一人で独立開業できる仕事は、この記事でご紹介するだけでも11種類と、選択肢の幅は広いです。
ではなぜ今、一人での独立開業が注目されているのでしょうか。
ざっと以下の理由が考えられるでしょう。
- 会社員が安定、という時代はもう終わった
- さまざまな働き方が受け入れられつつある
- ワークライフバランスの重要視が進んでいる
こうした近年の考えや風潮から、一人で独立開業できる仕事を探す人、そして実際に挑戦する人は増えています。
この記事にたどり着いたあなたも、きっと上記の理由を踏まえて独立開業を考えるようになったことと思います。
ここでは、一人で独立開業するのにおすすめの仕事を紹介していくとともに、メリットデメリット、成功のためのポイントから法的手続きまで、一人での独立開業を検討するにあたって前向きな判断材料となり得る情報を網羅的に提供していきます!
独立の夢を実現する第一歩を、ここで踏み出しませんか。
一人で独立開業できる仕事おすすめ11選
ここでは、一人でも開業しやすい職種を紹介します。
これまでの経験やスキルを確認しながら、ご自身に合ったものを見つけてみてください。
アフィリエイター
まずは、アフィリエイターというお仕事です。
自身のWEBサイトやブログ、SNS、メルマガなどを制作し、その中で特定の商品やサービスの紹介を行います。
ユーザーがその商品の広告をクリックしたり、購入したりすると、その成果に応じて報酬を受け取ることができ、資格なしで始められる職種です。
自身のサイトのPV数を上げる知識や、質の良い記事を定期的にアップする必要があります。
軌道に乗れば依頼も多くなり収入も安定するでしょう。
コンサルタント
クライアントの問題解決に向けたアドバイスやサポートを行うのがコンサルタントです。
人材や経営、ITや地方再生、恋愛、子育てといった幅広い分野で需要があります。
クライアントへの各種提案がメイン業務なので、それぞれの分野で専門的な知識や経験が必要となるでしょう。
エンジニア
システムエンジニアやプログラマー、サーバーエンジニアといったエンジニアも独立しやすい職種です。
システムの開発・設計・運用が主な業務であり、ITに関する幅広い知識やスキルが求められます。
ITインフラやAI、IoTといった技術は日々進歩しているので、今後最も需要の高くなる職種の一つです。
ライター
依頼された記事の執筆をするのがライターの仕事です。
特別な資格は不要で、未経験でも募集している場合もあるので、低資金で開業できる仕事でしょう。
ただ、分かりやすい文章を書くスキルは必須です。
専門性の高い記事を執筆したり、取材や編集のスキルを身につけたりすると、他との差別化ができるので報酬に差が出やすいといわれています。
飲食業
飲食店を開いて独立したいという人も多いはず。
そのためには、食品衛生責任者、防火管理者といった資格が必要です。
資格取得には、定められた講習を受講する必要があります。
また、飲食店経営時には営業許可が求められたり、お酒を提供する場合も別の許可が必要だったりするので、それぞれの事業内容によって確認しておいてください。
美容業
美容室や理容室の開業も人気です。
1人で開業する場合は、美容師免許・理容師免許を持っている必要があります。
そのほかにも、ヘアサロン、ネイルサロン、エステサロンといった女性に人気の店舗を開業する人もいるでしょう。
なかには、開業予定日の1週間前までに保健所へ届出が必要という場合もあるので、事前にリサーチが必要です。
インストラクター
ヨガインストラクターや、英語や学習塾の講師といった仕事は自身の得意なことを人に教えるという仕事です。
近年では、プログラミングの講師の需要も増えています。
必須となる資格はありません。
ただ、関連する資格や免許を取得しておく方が生徒からの安心材料になります。
医療関連
医者として独立したいという方は、クリニックを開業する人も多くいます。
ほかにも、助産所を開業する看護師や助産師、はり師やきゅう師としてお店を開くというケースも。
いずれにしても、国家資格が必要なので開業のハードルは高めでしょう。
フランチャイズ
多くの店舗を展開する企業と契約して加盟店の運営をするフランチャイズという方法もあります。
起業や経営に関するサポートが受けられたり、成功済みの経営モデルが存在したりするので低リスクで開業できるシステムです。
飲食店やコンビニなどの小売店、学習塾などがフランチャイズの代表例として挙げられます。
オンラインサービス
ネットワークを通じて行うオンラインサービスも独立開業モデルの一つです。
たとえば、アパレルや雑貨などのECサイトを運営して、国内外から買い付けた商品を販売するというビジネスモデルも増えています。
近年では、販売チャネルの多様化により、PCスキルがなくても簡単に出店できるのもメリットの一つです。
代行業
得意を活かして、業務を代行してその対価を収益とする仕事です。
家事代行やハウスクリーニング、営業代行などがあります。
ほかにも、資格があれば税理士や行政書士といった専門分野で活躍も可能です。
面倒な税金の申告や書類作成などを行い、多くの人を手助けします。
一人で独立して仕事するメリットとデメリット
続いては、独立した場合のメリットとデメリットを紹介します。
事前に、問題ないかチェックしておきましょう。
自由度が高い
会社員の場合、やりたい仕事ややりたくない仕事は関係なく振り分けられてしまうでしょう。
一方で、独立開業すれば、どの職種でどのような仕事をするのかということを自分で決められます。
やりたい仕事をストレスなくできるという人が多く、会社員よりもやりがいを感じられるかもしれません。
コストが掛からない
開業にかかる手続きに、費用は不要です。
自宅を使って一人で独立、起業すれば、人件費もかかりません。
店舗を持たなければ、お店の備品費や維持費を支払うこともないので、低コストで始められるでしょう。
