送れるようになるでしょう。

一方、万が一失敗した際は再就職が難しためスモールビジネスや週末起業などリスクの小さいビジネスからスタートするなどの工夫が必要です。

▼60代のメリット

✅退職後で時間が豊富
✅シニア起業家向けの支援制度が豊富
✅退職金を開業に充てることもできる
✅生きがい・やりがいがもてる

60代は、これまでの人生経験や社会経験など培ってきたものを活かして起業することができます。

更にシニア向けの起業支援制度も多く用意されており、退職後であれば時間もあります。

自分のペースで仕事ができ、かつ生きがいにつながることは大変メリットと言えます。

しかし、体力的な問題や健康的な問題が出やすいのも60代。

無理のないペースでゆっくり始められれば生き生きとした充実した生活を送れることがメリットになります。

人脈やお金、豊富な知識と経験が大切

年齢別メリット

これまで各年代の特徴を見てきましたが、それぞれの年代でメリットデメリットがあり、起業する年齢に正解がないのはお分かりいただけたかと思います。

10代や20代の若者世代では、若さ故の自由な発想力や注目を浴びやすいこと、

50代60代では、時間とお金があり起業に専念することができます。

しかし30代や40代は人脈、お金、経験、知識、体力とどれをとってもバランスがよく、比較的起業しやすい年齢だということが分かります。

起業・独立において、人脈、お金、経験、知識、体力、時間はとても重要です。

人脈人脈は集客においてとても重要です。また人脈が多い方が困った際にも助けてくれる協力者を見つけることができます。
経験、知識トラブル防止や万が一のトラブルの対処にも経験や知識はとても重要です。
体力軌道に乗るまでは定時で仕事することは難しく、体力がなければ活動を続けることができません。
お金軌道に乗るまでは何が起こるか分かりません。うまくいっていたとしてもキャッシュフローの関係で資金繰りが切迫してしまう可能性もあります。自己資金が多い方が安心です。
時間事業は一人で進めることはできません。必ずお客様や取引会社などと関わります。時間がなければ活動に専念することができませんし大事な取引も逃してしまう可能性があります。

分かっていても、現実なかなか全てを揃えることは難しいものです。

比較的すべてを揃えやすい30代40代は起業・独立においてベストタイミングと言えるでしょう!

【傾向と対策】独立する前に準備しておく必要があるもの

起業・独立は大きな決断です。安易な気持ちで独立しても簡単に後戻りすることはできません。

起業・独立し会社から外れると一般的には信用情報も0からとなります。

引っ越しの契約・クレジットカードの作成・ローン・携帯電話の割賦払い(分割払い)などは信用情報が必要になるため、勤めているうちに用意しておくと良いと言われています。

他に準備しておいた方が良いものはあるのでしょうか。

ここからは独立した人の一般的な特徴を踏まえて、準備しておく必要があるものを考察していきます!

参考にしてください!

独立した人の平均ライフスタイルと特徴を踏まえよう

それでは起業・独立した人はどのような人が多いのでしょうか。

まずは日本政策金融公庫「2022年度新規開業実態調査」の調査結果を基に独立した人の平均ライフスタイルを紹介します。

性別女性24.5% 男性75.5%
最終学歴大卒・院卒・高卒が66.6%と過半数を占めています。[大学・大学院卒が39.6%、高校卒が27.0%]
開業直前の職業正社員・正職員の割合が68.5%と過半数を占めています[39.2%は管理職の経験あり]
開業動機自由に仕事がしたかったと答える人が56.6%と過半数以上を占めています[次いで収入を増やしたかったと答える人が47.2%]
開業時に苦労資金繰り・資金調達
現在の苦労顧客・販路の開拓
起業後の黒字率「黒字基調」の割合は64.5%
「赤字基調」の割合は35.5%
過半数の方が黒字となっている
事業所までの通勤時間(片道)「1~15分未満」(31.3%)と「1分未満」(28.0%)で半数を超える
1週間当たりの労働時間「50時間以上」が50.8%
収入が経営者本人の定期的な収入に占める割合他の収入はないと答える人は56.8%
開業の総合的な満足度満足と答えた人が 73.8%

