地方銀行のプロパー融資のコツ4選!経営者保証不要な14行もご紹介

地方銀行のプロパー融資は、保証料がかからない分、保証付きの融資よりも金利が安く、また融資実績の付くことから将来の融資においてポジティブに捉えられます。

もしプロパー融資を利用できるなら積極的に利用していきたいところです。

この記事では資金繰り悩みを解消するために、プロパー融資のポイントやその他の資金調達についても紹介します。

融資や資金調達は経営者にとって重大な悩みですが、本業の間を縫って融資や銀行との付き合い方を考えるのは至難だと言えるでしょう。

そういう時に頼ってほしいのは「CEOパートナー」の紹介する税理士です。

CEOパートナーとはどんなサービスなのか、特徴やメリットを詳しくご案内していきますので、ぜひ併せて活用を検討してみてくださいね。

目次

地方銀行のプロパー融資とは

STUDYの文字

プロパー融資を行っている地方銀行も数多くあります。信用金庫よりも地銀のほうが大きな融資を受けられる傾向にあるので積極的に利用しましょう。

信用保証協会の保証がない融資のこと

融資にあたって信用保証協会を利用する場合、企業が払う利息に数%の保証料が上乗せされます。

その代わり企業の返済が滞った際には信用保証協会が80%のお金を一時的に建て替えることで銀行へ返済を行います。

これによって資金力や信用力がない創業初期の企業に銀行が融資を行うことができます。

この保証をつけない融資をプロパー融資と呼びます。

プロパー融資のメリット

プロパー融資のメリットには下記が挙げられます。

  • 保証料がかからない
  • 銀行からの評価が高まる
  • 借り入れに上限がない

それぞれについて説明します。

1つ目のメリットとして、信用保証協会を利用した時にかかる保証料が、プロパー融資ではかからないことが挙げられます。

保証料は数%ですが、銀行からの借り入れが数千万円~億単位と大きくなるともちろん保証料も大きな金額になり経営を圧迫します。

その保証料がかからないことがプロパー融資の1つ目のメリットです。

2つ目が銀行からの評価を高められることです。

銀行は「右にならえ」体質なところがあると言われ、1つの銀行でプロパー融資が通れば他行からも優良企業と見てもらえる傾向があり、資金調達が楽になります。

3つ目に、基本的に借り入れに上限がないことが挙げられます。

信用保証協会の保証付きの融資には無担保で8000万円まで、担保を付ければ2億8000万円までという上限が設けられています。

それ以上の金額を借りるにはプロパー融資を受ける必要があります。

プロパー融資のデメリット

プロパー融資のデメリットは何といっても審査が厳しいことです。

銀行からすれば企業の返済が滞ればお金は返ってこないわけですから、審査が慎重になるのは当然です。

また、返済期間も短く設定される傾向があります。

デメリットは基本的にそれくらいなのでプロパー融資を利用できる時は積極的に検討しましょう。

プロパー融資に経営者保証がいらない地方銀行

銀行の方針や融資額にも寄りますが、経営者保証をつけずに融資を受けることができます。

特に下記の14行の地銀では新規のプロパー融資に対して原則として経営者保証を求めない方針を示しています。

  • 北洋銀行
  • 八十二銀行
  • 北國銀行
  • 紀陽銀行
  • 広島銀行
  • 山陰合同銀行
  • 阿波銀行
  • 西京銀行
  • 十八親和銀行
  • 熊本銀行
  • 福岡銀行
  • 豊和銀行
  • 琉球銀行

