創業融資には自治体特有のものがあり、低金利かつ、自治体ならではのサポートが受けられることから、実際に利用する創業者の方は多くいます。
お探しの兵庫県にも、独自の創業融資制度が存在しています。
今回は兵庫県で受けられる創業融資をいくつかご紹介するとともに、兵庫県が新規に創業する方向けに用意している制度融資を3種類、概要を解説していきます。
併せて兵庫県の創業融資で審査通過するコツと、確実な審査通過のためには活用を検討したい専門家のサービス「CEOパートナー」について案内していきますので、少しでも負担の少ない方法で希望額を手に入れたい方は、最後までチェックしていってくださいね。
創業融資は兵庫県で受けられる！
兵庫県で創業融資を受けるには、方法として3つの選択肢があります。
- 兵庫県の制度融資を活用する
- 日本政策金融公庫の兵庫県内の支店を頼る
- 兵庫県の信用金庫を頼る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
兵庫県の制度融資
地方自治体が中小企業や個人事業主のサポートとして用意している融資を「制度融資」と呼びますが、兵庫県にも制度融資が存在し、開業支援として3つの制度が用意されています。
制度の詳細はのちほど2章で紹介していきますが、大きな特徴としては最大で3,500万円の融資を、低金利で借入可能となっています。
開業支援の目的以外にもさまざまな制度融資が用意されていますので、将来的に事業を始めたあとでも頼りやすいと言えます。
兵庫県の制度融資一覧はこちら
関連記事：起業家必見！地方での成功に欠かせない5大支援制度と成功例をご紹介
日本政策金融公庫の兵庫支店
日本政策金融公庫は、国が支援する金融機関として、中小企業や個人事業主に対する安定した金融サービスを提供しています。
特に新規開業者向けの「新規開業資金」がよく利用され、税務申告を2期終えるまでに申請すれば、無担保・無保証で最大7,200万円の融資を受けることができます。
新創業融資制度については、2024年3月1日に終了しており、新創業融資制度を用いずとも無担保・無保証が各種融資に自動的に反映される形となりましたので、注意してください。
兵庫県にも支店がありますので、気になる方は窓口まで問い合わせてみましょう。
日本政策金融公庫の支店検索はこちら
兵庫県の信用金庫
兵庫県内の信用金庫もまた、地元経済のサポートに積極的に取り組んでいます。
特に地域に根ざした事業に対する理解が深く、地元の中小企業や個人事業主が利用しやすい条件を提供していることが特徴です。
顧客との密接な関係を生かし、柔軟な融資制度を提供することで、地域特有のニーズに応えています。
限度額や金利など、具体的な概要は信用金庫ごとに異なりますので、お近くの信用金庫まで創業融資について問い合わせてみることをおすすめします。
創業期に活用できる制度融資
兵庫県の制度融資には、新規開業者向けの制度が3種あります。
- 新規開業貸付
- 新規開業貸付-経営者保証免除貸付
- 再挑戦貸付
対象者や限度額、担保や保証など、条件が少しずつ異なります。
解説を見ていきましょう。
新規開業貸付
1つ目の制度として、新規開業貸付を紹介します。
一覧で概要を見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 新規開業貸付 |
| 対象者 | ①これから開業する個人・法人 ②「経営・管理」の在留資格取得予定の外国人 ③事業開始から5年未満 |
| 限度額 | 3,500万円 |
| 利率 | 1.0%（固定利率） |
| 融資期間（据置期間） | 10年（1年） |
| 資金使途 | 設備資金・運転資金 |
| 信用保証 | 必要 |
| 保証人・担保 | 保証協会の定めによる（第三者保証人は不要） |
兵庫県の制度融資としては一番ノーマルな立ち位置となる制度です。
限度額は3,500万円と比較的高額で、別途信用保証料がかかりますが、利率は1.0％の固定利率と、負担が少なくわかりやすい形式がとられています。
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新規開業貸付-経営者保証免除貸付
2つ目にご紹介するのが新規開業貸付を、経営者保証を付けずに融資できるようにした「経営者保証免除貸付」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 新規開業貸付-経営者保証免除貸付 |
| 対象者 | ①新規開業貸付の要件を満たす法人 ②税務申告1期を終えていない場合、創業資金総額の1/10以上の自己資金を有する |
| 限度額 | 3,500万円 |
| 利率 | 1.0%（固定利率） |
| 融資期間（据置期間） | 10年（1年） |
| 資金使途 | 設備資金・運転資金 |
| 信用保証 | 必要（創業関連保証の信用保証料率に0.2%上乗せた保証料率） |
| 保証人・担保 | 不要 |
創業前、もしくは税務申告を1期終えていない法人に関しては自己資金要件が必要とされますが、満たすことで経営者保証を必要とせず新規開業貸付を受けることができます。
代わりに信用保証料率が0.2%上乗せとなる点に注意しましょう。
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再挑戦貸付
3つ目が再挑戦貸付です。
制度名の通り、廃業歴のある方の再起業を支援する制度となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 再挑戦貸付 |
