SNSの普及が止まらないこのご時世で、SNSを活用した集客のコツを知ることは、起業を成功につなげる重要な要素になると言えます。
確かに、世に出回る集客のコツというのはたくさんあり、言葉にすると簡単なようですが実際に運用するのは難易度が高いでしょう。
さまざまな情報の出回るなかで、ここでは本当に成功につながる10のコツをご紹介するとともに、SNSを用いて集客に成功した企業4つの事例、集客におすすめできるSNSの種類とその特徴を詳細に解説していきます。
さらにCEOパートナーという、豊富な経営ノウハウを持ち合わせた専門家とマッチングができるサービスについてもご案内していきますので、無料で経営相談を行いたい方はぜひ最後まで確認していってくださいね。
SNSでの集客を成功させる10のコツ
まずは、SNSでの集客を成功させるコツについて10個紹介します。
- SNSで集客する目的をはっきりさせる
- アカウントのコンセプトを明確に持つ
- 投稿内容に人間味を持たせる
- 共感、笑い、学びのある発信をする
- フォロワー数の獲得を意識する
- ターゲット層に合わせてSNSを選ぶ
- 他のチャネルとの連携を欠かさない
- 閲覧数や反応から試行錯誤を行う
- 口コミやシェア数を増加させる
- 選んだSNSの特徴やアルゴリズムを把握する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
SNSで集客する目的をはっきりさせる
アカウント設計や投稿内容が変わってくるため、集客を行う際は必ず目的を決めましょう。
たとえば、SNSでブランディングをするなら商品の世界観が伝わるような投稿をします。
また、認知度を上げたいならハッシュタグを積極的に利用して多くの人の目に触れるような投稿がよいです。
最初に目的を決めることで、効率的な集客が可能になります。
アカウントのコンセプトを明確に持つ
ターゲットに最短距離で届けるためにも、コンセプトは明確にしましょう。
コンセプトが定まっていなければ一貫性のない投稿内容になってしまい、ターゲットにも刺さりません。
たとえば、「美容男子がほしい情報を届ける」ことをコンセプトに定めれば、投稿内容の軸が定まります。
SNSの中身も美容男子のための情報が集約されているので、後で見返しやすくなります。
投稿内容に人間味を持たせる
投稿内容が機械的で、ことごとく似たようなものになってしまうと誰の興味も惹けなくなってしまいます。
伝えたい情報を投稿するとともに、「私も使ってます!」「昨日ユーチューバーの〇〇さんが△△って話していてびっくりした」など人間味のある内容にしましょう。
SNSを運営するいわゆる「中の人」で人気に火が付くパターンもあります。
他との差別化を図れる部分なので、力を入れてみましょう。
共感、笑い、学びのある発信をする
SNSにおいて、手っ取り早く注目を集める方法が共感や笑い、学びのある発信をすることです。
ユーザーが「面白い!」と思えば、拡散・共有されてさらに多くの人に届きます。
アカウントの認知を重要視するなら、意識してみるとよいでしょう。
フォロワー数の獲得を意識する
フォロワー数が多ければ、それだけ投稿が多くの人に届くことになります。
もちろん、フォローしていない人の投稿も閲覧可能ですが、確実に見てもらうためにはフォロワーを増やすのが有効です。
また、フォロワー数が多いアカウントは、それだけの人数に支持されていることにもなります。
つまり、アカウントの信憑性を上げる役割を果たしているのです。
フォロワーを獲得するには、ユーザーに有益な情報を投稿するのがよいでしょう。
共感、笑い、学びに意識して投稿内容を考えてみてください。
ターゲット層に合わせてSNSを選ぶ
SNSであればなんでもよいわけではなく、商品やサービスとの相性も考えなければなりません。
たとえば、季節の食料品は旬があるので、リアルタイムでユーザーに届けられるX(旧Twitter)がおすすめです。
また、美容品はビジュアルに強いInstagramが向いているでしょう。
ビジネスの種類によって使用すべきSNSは異なります。
まずは、事業と相性のよいSNSを調べてみましょう。
他のチャネルとの連携を欠かさない
SNSは一つに絞るよりも、複数利用する方が集客効果は高いです。
若年層の認知をTikTokやYouTubeショートといった動画で獲得し、X(旧Twitter)やInstagramへの導線を引くなどすれば、あらゆる層の集客ができます。
「X(旧Twitter)はほとんど見てないけどTikTokは毎日のように見ている」など、一つのSNSだけでは取り込めなかった人に商品やサービスがリーチできる点もメリットです。
閲覧数や反応から試行錯誤を行う
SNSに装備されている閲覧数や反応をチェックできる機能を利用して、これまでの投稿に対する分析を行いましょう。
過去の投稿別に、ユーザーからの反応やインプレッションをチェックできます。
「どの投稿が見られているのか」「なぜこの投稿はインプレッションが高いのか」を分析して今後の投稿内容決定に役立ててください。
