近年、起業を夢見る学生の数は増えていると言われています。
この記事にたどり着いたあなたも、起業することで人とは違う人生を歩みたいと考えているのではないでしょうか!
学生が起業することは珍しい・危険だと思われがちですが、実は学生の起業はリスクが低く、挑戦するにはもってこいの時期だと言えます。
少しでも起業に興味を持つ学生のあなたの後押しができるよう、今回は学生起業のやり方やメリットデメリットのご紹介、そして実際に学生時代に起業を成功させた先輩たちの事例、学生ならではの知っておきたい成功ポイントなど、学生起業に欠かせない情報を盛りだくさんにご提供していきます!
学生起業家の成功例としてメディアに取り上げられるのは、次はあなたかもしれませんよ。
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学生起業のやり方
学生起業をスムーズに実現させるには、段階を踏んで準備を進めていくのが効果的です。
ここでは学生起業のやり方を順を追って説明していきましょう。
起業する目的を明確にする
学生とは言え、ノリと思い付きだけで起業するのは望ましくありません。
エイヤーで行動に移せるのは学生ならではの強みでもありますが、起業の目的は予め明確に持っておきましょう。
起業する理由が「ただ起業したいから」では後からモチベーションの維持が難しくなってきます。
起業を通して、世の中にどんな影響を及ぼしたいのか?を深く考えることが大切です。
関連記事:挑戦するか否か!起業のきっかけ大全集!100%リアルな実態大公開
ビジネスアイデアを考える
目的がはっきりしたら、その目的を叶えるためのビジネスアイデアを考えます。
社会経験が少ない分、世間への凝り固まった概念がないために、学生ならではの斬新なアイデアがウケる可能性が高いです。
ただ自分のやりたいことを叶えるアイデアではなく、その影響力は大きくも小さくも、何かしらの形で社会に貢献できるビジネスアイデアを考えることが大切です。
関連記事:起業アイデアは出し方にコツあり!誰でも起業できる4つのアイデア例
事業計画書を作成する
ここから具体的に、起業に向けた事務手続きのような地道な作業が始まります。
事業計画書とは、事業内容や財務計画などを具体的に示した書類となります。
ビジネスアイデアを視覚的にまとめる手段になる上、もし資金調達を検討しているなら、投資家や金融機関へ提出の必要がある書類となります。
学業も頑張っている学生にとって、事業計画書の作成はかなり足手まといな存在となるでしょう。
実は事業計画書の作成は、専門家に頼ることで効率よく進み、嬉しいことに資金調達の成功率がアップします。
起業に強いプロの税理士を頼れる「CEOパートナー」は、事業計画書の作成から資金調達の成功まで、一貫してサポートを行なう、学生起業を目指すあなたにぜひチェックしてほしいコンサルティングサービスです。
相談は完全無料なので、お金のない学生にもってこいの、安心して頼れるサービスとなっています。
関連記事:事業計画書の作成費用は10万円から!無料相談ならCEOパートナー
ヒトモノカネを準備する
起業にはヒトモノカネが欠かせません。
事業計画書を通して明確になった人員配置や必要なモノ、必要資金を着々と集めていきましょう。
ただしできれば、学生起業にはなるべくヒトモノカネが必要ない事業内容を選ぶのがポイントです。
特に学生の資金調達については容易ではありませんが、クラウドファンディングやVC・エンジェル投資家からの出資など、返済必要のない資金調達手段もありますので、さまざまな方法を検討してみましょう。
関連記事:資金調達の返済不要案件は使っていい?4つの安全な調達方法を知ろう
起業の手続きを行なう
準備が整うと、最後に必要な手続きを行ないます。
法人起業か個人事業主としての起業か、どちらを選択するかによって手続き内容は異なります。
手続きが簡単に済むのは個人事業主としての起業です。
個人的には、学生起業の規模であれば、個人事業主としての起業で十分ではないかと考えます。
事業の成長段階で、途中で法人に切り替えることも可能ですので、まずは個人事業主として起業することをおすすめします。
関連記事:【起業】個人事業主2年目の私が教える開業手続き・ステップ
学生起業のメリットデメリット
学生起業はメリットが多いと言えます。
というのも、人生において最も大きな挑戦をしやすい時期だからです。
ただしもちろんデメリットも存在するため、両方を知っておくのが後悔を防ぐ上で賢い判断となります。
一つずつ見ていきましょう。
自由に使える時間が多い
大学生に言えることですが、「人生の夏休み」という言葉があるほど、自由に使える時間が多いと言えます。
平日でも授業のない日は珍しくないでしょうし、授業のある曜日でも、午前だけ・午後だけなどと、全日を学びに使う日が少ないのが一般的な大学生の実態です。
空いた時間を有意義に使うためにも、起業を選択して何かに挑戦するのは非常に効果的なのです。
関連記事:ブーム到来!起業する若者が増えた背景には3つの理由があった!
