50代を迎え、これまで培ってきた経験やスキルを活かして新たな挑戦を考える女性が増えています。
多くの人が「年齢が壁になるのでは?」と心配するかもしれませんが、実際には50代だからこそ得られる成功のチャンスも数多く存在します。
社会経験や人脈、そして豊かな知識を持つ50代の女性は、起業の世界で大いに活躍できるポテンシャルを秘めています。
とはいえ、起業には不安や悩みがつきものです。
「どの業種が自分に合っているのか」「どのような準備をすればいいのか」といった疑問は誰しもが抱くものです。
そこで、本記事では50代女性が起業で成功するための具体的な方法やポイントを詳しく解説し、実際の成功事例を交えてご紹介していきます。
年齢を重ねたからこそ見えてくる世界で、新たな一歩を踏み出してみませんか?
50代が始め時!成功する業種6選
50代は人生で培った経験や人脈があり、生きてきた環境の中で様々な影響を受けて価値観が明確になる年齢です。
子育てから離れたり、定まった目標ややりたいことを見つけたりして、慎重に的確に動き出せる50代は事業を始める年齢としても適していると言えます。
では50歳から事業を始めるとなるとどのような業種がいいでしょうか?
以下に6つの業種を紹介しますので参考にしてください。
オンラインショップの運用
オンラインショップの運用は、インターネット環境があればどこでもできる業種なので比較的起業しやすいといえます。
最近はSNS等でもよく見られますが、ハンドメイドのピアスやレジンで作るキーホルダーなど、様々な需要に合わせて手作りした商品をネットで販売しているケースが主流です。
もちろん自分では作れない場合でも、セレクトショップのように自身で選んだ商品を卸して販売することも出来ます。
現在はSNSの普及によりデジタルマーケティングを利用して顧客を作りやすい環境にあるのが良いですね。
Webライター、ブロガー
Webライターとブロガーも同様に、インターネット環境さえあればどこでも仕事が出来るのがメリットです。
Webライターは主にWebサイト等の記事を執筆する仕事で、スキルがなくても始められるので始めやすいです。
経験者でなければ最初から大きく稼げる業種ではないですが、スキルが上がれば報酬も上がります。
ブログの場合はアフィリエイト収入というものがあり、ブログ内に商品やサービスへのリンクを掲載し、そのリンクを通じて商品が購入されたり、クリックされたりすることで報酬を得るものです。
ブログで収入を得るためには継続力とSEOの知識をつける必要があります。
セミナー、スクール
あなたがすでに副業的に収入を得る方法を知っていたり、スキルを持っていたりするのであればセミナーやスクールを開いて開業をする事もできます。
例えば
- フリマアプリで月に〇万稼ぐコツセミナー
- マーケティング講座
- オンライン英会話スクール
- 初心者向けプログラミングスクール
など、自身のスキルを教える機会を設けることでビジネスにすることが出来ます。
知識や経験を伝えることを仕事にするのは、50代の人生経験が豊富な年齢だからこそ出来ることです。
コンサルティング
セミナーやスクールよりもさらに専門的な技術や知識があるのであれば個人や中小企業を対象にしたコンサルティングサービスで起業する事も出来ます。
特にIT関係や起業の業績改善はコンサルティング業界でも需要が高いです。
また、コンサルティング業界では、信頼できる人脈やこれまでの職場で培ったネットワークが非常に重要です。
これまでに関わった企業や同業者といった人脈を活かして、顧客基盤を築くことができれば、起業後も安定した事業展開が期待できるでしょう。
家事代行サービス
家事代行サービスは名前の通り、家事を手伝ってほしい家庭に出向いて代わりに家事を行うというものです。
現在ベアーズやCaSyなど大手の家事代行サービスが存在していますが、需要がある業界なので、大手と差別化を図ることで家事代行サービスの起業が成功する可能性は大いにあります。
ベビーシッター
育児や保育士等の経験があるのであればベビーシッターも需要のある業種です。
起業するとなると初期費用は起業資金のみで低コストではありますが、信頼性がないと仕事は受けられないので、自信をもって提示できる経験と育児の知識が不可欠です。
責任が求められる業種なので、保育士資格や幼稚園免許などの資格があると有効です。
50代女性が起業する際の7つポイント
50代女性が起業を成功させるためにはいくつかのポイントがありますので、以下を起業前の参考にしてください。
自身の経験等を振り返ってみる
自分自身がビジネスを始めるなんて…と自信がない方もいるかもしれませんが、今まで当たり前にやっていたことや、自分が得意なことがビジネスとして活かせる可能性があります。
過去の経験や人に褒められたこと、ずっとやりたいと思っていたことなど思いついたそのきっかけがあなたの成功の第一歩かもしれません。
副業から始めてみる
前項で紹介した業種はどれも副業として始めることも出来ます。
いきなり起業するのが不安であれば、副業として小さな案件をもらったり、アルバイトとして働いてみることで仕組みや仕事内容がわかるので実際に自分の事業として始められるかどうかの大きな判断材料になるでしょう。
ニーズに合ったものを取り入れる
自身の得意やスキルをもとにして開業するのも必要ですが、そのサービスが需要があるかどうかを調査することも重要です。
現在はWebやSNSにより情報収集が可能なので、世間のニーズを知ったうえでどんな事業を展開するか決めていきましょう。
女性ならではのアイデアを取り入れる
50歳というと男女ともに社会経験はもちろん豊富にありますが、女性ならではのアイデアが活かせる仕事も多いのではないでしょうか?
