会社を辞めたい、脱サラしたい!
そんなことを思ってはいませんか。見切り発射でもいいから、とりあえず仕事を辞めるという方もいるでしょう。
しかし、現実を変えるために動き出したあなたはとても素敵ですが、そのままだと後悔してしまうかもしれません。
なぜなら、脱サラでの成功率は5%言われており、10年で90%が廃業まで追い込まれているのです。
そこで、今回おすすめの脱サラの起業方法・業種、成功するコツについてお教えします。
これから、今後のあなたの脱サラライフのスタートを切れることを願っています。
タイプ別!おすすめの脱サラ起業
ではさっそく、おすすめの脱サラ方法について解説します。
脱サラしても安定重視!フランチャイズ
コンビニやカフェで利用されることが多いのがフランチャイズです。
本部と契約してチェーン店を運営できるため、経営が未経験でも安定した収入を得られます。
全国各地に店舗展開していることが多いので、経営についてのノウハウを学べる点もメリットです。
ブランド力を活かしてすぐに収入を安定させたい人にもおすすめの方法でしょう。
スキルや経験を活かす!個人事業主
これまで就業してきた会社や事業で培ってきたスキルや経験を活かせる個人事業主もおすすめです。
企業と案件ごとに契約したり社員のように出社したりすることもあります。
会社員のように長く就業することは少ないので、人間関係のしがらみが少ない点や頑張り次第で収入アップも目指せるという点がメリットです。
大きいビジネスは会社設立
脱サラをして自分の会社を立ち上げたいという方もいるでしょう。
個人事業主と異なり、社会的な信用が高まったり税金面で有利に働いたりします。
とはいえ、従業員の人件費など必要経費はさまざまあるので、ある程度の収益が見込めるようになったら法人化するという流れがおすすめです。
場所・時間を自由に!ネットビジネス
ネットビジネスとは、PCとネット環境があればどこでも成立するという働き方です。
ライターやデザイナー、ECサイト運営からYoutuberなどが例として挙げられます。
ノマドワーカーともいわれ、働く場所を限定されたくない方におすすめでしょう。
失敗しないために!脱サラの4つのステップ
とはいえ、脱サラは決して簡単なものではありません。
準備しておくべきことを4つのステップにまとめました。
なぜ脱サラするのか自己分析
まずは、なぜ脱サラしたいのか、脱サラをする必要があるのかという自己分析から始めます。
自分の価値観や好きなこと、何にモチベーションを感じるのかといった点を明確にすることで、強みや弱みだけでなく、今後の可能性も見えてくるかもしれません。
自己分析と同時に、今後の目標設定も立てておくと、ビジネスを行う上での指針にもなります。
市場調査から事業計画を作成
競合他社の状況や目標顧客層、市場における需要や供給といった市場調査も重要な準備です。
市場調査で得た情報をもとに事業計画を作成しましょう。
ビジネスのビジョンやミッション、財務計画など具体的な施策が、金融機関からの融資につながる可能性もあります。
収支を確認!資金計画を作成
ビジネスに関係する資金をまかなうための資金計画も作成しておきましょう。
開業資金から運転資金、そのほかの出費などを洗い出します。
必要資金が見えてくるはずなので、自己資金でまかなうのか外部融資や補助金を受けるのか検討してください。
ビジネスが安定するまでは、この計画に沿って資金を調達するので可能な限り現実的な数字にするよう意識しましょう。
いざ、独立!法的手続きと開業
準備が整ったらいよいよ独立に向けての必要な法的手続きを進めます。
事業に応じた登記や許認可の取得、税務署への開業届や保険関連の手続きなどが必要です。
また、開業に向けての環境整備も忘れずに行いましょう。
オフィスや備品関係の手配や通信環境の整備など、安心して事業を始められるような準備を行ってください。
脱サラでおすすめの業種ランキングTOP5
では、脱サラにはどの職種がおすすめなのかも解説します。
Webライター
ブログ記事をはじめとしたWeb上で掲載するコンテンツの文章を作成する仕事です。
その目的は多岐にわたり、クライアントのニーズに応じた分かりやすい文章を作り上げなければなりません。
スキルが上がれば、単価交渉により収入の拡大が期待できます。
会社員時代に副業としてスタートさせ、収入が安定したところで脱サラするというケースもおすすめです。
動画作成・編集
YouTubeをはじめとしたSNSを中心に需要を拡大しているのが動画作成・編集の業務です。
個人のYoutuberだけでなく、企業のPRのために動画を配信するケースもあり、業界的にも幅広いニーズを抱えています。
とはいえ、未経験の方は会社員と並行してスキルを身に付けるための勉強が必要でしょう。
プログラマー・ITエンジニア
テクノロジーの発達により、IT系の職種に対するニーズも急増しています。
準委任型と請負型という2種類の働き方に分けられるのが特徴です。
準委任型は、成果物を納品する必要はありませんが、ほとんどの場合がクライアント企業に常駐して業務を行います。
一方で請負型は、成果物を納品しなければならないものの、働く時間や場所は自由というケースが多いです。
準委任型の方がより会社員の働き方に近く、請負型は自由に働きたいという方におすすめでしょう。
家事代行サービス
掃除や洗濯、料理など家事を代行して行う仕事も脱サラでおすすめの職種です。
最初は、フリーランスかフランチャイズ企業に加盟するかどちらの方法で仕事を受けるか決めなければなりません。