学校をうまく活用できる
学校には図書室やパソコン室など、自由に作業できる場所が充実しています。
また、起業を応援してくれる仲間や、手伝ってくれる仲間を集めやすい場でもあります。
なかには起業の支援制度を用意する学校も。
支援制度がなくても教師や教授といった、身近に相談できる大人がいるのも魅力的な場所なのです。
関連記事:起業・独立お悩み相談所「その悩み、経験者の私が答えます」
投資家の注目を集めやすい
学生起業家は投資家から注目を集めやすいです。
なぜなら社会人起業家よりも若い視点からの斬新なアイデアを持っている可能性が高いと同時に、若い頃から目を付けておくことで、将来的に自身に大きな利益を与える起業家へと成長してくれるかもしれないからです。
半人前として見てもらえるため、社会に出てから起業するよりも、ビジネスについて一から教えてくれる大人と出会える可能性も高いです。
関連記事:起業で投資してもらいたい!投資家と出会える4つのマッチング方法
失敗しても評価につながる
学生のうちの失敗は、何でも挑戦した過程への評価につながりやすいです。
もし仮に起業してうまくいかず、結果的に企業就職の道を選んだとしても、面接で起業経験について語ることは、興味を持ってもらえるだけでなく、挑戦したという大きなプラス評価になります。
失敗しても、その失敗自体を前向きに評価されやすいのが、学生起業の魅力です。
関連記事:再挑戦支援資金4つの現実と攻略方法|借金ありでも次こそ成功を掴め
資金調達が難しい
学生は社会人と比べて財力がない上、社会的信用もないため資金調達に苦労しやすいです。
特に金融機関からの借入を検討している場合は、他の手段も検討したほうがよいでしょう。
日本政策金融公庫など、個人の信用度に関係なく積極的に融資してくれる機関もありますが、学生の場合だと借入できる金額はそれほど高くないと言えます。
学生のうちから返済負担を考えるのも大変なことですので、できれば資金調達の必要ない事業を選ぶか、もしくはクラウドファンディングや投資家からの出資など、返済必要のない調達手段を積極的に採用していくのがおすすめです。
関連記事:資金調達は5種類!高額・スピード・返済不要の資金調達TOP3
学業が疎かになる可能性
いざ事業をスタートさせると、安定するまではかなり忙しい日々を送ることになるかと思います。
市場調査や顧客対応、サービスの改善、商品準備や販売など、やることはたくさんあります。
学生は学業が本業と言えますので、起業に夢中になるあまり、学業が疎かになってしまう可能性があります。
実際に学生時代に起業した人は、途中で退学を選ぶケースも珍しくありません。
退学した上、起業も失敗となると何も残らないというリスクは頭の片隅に置いておく必要があります。
関連記事:独立してうまくいかない原因4つを大解説!これだけ意識すれば失敗知らず
友人と過ごす時間が減る
遊び盛りとも言える大学時代ですが、起業して忙しくなると、とても遊びの時間を作れず友人と過ごす時間が減ってしまうでしょう。
早くに事業が安定すれば後から時間もお金も付いてくる、最良の状態になると言えますが、なかなか簡単にいかないのが現実です。
起業するなら、自由に飲み会に出向いたり、休日にゆっくりと旅行に出かけたりする暇はないと覚悟しておいたほうがよいです。
学生起業の成功例
学生起業で成功したいなら、先輩の成功例をもとに、ビジネスアイデアや行動の仕方のヒントを得るのが効果的です。
ここでは学生起業家として成功を収め、現在も活躍中の3人の先輩起業家たちの事例をご紹介していきましょう。
オンラインショップ「BASE」|鶴岡裕太さん
大分県出身の鶴岡裕太さんは、東京工科大学在学中にオンラインショップの開設サービス「BASE」を立ち上げた起業家です。
学生時代からエンジニアインターンとしてクラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE」での経験を積み、家入一真氏との出会いをきっかけに「BASE」のプロジェクトを開始しました。
2012年11月にサービスをリリースし、わずか1カ月で1万店舗の開設目標を達成。
2012年12月にはBASE株式会社を法人化し、著名な投資家からの支援を受けて事業を拡大しました。
起業家としての鶴岡さんの挑戦は、即時決済審査の実現や決済会社との提携による新しい「BASE」の構築など、革新的な取り組みに満ちています。
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レシピ動画「クラシル」|堀江裕介さん
群馬県出身の堀江裕介さんは、慶応義塾大学在学中の21歳で料理レシピ動画サービス「クラシル」を立ち上げた起業家です。
彼は、自身の観察能力を活かし、日常で得たアイデアをビジネスに昇華しました。