日本政策金融公庫の調査によると起業・独立した事業のみの収入で暮らせている人は半数しかいないことが分かりますが7割以上の方が満足していることが分かります。

独立した人の特徴を踏まえて対策すべき2つを紹介

それでは起業・独立した人の特徴を踏まえて対策すべき2つを早速紹介していきます。

まず1つ目は給料以外の収入を作っておくこと!

収入が経営者本人の定期的な収入に占める割合を見ても分かる通り、事業の収入だけと答える人は56.8%。

約半数の人は起業・独立しても副業などを行い副収入を得ていることが分かります。
安定するまではもちろんですが、収入源は複数あると安心です。

2つ目は人脈を増やしておくこと

会社勤めの方は同僚や取引先などと良好な関係を作り上げておくと良いでしょう。
開業時の苦労は「資金繰り・資金調達」ですが、現在の苦労では「顧客・販路の開拓」となっています。
顧客や販路の開拓では、人脈の有無が大きなカギとなります。

起業セミナーなどで同業者と出会い、紹介をもらえることもありますが、1から関係を作り上げるのは大変です。

遠い親戚より近くの他人です。前より関係の持っているものとの縁は大切にしておきましょう!

独立のメリットとデメリット

さて、皆さんは独立するメリットやデメリットをしっかり理解していますか。

独立するメリット以上にデメリットの方が大きくては本末転倒です。

ここからは独立のメリットとデメリットを再確認していきます。

さっそく一緒に見ていきましょう!

独立のメリット

独立するメリットは大きく分けて以下4つです!

1⃣夢の実現
2⃣高い所得
3⃣自由なライフスタイル
4⃣定年後も働ける

会社や団体に縛られることなく自由に決断し自分の裁量で仕事をすることができます。

働く場所や時間に縛られず自由なライフスタイルも魅力の1つです。

また収入の上限がなくなり稼がる金額の幅が広がります!

定年退職という概念もなくなりますので、老後生活の心配も払拭されるどころか生きがいを持つこともできます。

独立のデメリット

独立のデメリットは大きく分けて以下3つ!

1⃣収入が保証されない
2⃣失敗するリスクがある
3⃣開業に費用がかかる

収入の上限がなくなり稼げる金額の幅が広がる一方で安定的な収入を得られる保証がなくなります。

更に開業するには多額の費用が掛かる場合が多く、加えて失敗すると借金が残ります。

必ず成功するという保証もありません。

ハイリスクなギャンブルのような点は独立を考える人にとっては懸念点と言えるでしょう。

メリデメの不安解消方法

しかし人生をかけてハイリスクハイリターンに挑むのは、到底できません。

夢のようなメリットを得るには地獄のようなデメリットが存在します。

様々な働き方が存在している現代では、デメリットを極限まで抑えて起業することができるんです。

それがスモールビジネスやひとり起業、週末起業と呼ばれる働き方です。

これらは言わば本業を続けながら片手間で始める副業のような働き方です。

副業が軌道に乗り本業よりも稼げるようになったら副業を本業にすることも可能!

若いうちはハイリスクハイリターンに挑戦しても軌道修正がききますが、中高年になってくるとなかなか難しいものです。

本業との両立は多少の苦労は伴いますがリスクを最小限に抑えることを優先させて逃げ道を多く用意しておく方が吉です。

関連記事:起業って魅力しかない!起業=リスクはひと昔前の話!

【番外編】起業に年齢は関係ない!