特別な資格やスキルなしでも始められますが、身に付けておいた方がよい知識は存在します。
最初に家事代行サービスにおける研修を受けておくと安心でしょう。
ネットショップの運営
ものを安く仕入れてネットを通じて販売するネットショップも脱サラしたい方におすすめです。
ネットショップ作成サービスを利用すれば簡単に開設できる上に、開業コストが小さく失敗時のリスクも少ないという魅力があります。
好きな雑貨やファッションがある方は楽しんで取り組める仕事でしょう。
辞める前に確認!脱サラの魅力と現実
脱サラは会社員としてのしがらみから解放されるだけではありません。
メリットだけでなく、デメリットもあるのでそちらも紹介します。
メリット①自分のやりたいことができる
まず、脱サラのメリットとして挙げられるのは自分のやりたいことができるという点です。
会社員時代はやりたいことがあっても、会社の意向や周りの社員との兼ね合いなども関係してやりたくない仕事も担当せざるを得ない時もあるでしょう。
しかし、脱サラしてしまえばなにをやるのかはその人の自由。
本当にやりたいことを仕事にできるはずです。
メリット②収入の上限がない
頑張ったらその分だけ収入が入ってくるというのもメリットの一つでしょう。
昇給やインセンティブもあるものの、一般的な会社員は業務量が増えても毎月同じ金額が入ってくるという給与形態です。
大きな仕事が入ってくればすべて自分の取り分にできるという点は、脱サラならではの魅力といえます。
メリット③働き方が自由
会社員の場合、休日や出勤時間、出勤形態などは会社の規定通りにしなければなりません。
その点についても、脱サラした場合は縛りがなくなります。
基本的には、与えられたミッションを期限内に遂行すれば問題ないため、いつどこで仕事をしようと自由です。
メリット④人間関係の悩みがなくなる
会社に属いていると、苦手な人と仕事を進める必要もあり、会社に行くこと自体が憂鬱になる場合もあります。
しかし、脱サラをしてしまえば上司や部下、同僚との面倒な人間関係からも逃れられるでしょう。
一人で気軽に仕事がしたいという方におすすめです。
デメリット①経済的に不安定
ここからはデメリットを挙げていきます。
まず、収入が安定しないという点です。
いくら仕事をしても収入が変わらないというのは会社員の弱い部分であるものの、その反面で安定した給与が得られるというメリットがあります。
毎月取引していた先から急に仕事が減らされるということも考えられるので、脱サラした場合は常に考えておかればならないポイントでしょう。
デメリット②営業・経理すべてを行う
クライアントを得るためには、営業しなければなりません。
その作業も自分で行う必要があります。
また、売上管理や税金の支払いについても個人で管理が必要です。
本業と並行して行わなければならないので、休日返上して作業をしなければならないかもしれません。
デメリット③納税を自分で行う
住民税や所得税といった納税については、これまで会社が代行して行っていました。
しかし、脱サラ後はその作業も自身で行わなければなりません。
3月には、確定申告にも対応する必要があります。
会社員時代に比べてかなり手間は多くなるはずなので、こちらも大きなデメリットです。
デメリット④社会的信用が低くなる
脱サラすると、社会的信用が低くなってしまうという点も念頭に置いておきましょう。
住宅や自動車などを買う際、会社員であればすぐに組めたローンの審査に落ちてしまうということも少なくないといいます。
必ず審査が下りないということではありませんが、会社員と比べるとローンは組みづらいというのは事実でしょう。
脱サラで成功するためのコツ
では、脱サラして成功するにはどんなポイントがあるのでしょうか。
いくつかのコツを挙げてみました。
脱サラの成功はマインド
脱サラして自分で事業を始めると、収入や将来のことで不安になることも少なからずあるでしょう。
そんな時こそ、なぜ脱サラをしたのか振り返ってみてください。
好きなことを仕事にしたい、収入を上げたい、自分で事業を始めたいというなんらかの理由があってこの道を選んだはずです。
くじけそうになったら、その時の気持ちを思い出してみてください。
脱サラをしたら、ほとんどの人が不安な気持ちを抱える時があるはず。
自分なりのモチベーションを保ち、できる限り前向きな気持ちで取り組みましょう。
スモールステップから始める
お伝えしてきた通り、脱サラすると収入が安定しなくなるためそれなりのリスクが存在します。
そのリスク回避のためには、会社員時代にある程度の準備を進めることです。
脱サラ後の未来を見据えて、人脈づくりや顧客開拓、スキルや知識の習得をしながら徐々に進めると安心して事業を始められるでしょう。
最低でも6か月分の資金を貯める
自分の事業を立ち上げても、最初からうまくいくとは限りません。
顧客獲得に失敗して、仕事がなくなってしまうという可能性も考えられます。
その時に資金に余裕がなければ、アルバイトなどで生活費を稼がなければなりません。
本業に取り組む時間がなくなり、最悪の場合廃業してしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、最低でも6ヶ月は安心して生活できるほどの資金をためておく必要があります。
まとめ
脱サラが上手くいくかどうかは、それまでの準備や事業開始後の努力にかかってきます。
メリットだけに目を向けるのではなく、注意すべき点やデメリットも見落とさないようにしましょう。
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