もともとは別事業を行なっていましたが、初期段階で直面した収益化の問題を解決するために料理市場へと目を向け、動画との掛け合わせによって新しいサービスの提供へと事業転換を行ないました。
この戦略により、クラシルは急速に成長し、レシピ動画数で世界一のサービスへと成長。
堀江さんは、孫正義氏を超えるという野望を持ち、ソフトバンクとのパートナーシップを実現しました。
クラシルの成功には、彼のリスクを恐れない姿勢と、ビジョンに対する強い信念が大きく貢献しています。
関連記事:独立戦争に勝ち残れ!成功率を爆上げする9の掟!チート級独立攻略法
サロンモデルハント「Coupe」|竹村恵美さん
静岡県出身の竹村恵美さんは、立教大学文学部在学中にサロンモデルを確保するWebサービス「Coupe」を立ち上げた起業家です。
もともとはアナウンサーを目指していましたが、学生時代に参加したインターンシップがきっかけでプログラミングを学び、2013年11月に美容師の友人のモデルハントの課題を解決するため「Coupe」を立ち上げました。
従来、モデルハントは街中での声掛けが主流でしたが、Web上でサロンモデルを探せることで美容師の時間短縮に貢献し、日本一サロンモデルが集まるサービスに成長。
サイバーエージェントベンチャーズからの出資を受け、現在は「Coupe Magazine」と動画プロフィールサイト「Onp」も運営しています。
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学生起業の成功ポイント
学生起業で成功するには、学生ならではの抑えたい成功ポイントがあります。
これは先ほど3章で紹介した先輩起業家たちにも共通するポイントでもあります。
確認していきましょう。
初期投資の必要ない事業を選ぶ
社会人に比べ財力の少ない学生が起業するには、初期投資が少なくて済むビジネスモデルを選択することが賢明です。
例えばオンラインサービスやデジタル商品の提供など、物理的な店舗や大量の在庫を必要としない事業を選ぶことで、スタートアップコストを大幅に削減できます。
関連記事:起業をリスクなしでするならWeb関係!会社・店舗なしで気軽に起業
小さく始める
スモールスタートとも言いますが、学生で起業するならなるべく一人でできるような小規模な事業から始めることをおすすめします。
なぜなら、初めから従業員を抱えるような規模の事業をスタートさせてしまうと、学業と両立しながら学生が責任を持ち、作業を担当するのは無理があるからです。
学生だからこそ仲間と始めたほうがいいのでは?と考えがちですが、考えや方向性が合わなければ、それだけで事業失敗の大きな要因となってしまいます。
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学生をターゲットにする
自分と同じ学生をターゲット市場とすることで、ニーズや関心事を深く理解しやすく、マーケティング戦略や製品開発に活かすことができます。
同世代の学生は交流しやすく、初期の顧客基盤を形成しやすいため、学生起業家にとって理想的なターゲットとなります。
関連記事:独立前にチェック!市場で求められる5つのスキルと学び方
インターンやビジコンに参加する
インターンシップやビジネスコンテストへの参加は、実践的な経験が積めるとともに、業界内でのつながりを築き上げる絶好の機会となります。
参加経験を通じて若くしてビジネススキルを磨き、将来の事業に役立つアイデアや着眼点を習得することができます。
社会人経験がなくともビジネスマナーを身に付けられる機会ともなり得ます。
また、メンターや投資家との出会いが起業の成功につながることもあります。
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専門家に相談してみる
専門家を頼ることで、学生には難しい資金調達の壁などを乗り越えられる可能性が大いにあります。
金融機関からの借入や投資家からの出資を検討するとき、内容の充実した事業計画書の提出により、ビジネスの実現性を全面的にアピールする必要があります。
資金調達を成功させる上で、おすすめなのは「CEOパートナー」です。
無事に資金調達が成功するまでは費用が発生することはありません。
さまざまな境遇にある起業家の事業立ち上げを支えてきたプロの税理士陣の力で、学生起業を成功させる第一歩を一緒に踏み出してくれる強力なパートナーとなります。
実際に、若い層だと高校生で起業を夢見る方からの相談もあるようです。気軽にチェックしてみてくださいね。
関連記事:起業・会社設立に税理士は必要!無料相談ならCEOパートナーがおすすめ
学生起業のよくあるQ&A
学生起業の例は、社会人と比べると少ないことからどうしても不安は多いことかと思います。
ここでは学生起業におけるよくあるQ&Aをまとめてみました。
恐らくあなたの気になる情報が詰め込まれているはず。要チェックですよ。
学生起業で成功しやすい職種は?