30代40代は起業や独立をするには、好条件が揃っています。

しかし成功するか否かは挑戦するか否かでもあります。

起業や独立する年齢には正解はありません。

本章では高齢や若年でも挑戦し成功を勝ち取った事例を紹介します。

高齢で成功した起業家「ANA創業者:美土路昌一氏」

66歳で成功した全日本空輸(ANA)の創業者美土路昌一氏は当時、新聞記者として活躍されていました。

そして第2次世界大戦終結間際で新聞記者を退職し、戦後日本ヘリコプター輸送株式会社(現在のANA)を設立しました。

当初は2機のヘリコプターと志の高い28名の社員から始まった小さな企業でした。

創業者美土路昌一氏は「現在窮乏、将来有望」という言葉を遺しており、「 どんな苦境に遭遇しても、明るい未来を信じて努力すれば、やがて必ず繁栄のときが来る」と、創業当時の若い社員を鼓舞したそうです。

資金力もなく、安価なヘリコプターで事業を開始し、郵便の速達輸送や広告ビラまき、農薬散布など何でも請け負ったそうです。

ヘリコプターでの人命救助やマスコミ取材、山間輸送などのビジネスモデルも創出し、戦後日本に新しい価値を提供してきました。

ANAは現在でいうところのベンチャー企業からスタートし、徐々に大きくなっています。

66歳で小さくスタートし70年後の今現在も飛躍し続けています。

どんな苦境に遭遇しても、明るい未来を信じて努力すれば、やがて必ず繁栄のときが来る」という言葉を実現させたように、成功のカギは年齢ではなく挑戦と信じる気持ちなのかもしれませんね!

若年で成功した起業家「サイゼリヤ創業:正垣泰彦氏」

「おいしいものが売れるのではない、売れているものがおいしいのだ」

そう語るサイゼリヤの創業者、正垣泰彦は21歳で現在のサイゼリヤを設立しています。

たまたまアルバイトしていた飲食店で、自分の店を持ってみないかと誘われたことがきっかけだったという。

楽して稼ぎたいと思い創めたはずが、来る日も来る日も来客がなく、1日の来客数が6人の日もあったといいます。

お客様が来ないことを立地のせいにしてはいけない。お客様が来てくれるようにひたむきに努力することが大切だと母から教わり現在のサイゼリヤを続けていたとのこと。

そんなお客様に紳士な態度が評価され徐々にサイゼリヤは大きくなっていきました。

そして大きくなった今でも母からの教えである「お客様が来てくれるようにひたむきに努力すること」を大切にし、現場の声を優先しています。

おいしいか、おいしくないかは、お客さまが判断すること。本社でマニュアルを用意するのではなく日々、お客さまの生の反応に接し、お客さまが何をおいしいと感じているかをいちばん理解している各店舗のスタッフの判断でレシピを任せているという斬新な発想のサイゼリヤ。

おいしいと認められている店舗の「味」を正式なレシピとする方が確かに間違いないですよね。

このようにお客様を思う気持ちを大切にし斬新な発想を生み出すことで若くして成功をおさめることもあります!

まとめ

まとめ

起業や独立をするのに年齢制限はなく正解もありません。

一般的に起業や独立は30代~40代が人脈、経験、知識、体力、お金、時間などのバランスがよく、適していると言われています。

しかしどの年代でも共通していることは、挑戦なくして成功なしということです!

そして起業・独立した半数の方は、開業した事業のみで暮らしていけず、副業をしているということ。

それでも起業・独立した7割近くの方は、満足されています。

夢の起業・独立を果たしたい方は一度専門家に相談することをお勧めします!

専門家に無料で相談ができるサイトはたくさんあります。

中でも「CEOパートナー」は国の認定支援機関と無料でマッチングすることが可能!

専門家に無料で融資の相談などもすることができます!

融資が下りるまでは一切のお金がかかりませんので、上手に活用してみてくださいね!

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この記事を書いた人

起業したばかりの旦那の経営を支えるべく、私はスモールビジネスで起業デビュー。悩める起業家達のために、成功した私が本当に知っておくべき起業の知識を紹介!趣味はダイビングとお菓子作り。最近は節約術を考えることにはまっています。

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