何度も改善を図るうちに、反応のよい投稿を増やしていけばより注目されるアカウントになるでしょう。
口コミやシェア数を増加させる
商品やサービスに対する生の声や口コミがあると、一気に信憑性がアップします。
飲食店や美容室などでも、口コミや評価が高い店舗を選ぶのは今や当たり前になっています。
口コミやシェア数を増やすには、SNSのハッシュタグ機能を用いたキャンペーンなどを行うのがおすすめです。
ハッシュタグ投稿した方限定のプレゼント企画などを行えば、口コミ投稿へのハードルが下がって多くの口コミが集まりやすくなります。
口コミやシェアをしてくれた方にとって何らかの利益が出るようにするのがポイントでしょう。
また、公式アカウントからの反応があればユーザーから好印象ですので、口コミを自らのアカウントを使って拡散させたり、「いいね」機能やコメント機能などを積極的に活用したりするのも心がけましょう。
選んだSNSの特徴やアルゴリズムを把握する
それぞれのSNSにはどんなユーザーがいて、なにが注目されやすいのかなど特徴や特性を把握しましょう。
また、各SNSのアルゴリズムも重要です。
アルゴリズムとは、ユーザーの行動や市場の動向を予測して最適な商品やサービスを提案してくれる機能のことをいいます。
たとえば、沖縄の観光地についてよく調べている人のSNSに沖縄までの航空券が表示された航空会社の広告が現れるようになるといった具合です。
アルゴリズムを正確に機能させる方法は基本的に公表されていませんが、少しでもアルゴリズムに沿った投稿や施策を行うことが、SNS集客による効果をさらに発揮させることとなります。
ユーザーの潜在的欲求に働きかける機能なので、各SNSのアルゴリズムを意識した対策が欠かせません。
SNS集客のコツを掴んで成功した4つの事例
続いて、実際にSNS集客で成功した例を4つ紹介します。
スターバックスコーヒー
世界的に有名なコーヒーチェーンである「スターバックスコーヒー」は、ブランディングを保つためにSNSに絞って集客を行っています。
また、「インスタ映え」も積極的に取り入れており、おしゃれなメニューにハッシュタグをつけてSNSに投稿しています。
同じ商品を購入したユーザーもハッシュタグをつけてSNSに投稿できるため、一緒に盛り上がることが可能です。
新作や季節限定ドリンクの店舗内テイスティングの告知もSNSで行っており、リアルタイムの情報が知りたいユーザーが多くのフォロワーになりました。
シャープ(SHARP)
大手家電メーカーの「シャープ(SHARP)」では、「X(旧Twitter)の中の人が親しみやすい」と話題になっています。
投稿内容は「さいきん食レポのこと、食リポというようになってきてますよね」「ここまでなんも書かれてない家電はじめて(商品の写真付き)」と企業アカウントとは思えないようなフランクなものばかりです。
いつからか「シャープさん」と呼ばれるようになり、多くの注目を集めるようになりました。
人間らしい投稿により、多くのファンを集めている典型例です。
ウズウズ(UZUZ)
若年層向けの転職サポートを行っている「株式会社UZUZ」は、YouTubeによって集客を成功させました。
代表を務める岡本啓毅氏自らがYouTubeチャンネルを立ち上げて、転職ノウハウや模擬面接の様子などを動画でアップしています。
若年層の就職活動に寄り添ったコンテンツが多く、若い就活生から多くの支持を集めています。
転職のプロから見た有益な情報を、若者が親しみやすい動画に変換して発信している点が成功の要因でしょう。
ネスタリゾート神戸
兵庫県にある複合リゾート施設「ネスタリゾート」は、SNS上でキャンペーンを実施しています。
降水確率に応じた特典チケットを配布したり人気アニメとのコラボ企画を告知したりして多くのユーザーの興味を集めることに成功しました。
また、「#japan」「#kobe」といったハッシュタグを積極的に活用しています。
インバウンド需要も見越し、外国人観光客の誘致にも目を向けています。
集客におすすめのSNSの種類と特徴
集客方法はSNSによって異なります。
それぞれの特徴を確認して自社にマッチするSNSを選びましょう。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)はテキストがメインのSNSであり、拡散力の高さが最大の特徴です。
影響力のあるユーザーが投稿をリツイートすれば、一気に数10万~100万人もの人が目にすることもあります。
手軽なSNSで多くの人が利用しているため、認知度を高めるには最適でしょう。
投稿のファンが増えれば商品・サービスにも注目が集まるため、BtoB商材を扱う企業やメーカーと相性がよいです。
X(旧Twitter)の特徴
- 20~40代のユーザーが多い
- リツイート機能で多くの人に拡散できる
- 投稿文字数は140字まで
- リアルタイムの情報が手に入りやすい