学生起業には次の5つの職種が向いています。
- Web制作
- アプリ開発
- 動画編集
- ネットショップ運営
- マッチングビジネス
それぞれに共通するのは、どれもオンライン上で展開できるというところです。
どれもITスキルが必要にはなってきますが、学生にはスキル習得の時間は十分に確保できるはずです。
ITスキルといってもプログラミングがすべてではなく、動画編集なら動画編集スキル、Web制作といっても、私のようなWebライターであればライティングスキルとWordPressのスキルがあればサイト制作は可能です。
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学生起業に向けて身に付けたいスキルは?
最低限、事前に身に付けておきたいのは「ビジネスマナー」でしょう。
そして、プラスアルファで学習をおすすめするのがプログラミングスキルです。
学生起業で成功しやすい職種はオンラインサービスが中心となりますので、なるべくコストを抑えるにはどうしても自身でプログラミングできるスキルが必要になります。
また、ビジネススキルも挙げられがちですが、ビジネススキルといっても幅広いためキリがなく、学生なら実際に起業してみて身に付けていくのもありだと思います。
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学生起業に有効な資金調達手段は?
学生は金融機関からの借入よりも、VCやエンジェル投資家からの出資やクラウドファンディングなど、返済不要の資金調達手段を検討しましょう。
借入するには社会的信用が低く、また、借入に成功したとしても学生が返済負担を抱えるのは金銭的にも精神的にもしんどくなってしまいます。
返済不要の資金調達手段を検討、もしくは初めから初期投資の必要ない事業を選ぶようにしましょう。
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学生起業は法人?個人事業主?
個人事業主としての起業が断然おすすめです。
なぜなら、法人としての起業は手続きが煩雑であり、手続き自体に費用が発生してしまうからです。
学生が管理するには大変で、失敗したときに何かと面倒なのも、法人起業を避けるべき理由です。
学生でありながら会社を持つというのは確かに憧れますが、個人事業主として事業がある程度成功してからの法人化の検討をおすすめします。
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学生起業の成功率は?
学生だけに焦点を絞ったデータは残念ながら存在しませんが、中小企業庁の「中小企業白書」から確認できるデータによると、起業5年後の生存率は81.7%とわかります。
10年後は生存率72%という結果も出ており、意外にも高いと言えるのではないでしょうか。
データには個人事業主も含まれるため、学生起業に多い個人事業主としての起業においても、一つの指標として参考になります。
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学生起業でどのくらい稼げる?
学生起業家の所得について集計されたデータは残念ながら確認できませんが、日本政策金融公庫の調査内容などから予想するに、20歳~29歳の若手起業家の平均年収は300万円前後と言えます。
月収換算すると25万円となりますので、厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査結果」からわかる大卒の平均初任給22万5,400円と比べ、少し上回る金額と言えますね。
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まとめ
起業したい学生の皆さんには、ぜひ怖がらずに挑戦していただきたいと個人的に思います。
人生で一番自由に使える時間とリソースが充実している学生時代こそ、これからの人生でタイミングがいつ現れるかわからない大きな挑戦に踏み出すのは、非常に賢明な判断なのではと考えます。
社会人になってからの起業は、失敗したあとの金銭的リスクはもちろん、再就職することの難しさや、家族がいれば守らなければならないものが増えて、どうしても慎重になってしまうのが現実です。
しかし学生のうちは、むしろ失敗は評価につながるなど、非常に前向きに起業に取り組める貴重なタイミングなのです。
もちろん成功を目指して行動しますが成功したらラッキー、失敗しても経験を糧に進路につなげて、どんどんあなたの歩みたい人生を形にしていってくださいね。
学生起業家デビューして、世の中がアッと驚くビジネスがあなたの手によって実現されることを楽しみにしています。
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