育児や家事をしていた時に感じた不便を解決したり、美容やコスメについての知識を広めたり、女性目線で考えるアイデアは需要が多いものである可能性が高いです。
しっかりとした事業計画書を立てる
事業計画書とは、事業の方針や目標、販売計画、予算計画などを文書化したものです。
事業を始めると決めたのであれば、まずは事業計画書を使ってどのように事業を進めていくかの計画を立てて見ましょう。
事業計画書を作成することで実際の事業運営が可視化されて事業戦略が明確になるメリットがあります。
J-Net21というサイトからは事業計画書のテンプレートがダウンロードできるだけでなく、ライフプランシートや自己分析シートなど自身の人生の方針を検討するための書式も無料で利用できるのでおすすめです。
また、書き進める中で自分自身ではわからないことは専門家に相談する事も出来ます。
開業についてや、事業運営、財務処理などの不安は税理士にサポートしてもらうことで解決します。
CEOパートナーは自分の需要に合った税理士とマッチングしてくれるサービスです。
多くの起業サポート実績のある税理士を見つけることが出来るので是非活用してみてください。
最初は個人事業主として始める
法人として設立するとなると多くの書類の提出に加え、25万円前後の資金が必要となりますが、個人事業主として事業を始める場合は開業届を税務署に提出するだけで開業できます。
個人として事業を小規模で行う場合には税処理等も簡易的なので、個人事業主から始めることをおすすめします。
しかし事業を大きく展開していく中で法人化をしたほうが良い場合もあるので個人事業主と法人の違いについて理解しておきましょう。
日々学ぶ
今まで自分自身が経験したことであっても、ビジネスにするとなるとより正確な知識やスキルが必要となります。
もちろん事業運営に関しても税金や行政の手続きなど勉強するべきことが多く出てきます。
日々学ぶ姿勢を忘れずに事業を始めましょう。
ちょっと待った!起業する際の3つの注意点
起業する際には抑えておきたい注意点があるので3つ紹介します。
最初から大きく始めない
事業が軌道に乗るまでには数年単位での時間がかかるのが一般的です。
50代で個人事業主から少しずつ事業を始めるのであれば、最初から人を雇う・多額の借り入れを行うといったリスクを取ることはせず、最低限の投資から始めましょう。
自身の健康状態などを考える
50歳にもなると体力や体調にも衰えを感じる年齢ではありますよね。
家事代行やベビーシッターなど、思っていたよりも体力的にハードかもしれません。
自分自身の体力や健康状態を加味したうえで業種を決めましょう。
苦手を仕事にしない
いくら手軽に始められるからと言って自身の苦手な仕事を選ぶのは賢明ではありません。
例えばタイピングが苦手な人がライターを始めるのは難しいですよね。
現在自分自身の得意や好きなことを仕事に出来るようにしましょう。
起業に年齢は関係ない!3つの成功事例
起業に年齢は関係ありません。
事業を成功させるためには誰もが不安なスタートがあり、それでも強い思いが様々な苦難を乗り越えて成功への道を歩むのです。
それは20代での起業も50代での起業も変わりません。
3つの成功例を紹介しますので、どのように起業者が成功していくのかを参考にしてみてください。
成功例①料理教室
発酵おうちごはん講座を主宰している山口さきさんは料理教室を始め、一人での起業から9年、今や年商5000万円の会社へと成功させました。
山口さんは料理教室を運営しているだけでなく、料理教室事業のノウハウを教えるセミナーも実施し、飲食店まで経営しています。
「健康な食事を作るのが得意」というキーワードからビジネスが広がっていく成功例です。
成功例②家事代行サービス
家事代行サービスは時別なスキルがなくても、主婦や母として生きてきた経験が活きる事業です。
少子高齢化が進む現代社会で、家事をすることが難しい高齢者や、共働き家庭などからの家事代行の需要が無くならないことを受け、家事代行サービスが成功している事例が多くあります。
成功例③手作り品の販売
Casa de Luzは、キャンドルの受注販売とオンラインでのキャンドル作りスクールを運営しているネットショップです。
成功しているネットショップの共通点の一つは、SNSを活用したプロモーション活動です。
特にオンラインでは、商品を手に取ることができないため、どのように商品の魅力を伝えるかが非常に重要になります。
SNS投稿の内容やビジュアル、メッセージの発信方法が大きなポイントとなるのです。
さらに、受注販売に加えて、持っている技術をスクールや講座として展開することは、成功している事業者によく見られる事業拡大の手段です。
技術や知識を販売することで、新たな収入源を確保し、ビジネスの幅を広げることができます。
まとめ
ここまでで紹介したように、50歳という経験や知識が豊富な年齢で起業する事はメリットが多いです。
しかし、事業をしていくとなるとすでにやり慣れていることでもより正確に、より丁寧に行う必要があることを忘れないでください。
事業を始めるうえでどんなことを検討していくべきかは事業計画書を参考にしてみましょう。
自分自身で考えていくのが不安であればCEOパートナーで税理士を味方につけて開業の手順をサポートしてもらえるので是非お問い合わせください。
コメント