もちろん、これらの銀行以外でも経営者保証を外すことができる可能性はありますので、上記の銀行を使う予定がなくても諦めないでくださいね。

地方銀行のプロパー融資4つのコツ

POINTの文字

メリットの多いプロパー融資ですが、審査の厳しさが課題になります。ここではプロパー融資の審査を通すコツや、通過後のNG行動について解説します。

融資実績を積む

プロパー融資へのステップアップのために保証付きの融資などで融資実績を積んでいくことが1つ目のコツです。

資金を借りて、返済した実績があることは金融機関からポジティブに評価されます。

銀行からお金を借りませんかと言われれば、よほど膨大な金額でない限りは積極的に借りておくこともポイントです。

また、メインバンク1行のみに依存してしまうと、その1行の言いなりになってしまうことがありえます。

なので2行以上の銀行から借りておくと良いでしょう。

ただし、どこからいくらお金を借りたか把握しておくためにも借り入れ先は2行までに抑えましょう。

会社の返済能力をアピール

プロパー融資において銀行が最も心配することは融資が焦げ付いてしまうことです。

なので会社に十分な返済能力があることをアピールすることが大切です。

自社のキャッシュフローについてわかりやすくまとめた資金繰り表を提示して、利益が上がっていることを銀行の担当者に伝えられるようにしましょう。

また、資金使途が事業拡大などのポジティブなものであることをしっかり伝える必要があります。

人員や設備、商品などに投資する内訳をまとめておきましょう。

過度な金利交渉をしない

過度な金利交渉は銀行の担当者も嫌がりますので、ぎりぎりまで金利交渉をすることも避けましょう。

例えば0.5%金利を下げてもらえることができたとして、1億円を借りたとしても0.5%は年間50万円です。

融資の大きさを考えると、事業を圧迫するほどの金額だとは言えないでしょう。

それよりは銀行担当者との交渉をスムーズに進めて審査を通すこと、今後の銀行との関係を円満にしていくことが優先度が高いと言えます。

繰り上げ返済はしない

意外に感じる方もおられるかもしれませんが、繰り上げ返済はしない方が良いです。

銀行からすると、繰り上げ返済されるとその分元々稼げる予定であった利息が稼げないことになりますし、新たな貸し出し先を探さなければいけなくなります。

良かれと思って繰り上げ返済をしても、銀行からすると逆に印象が悪くなってしまうことがあるのです。

繰り上げ返済は行わず、期限通りの返済をしていきましょう。

融資の相談はCEOパートナーへ

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その他の資金調達3選

資金調達の文字

この記事では地方銀行のプロパー融資について解説してきました。しかし、地方銀行以外の融資制度も役に立つので参考にしてみてください。

東京商工会議所の融資制度

東京商工会議所は東京都内の中小企業への経営支援をしています。

銀行に比べ低い金利で融資を受けられたり、融資の際の保証料の一部を肩代わりしてもらえる融資制度を行っています。

例えば、「小口資金融資」では融資限度額2000万円で返済期間は最長7年(設備資金であれば10年)という条件で貸し出しを行っています。

【参考】:東京商工会議所ホームページ

ネット銀行のビジネスローン

ネット銀行ではインターネット上で融資を利用できるビジネスローンというサービスを行っています。

ビジネスローンには下記のメリットがあります。

  • 審査が速い・・・例えば三菱東京UFJ銀行の「Biz LENDING」は最短2営業日で手続きが完了します。
  • 24時間利用可能・・・インターネット上で運営されているので週末や夜間でも申し込み可能です。
  • 担保・保証人が不要・・・多くのネット銀行で担保や保証人を必要としません。
  • 金利・・・店舗を持たないため運営コストが安く、金利も低く設定されている場合もあります。※ネット銀行や個別の融資ごとに設定されているので必ずしも安くなるわけではありません。

一方で、デメリットとしては次のものが挙げられます。

  • 対面でのサポートが少ない・・・オンラインに特化している、対面での相談や説明を受けたい場合には不向きです。
  • 審査が機械的・・・ITツールで審査を行うため、個別の事業の事情や魅力が伝わりにくい場合があります。
  • 利用できる業種が限られている・・・業種や設立年数などの属性によってはビジネスローンを利用できない場合があります。

ビジネスローンは特に審査が速いことが大きなメリットです。

とにかく忙しく時間がない事業者向けのサービスだと言えます。

国や自治体の補助金・助成金

融資の他に、国や自治体の補助金・助成金があります。

補助金・助成金であれば融資とは違い、利子や返済期限がないため経営を圧迫することがありません。

ものづくり補助金や小規模事業持続化補助金のように中小企業であれば比較的採択されやすいものも多く、また地域独自の取り組みもあるので利用を検討するのも一つの手段です。

ただし、不採択になってしまうとその結果が残り、後の審査で不利になってしまいます。

また、補助金・助成金にも膨大な種類があり、自社にあったものを探すことだけでもかなりの時間がかかります。

CEOパートナーは補助金・助成金に関するアドバイスも行っています。

悩んだらまずは専門家に相談してみましょう!

まとめ

地方銀行のプロパー融資は信用保証協会の保証料がかからないことや、銀行からの信用が高まる点からチャンスがあればぜひ活用していきたいところです。

しかし、保証付きの融資に比べてハードルが高いのも事実です。

また、審査の類は一度落ちてしまうとその結果が残ってしまうためそれ以降の審査にも響いてくる場合があり、確実な審査通過を目指す必要があります。

そんな時はぜひCEOパートナーのサポートを利用しましょう。

あなたの事業が成功し、ますます発展していくことを願っています!

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この記事を書いた人

創業融資の専門ライター。起業に役立つ情報を発信しています。前職はシステムエンジニア。趣味はマンガを読むことと格闘技。

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