名古屋市で受けるべき3つの創業融資と4つの助成金

日本3位の市の人口を誇る名古屋市。
そんな名古屋市は非常に飲食店も多く、またトヨタ自動車のお膝元ということもあり自動車産業が盛んな都市です。
そして名古屋には起業する方も多くいます。
理由としては先ほどお伝えしたように飲食店が多く自動車産業が盛んだということが挙げられます。
ひつまぶしをはじめ、名古屋コーチンなどのいわゆる「名古屋めし」と言われるものが存在し、観光客向けに飲食店を始める方も多くいます。
今回はそんな名古屋市で起業を考えている方を対象とした創業融資や助成金を紹介していきます。

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目次

1:名古屋市で受けられる3つの創業融資

名古屋市は中部・東海地方における行政や文化、経済の中心を担い、人流・物流の往来が盛んであることから、起業するにあたって最適な場所であると言えます。
そのため、創業融資に関しても手厚いサポートを受けることが期待できます。

1-1 名古屋市信用保証協会の創業支援

「信用保証協会」は、中小企業の事業者が金融機関から借入をする際、公的な保証人として融資を受けやすくすることを目的とした公的機関です。
現在、全国に51の信用保証協会があり、名古屋市信用保証協会は、市内の約4割の事業者が利用しているとされています。
創業支援に関しては、創業前の悩み相談、創業に向けてのお手伝い、創業後のフォローに至るまで、無料でサポートを受けることができます。

1-2 名古屋銀行の創業支援

市内の公益財団法人や商工会議所と連携し、創業準備に関する相談等を包括的にサポートしています。
資金調達については、「名古屋銀行スタートアップローン」と称し、愛知県信用保証協会ならびに、前述の名古屋市信用保証協会と連携して融資事業を行っています。
その際の事業計画や資金契約の策定については、日本政策金融公庫と提携しているようです。

1-3 愛知信用金庫の創業支援特別ローン

2017年から行われている当信用金庫の融資制度です。
6か月以内に事業開始予定の方、創業後2年以内の事業者が対象となっており、融資限度額は500万、融資利率は5%となっております。
他の融資条件として、「現在お住いの住所に2年以上居住していること」と定められていることから、名古屋市内に移住して起業を検討している方ではなく、元々市内かその近隣に住まわれている方向けと言えるでしょう。

関連記事:創業融資に強い銀行は信用金庫!1,000万円の融資も夢じゃない

2:名古屋市でもらえる4つの助成金

名古屋市で貰える助成金を幾つかピックアップしてみました。
既に募集期間が過ぎているものもありますが、いずれも毎年定期的に実施されていますので、興味のある方は今のうちに内容を確認して、準備を進めていきましょう。

2-1 名古屋市スタートアップ企業支援補助金

新たに創業する方は勿論、創業後5年以内の中小企業者で、新しい取り組みにチャレンジされる方を対象に、対象経費の3分の1(最大100万円まで)が補助されます。
今年度は、第1期目の募集が4月3日から5月10日、第2期目の募集が7月3日から8月10日にかけて行われました。
募集期間が短く、採択率が2~3割前後であることから、初めての方にとっては難易度は少し高いかもしれません。

2-2 ものづくり企業技術・販路マッチング支援事業

公益財団法人名古屋産業振興公社が行っている事業です。
製造業を中心とした企業とのマッチングサービスを行う、リンカーズ株式会社と連携し、同社が提供する大手企業等の技術募集情報(発注案件)を無料で閲覧、申し込むことができます。
また、オンライン展示会等の出展支援も無料で受けられるほか、マッチング伴走支援として、マッチング候補企業の選定、面談の設定など、原則無料で受けることができます。
出店支援は15社程度、マッチング伴走支援は10社程度となっており、いずれも書類選考が必要です。

2-3 中小企業デジタル活用支援補助金

デジタル技術を活用した販路開拓や生産性の向上等により、経営課題の解決を目指す事業者に対し、導入経費の一部を補助する制度です。
通常枠とロボット枠(産業用ドローンが対象)に大別され、通常枠は補助率1/2(10~100万円以内)、ロボット枠は1/4(10~500万円以内)の補助が受けられます。
今年度は6月1日から7月31日までが申請期間となっており、8月中に審査が行われます。
9月から来年1月にかけて、交付の決定及び補助対象事業の実施、補助金の交付は来年3月予定となっております。

2-4 小規模企業経営基盤強化・設備投資補助金

市内で営利を目的とした事業を営む小規模企業者の方が、市内の事業所に設置する機械設備等を取得する場合、その経費の一部を助成します。
補助率は対象経費の10%以内で、最高300万円までとなっております。
今年度の募集期間は4月3日〜10月20日までとなっております。

関連記事:起業するなら地方で!都会より手厚い補助金・助成金で100万円起業

3:名古屋市でやるべき4つのおすすめ事業

名古屋と言えば「なごやめし」に代表されるご当地グルメや、トヨタ関連の自動車産業が有名です。
これらに関係する業界職種は競合が激しい分、経営が軌道に乗ることができれば、安定的な成長が望めます。