| 対象者 | ①経営状況の悪化による事業廃止・解散歴があり、適正な事業計画による再起業を目指す方 ②再起業から5年未満 |
| 限度額 | 2,000万円 |
| 利率 | 1.0%（固定利率） |
| 融資期間（据置期間） | 10年（1年） |
| 資金使途 | 設備資金・運転資金 |
| 信用保証 | 必要 |
| 保証人・担保 | 保証協会の定めによる（第三者保証人は不要） |
あくまでも廃業から再挑戦することへの支援を目的とした融資ですので、新会社設立のための株式取得資金は対象となりません。
また、廃業理由はやむを得ないものであることがポイントで、自主的廃業など、経営状態の悪化が理由でない場合は対象として認められません。
再挑戦貸付は新規開業貸付との併用が可能ですので、該当する方は併せて検討することをおすすめします。
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兵庫県の創業融資に審査通過するコツ
十分な融資限度額かつ、比較的低金利で融資希望者にとってやさしい兵庫県の制度融資ですが、兵庫県で創業するなら誰でも受け取れる、というわけではありません。
もちろんですがしっかりと審査が存在し、通過しなければ融資は受けられません。
ここでは兵庫県の創業融資の審査に通過するコツを3つ挙げていきますので、ぜひチェックしていってくださいね。
事業計画書の作成に一番力を入れる
創業融資の審査において、事業計画書は最も重要な書類の一つです。
計画書には、事業の目的、市場分析、販売戦略、収益予測など、事業が成功するための具体的な計画が詳細に記載されている必要があります。
特に、市場のニーズにどう応えるか、競合とどう差別化を図るかを明確にすることが重要です。
計画書の内容が具体的で現実的であるほど、融資の承認確率が高まります。
面談対策も忘れずに行なう
制度融資の申請過程には、自治体や金融機関との面談が含まれることが多いです。
面談では、事業計画の説明だけでなく、創業者の情熱やビジョンを伝えることが求められます。
面談前には、一般的な質問への回答を準備し、自身のビジネスプランに自信を持って臨むことが大切です。
質問には正直かつ具体的に答えるように心がけてください。
日本政策金融公庫との併用を検討する
兵庫県の創業融資制度と併せて、日本政策金融公庫の融資制度の利用も検討する価値があります。
日本政策金融公庫は、特に新規事業者に対して低利の融資を提供しており、条件によっては他の金融機関よりも有利な条件で資金を得ることができます。
両方の融資を上手く組み合わせることで、より多くの資金を安定して調達することが可能になる場合があります。
審査通過率の確実アップならCEOパートナー
さらに審査通過を確実なものにしたければ、創業融資のコンサルティングサービス「CEOパートナー」を頼ることをおすすめします。
CEOパートナーは創業融資の豊富なサポート実績を持つ税理士との強固な連携を築いていて、問い合わせたその日中に税理士とマッチング、一人ひとりに合わせた適切なサポートが叶います。
ここではCEOパートナーが審査通過率をアップさせてくれる理由を、3つご紹介していきましょう。
税理士が兵庫県と連携を取りながらサポート
CEOパートナーでは、経験豊富な税理士がチームの一員として加わり、融資申請の過程を丁寧にサポートします。
税理士は兵庫県の融資担当者と綿密に連携を取りながら、融資の審査基準に適合する必要書類の作成や面談対策、事業開始後の税務のアドバイスを行います。
特に正確で透明性の高い財務計画が固められているかどうかで、融資の承認率を大きく左右するため、このサポートが非常に重要です。
あなたにぴったりの融資制度を提案
CEOパートナーでは顧客の事業内容や資金需要を詳細に分析し、最適な融資制度を選定します。
兵庫県内外のさまざまな金融機関との広範なネットワークを活用し、事業の規模や段階に応じた最良の融資制度を提案。
ご自身で融資制度を探して一つひとつ比較検討する手間といった不必要な負担を避けつつ、事業の成長に必要な資金を確保できます。
関連記事：スタートアップが活用すべき創業融資4つの制度と成功の秘密
事業計画書から面談対策まですべてお任せ
事業計画書の作成から融資申請に伴う面談準備まで、CEOパートナーが全面的にバックアップします。
事業計画書は特に、事業のビジョンや市場での位置づけ、財務計画など、金融機関が融資判断を下す際の重要な要素を把握する税理士が網羅的にアドバイス、確認を行ないます。
また、面談では事業主が金融機関の担当者に直接事業計画を説明する機会があるため、その準備と練習も専門的な視点を通して徹底的に行ないます。
関連記事：資金調達のサポートはプロに！資金調達の体験談3つも大公開
まとめ
兵庫県での創業予定があるなら、創業融資は兵庫県の制度を活用するのがおすすめです。
「新規開業貸付」「新規開業貸付-経営者保証免除貸付」「再挑戦貸付」の3つがこれから創業予定の方が活用できる兵庫県の制度融資ですので、それぞれの特徴を把握した上で、利用を検討してみましょう。
また、審査通過にはご自身でコツを抑えて準備を進めていくのも大切ですが、CEOパートナーなどといった専門家を賢く頼って対策を行なうのが一番効果的と言えます。
特に創業初心者が一人で審査対策できるケースは少ないですので、サポート実績の豊富な税理士を味方に付けて審査通過を目指しましょう。
兵庫県で創業予定のあなたが、無事に兵庫県で活躍・成功を握られることを心から応援しています！
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