写真やショートムービーなど、ビジュアルがメインのSNSです。
拡散力はX(旧Twitter)ほどないものの、画像や動画で独自の世界観をアピールできます。
ただし、投稿にURLを貼り付けることはできないのでご注意ください。
美容・健康商品やアパレルといった見た目を重視する商品と相性がよいです。
Instagramの特徴
- 10~30代のユーザーが多い
- 画像や動画などビジュアルがメイン
- ストーリー機能を使えば、さらにビジュアル重視の投稿が可能
- ライブ配信ができる
YouTube
動画を投稿するといえばYouTubeを真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。
昨今は数十秒のショート動画の投稿も可能なので、より手軽にユーザーにリーチしやすくなっています。
クオリティの高い動画を投稿するには、動画編集の技術が必要です。
動画自体で収益化もできるので、スキルを身に付けたり外注に頼んだりと動画編集に投資をするのも有効でしょう。
英会話やプログラミング、楽器演奏など動きを見ながらレクチャーするには最適です。
YouTubeの特徴
- 幅広い年代で使われている
- 動画投稿メインのSNS
- ショート動画の投稿も可能
- 動画自体に収益化のチャンスがある
LINE
連絡手段として多くの人が利用しているLINEも、有効な集客手段です。
他のSNSに比べると拡散力はないものの、アカウント登録者に直接情報を発信できます。
メルマガの役割を果たすことも可能で、他のSNSのように情報が埋もれづらい点も特徴です。
キャンペーン情報を流しやすいので、店舗系ビジネス等が向いています。
LINEの特徴
- 幅広い年代で使われている
- 日本人の利用が圧倒的に多い
- 他のSNSに比べて情報が埋もれづらい
全世界で最も利用者の多いSNSがFacebookです。
基本的に実名で登録するのが大きな特徴で、信憑性のない情報が出回ることや誹謗中傷を受けることは少ないでしょう。
経営層や役員クラスの使用が多いので、BtoB商材や新ビジネスなどを拡散したい際に利用するとよいです。
Facebookの特徴
- 30~50代のユーザーが多い
- ビジネス色が強い
- 実名登録なので、情報の信憑性は高い
TikTok
ショートムービーがメインのSNSです。
圧倒的に若者の利用が多く、レコメンド機能で投稿が表示されるのでユーザーが求めている商品やサービスが届きやすい仕組みになっています。
流行りの音楽やダンスを積極的に取り入れた投稿に人気が集まっているのも特徴です。
流行りに上手に乗ることができれば爆発的に注目され、いわゆる「バズる」状態になることも。
動画で紹介しやすいアパレルや化粧品、食品などが相性がよいとされています。
TikTokの特徴
- 若年層の利用者が多い
- エンタメ色が強い
- 流行り廃りが激しい
SNS集客のコツも相談可能!CEOパートナー
最後に、SNS集客を含めた事業運営におすすめのCEOパートナーというサービスを紹介します。
おすすめ理由は以下の3つです。
- 経営ノウハウの豊富な専門家とマッチング
- 業種に合わせた集客のコツを伝授
- 起業成功に欠かせない資金調達もお任せ
経営ノウハウの豊富な専門家とマッチング
CEOパートナーは、悩める経営者と優秀な税理士とをマッチングさせる事業を行っています。
紹介される税理士は、過去に多くの経営者のサポートを行ってきました。
経営に関するノウハウも幅広く、多方面からのアドバイスが可能です。
事業運営の悩みがあれば、ぜひ相談してください。
業種に合わせた集客のコツを伝授
集客方法についてもあらゆるコツを携えています。
SNSはもちろん、ネット広告や紙広告など業種に合わせて提案可能です。
「集客をしたいけれどどの広告方法がベストなのか分からない」という方も多いでしょう。
そんなお悩みも解決してくれます。
起業成功に欠かせない資金調達もお任せ
紹介される税理士は、資金調達の提案にも長けています。
なぜなら、資金調達の方法の一つでもある創業融資は、CEOパートナーからご提案する税理士法人の得意分野だからです。
創業融資に対する相談を毎月1,000件以上受け付けるという、まさに実力派の税理士法人とマッチングが叶うのです。
これまでの事例やノウハウを活かし、それぞれの事業者に最適な資金調達の方法も提案可能です。
ぜひ一度問い合わせてみてください。
まとめ
SNSを使って集客するには、あらゆるコツが必要です。
挑戦しようという方は、自身の事業や商品、サービスがどのSNSに向いているか見極めてから始めましょう。
そのうえで、成功事例やメリット・デメリットを把握しながら運用するとよいです。
どの方法がよいのかわからない方は、CEOパートナーに相談してください。
事業内容をある程度固めておくことで、最適な集客方法や経営方法をスムーズに提案してくれます。
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