3-1 飲食店経営

名古屋と言えば、「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「どて煮」「味噌おでん」など、味噌を使用した料理が多いのが特徴です。
他にも、元祖・地鶏として有名な「名古屋コーチン」を使用した料理、鰻の蒲焼を短冊状に刻み、ご飯の上に盛った「ひつまぶし」も有名ですね。
更には、小エビの天ぷらを具にして海苔に巻いた「天むす」、「台湾ラーメン」「あんかけスパ」などは、ジャンルを超えた組み合わせとして、他に類を見ません。
もう一つ見逃せないのが、喫茶店のモーニングです。
実は、喫茶店でモーニングを頼むと、無料でトーストとゆで卵が付いてくるのは、愛知県が発祥とされています。
このように、元々の食文化をベースに、他の地域の食材や食文化をうまく取り入れ、独自の食文化を形成している名古屋は、食に関して柔軟だと言えそうです。

3-2 自動車整備工場

近隣にある豊田市はトヨタ自動車の本社があり、いわゆる企業城下町です。
そこから派生する系列企業の多くはもとより、下請企業の多くが愛知県内に点在します。
こうしたことから、自動車に関連する業界職種に関しても、起業しやすい分野と言えるでしょう。

3-3 地元の名産品の販売

名古屋はいわば、東海・北陸地方の玄関口でもあり、人流・物流の多くが名古屋を起点に行き交っています。
こうした地の利と人の利をうまく活用し、各地の名産品と名古屋の文化に取り入れれば名産品として受け入れられるのではないかと思います。

3-4 中古車販売業

言わずともですが、ある統計によると、愛知県は自動車の保有台数が全国一です。
そして車の保有率はなんと98%、交通手段に関しても75%が車だそうです。
前述の自動車整備工場と連なりますが、やはり車関連の仕事は他県と比べても需要が多く、そういう意味においては、中古車販売業も起業する際の選択肢として大いにあり得るでしょう。

関連記事:起業で人生大成功!学生から準備するなら3つの成功例からアイデアを得るべし

4:日本政策金融の創業融資制度なら全国どこでも対応

これまで何度も紹介していますが、起業の際は、各自治体の補助金や助成金と併せて、日本政策金融公庫の創業融資制度を活用しましょう。

4-1 名古屋市で事業を始める方も対象

創業融資制度は日本政策金融公庫の運営下での制度です。

言わずともがな、「新たに事業を始める方」が対象となり、支店が日本全国に存在するので名古屋で起業を検討されている方もこの融資制度を活用できます。

4-2 名古屋市に日本政策金融公庫の店舗は3つある

名古屋市内にある日本政策金融公庫の支店は、現在3つあります。

①日本政策金融公庫 名古屋支店
②日本政策金融公庫 名古屋中支店
③日本政策金融公庫 熱田支店

4-3 担保不要の利率は2.16~2.55%

原則として「無担保無保証」となっており、借入の際の負担も軽減されています。
利率も2.16~2.55%と低設定のため、金利負担によって経営を圧迫する心配もありません。

4-4 面倒なことはCEOパートナーに全て丸投げ

初めての方は色々と手探りで物事を進めていくことになると思いますが、本業とそれ以外にかける時間と労力の割合を意識したほうがいいと思います。
本業にかける時間と労力の割合が多いか半々くらいであればまだしも、本業よりもそれ以外にかける時間と労力の割合が多いのであれば、その配分を見直すべきではないでしょうか。
CEOパートナーは、お客様の状況に合わせて最適な方法を提案します。
まずはお気軽にご相談ください。

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まとめ

名古屋は東京と大阪の中間ぐらいに位置し、都市として栄えている割には、人的ネットワークが近いのも特徴です。
よく田舎で例えられるような閉鎖的なコミュニティではなく、何か困ったり相談に乗ってほしい時も、比較的短時間で誰かに会えたり相談できるというのは、心強いと思います。
ただ、世界的大企業であるトヨタ自動車のお膝元ということもあり、他の地域と比べると起業熱はまだまだこれから、といった感じかもしれません。
そのため、いわゆるブルーオーシャン的戦略が有効な土地柄ではないかと、筆者は思います。
特に飲食業は前項で触れましたが、他の地域の食材や食文化をうまく取り入れ、独自の食文化を形成していますし、発想がユニークというか柔軟だと思います。
こうしたバックボーンがあることから、もし名古屋で飲食店を経営するのであれば、様々な料理やジャンルを取り入れたオリジナル料理が成功しそうな予感がします。

そして起業につきものの資金調達では是非今回紹介した創業融資や助成金・補助金などを有効活用していきましょう。

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この記事を書いた人

3年前に現在の会社を設立した起業家兼スポーツジム通いが日課の独身です。起業や創業融資に関するお悩みは全てCEOパートナーにお任せ。

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