仕事とプライベートのバランスが取りやすい
仕事の量やタイミングを自分で決められるのも、独立のメリットです。
育児や介護の都合に合わせて仕事をしているという人もいるでしょう。
始業時間や終業時間、休みの日についても自分で調整することが可能です。
業務負担が大きい
一方でデメリットといえるのは、業務負担についてです。
通常業務以外にも、税金処理や請求書の発行なども必要になります。
特に確定申告は、独立後は必須となるので税理士に依頼するなどして、なるべく通常業務にリソースを割けるようにしましょう。
すべて自己責任となる
施策が失敗したり納品した商品に欠陥が見つかったりすればすべて自身の責任として降りかかってきます。
会社員の場合は、会社が守ってくれるのですが、独立後は自分自身で何とかしないといけません。
場合によっては、損害賠償が発生する可能性もあるので注意が必要です。
社会的信用の構築が難しい
一人で起業している人は、会社員や公務員に比べると社会的信用が低いという傾向があります。
すると、クレジットカードやローンの審査が不利になりやすいです。
収入を安定させて、社会的信用を上げるようにしましょう。
一人で独立開業に成功するための5つのポイント
では、独立して成功を収めるにはどのようにしたらよいのでしょうか。
そのポイントを5つにまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
開業前の準備を怠らない
開業後に慌てないような準備をしておくことが大切です。
始めようとする事業の市場調査や近隣の店舗の価格帯や商品を調べることで、どんな差別化ができるのか見えてくるでしょう。
資金計画を立てておくことで、長期に渡って安心できる運営も可能になります。
さらに、開業するうえで法規制の確認も必要です。
知らず知らずのうちに、違反行為を行っていたということもありえるので、細かくチェックしておきましょう。
効果的な集客方法を検討する
事業を始めたら、どんな集客をしたらよいのかも考える必要があります。
SNS利用やコンテンツマーケティングといった手法を用いて、ターゲットにリーチさせる方法も一つの手です。
さらに、さまざまな人とコミュニティを形成し、交流するネットワーキングも有効でしょう。
継続的な学びと自己改善を行なう
独立後、どこかで壁にぶつかってしまう時が必ずあるはずです。
その挫折や上手くいかなかったことを学びにすることで、その後の事業の発展にもつなげることができます。
良くなかった部分を見つけ出して常に改善、進化することを意識するといいでしょう。
人とのつながりを意識する
独立とはいえ、一人で仕事はできません。
案件を与えてくれる顧客やパートナーシップを結ぶ相手など、さまざまなつながりがあってこそ仕事が成り立つということを忘れないようにしましょう。
相談できる相手を見つけることも大事です。
CEOパートナーでは、ご自身の事業にピッタリの税理士を紹介しています。
紹介する専門家は経営面だけではなく、精神的な部分でも支えになってくれるでしょう。
経営管理を徹底する
一人だからといって、仕事以外の面をおろそかにしてはいけません。
毎月の収入や費用をチェックする財務管理はもちろん、締め切りを遵守したり過度な労働時間を抑制したりする時間管理も重要です。
それがひいては、あなた自身の自己管理にもつながります。
自分自身のことであっても、キチンとした管理体制を敷くようにしましょう。
一人で独立開業するときの法的手続き
開業する際には、いくつかの法的手続きが必要です。
こちらも忘れずに確認しておきましょう。
個人事業主と法人の選択
独立する際には、個人事業主になるか法人を立ち上げるかを選択しなければなりません。
個人事業主は個人で仕事を受けて、法人になると会社を立ち上げて仕事を依頼されるようになります。
何の手続きもなく始められる個人事業主と異なり、法人を立ち上げる場合は法人登記などの申請が必要です。
ただ、法人の方が社会的信用があるというメリットもあります。
まずは、個人事業主から始めて売上が立ってきたら法人化するという方法も一つの手でしょう。
必要な登録や許認可を得る
仕事によっては許認可や登録が必要なこともあります。
法人でなければ取引額に制限が設けられるという建設業許可などもあるので、まずは自分のやりたい業種に許認可があるかどうか確認しましょう。
事業を始める際に、届出や登録が必要な場合もあるので併せてチェックしてみてください。
税金や保険などの申告
一人で開業すると、会社員だった場合はそれまで会社が行ってくれた税金や保険を自分自身で申告するようになります。
社会保険類は各自治体に連絡して個人で納めるように手続きを取りましょう。
また、所得税に関しては1月から3月にかけて確定申告をして収める必要があります。
税理士に依頼するのか、自身で対応するのか選択してください。
一人で独立開業するのに向いている人と必要なスキル
では、開業するのに向いている人はどのような特徴があるのでしょうか。
必要とされるスキルと一緒にお伝えします。
自己モチベーションが高い
今行っている仕事の利益を上げるためにはどうしたらいいのか、効率よく仕事をするためにはどうしたらいいのかということを常に考えている人は、成長性が高くひいてはクライアントからも求められる人材になるでしょう。
スキルを向上させられなければ、仕事がなくなってしまう恐れもあります。
成長したいという意欲がある人が、開業後も長く続けられるのです。
柔軟性と適応性がある
刻一刻と変化する社会の状況にも合わせられる柔軟性も必要です。
変わりゆく状況にも適応できる力がなければ、社会から取り残されてしまうかもしれません。
変化を楽しめるような人が、活躍しやすいでしょう。
リスクを取る意欲がある
仕事における意思決定はすべて自分自身で行わなければなりません。
リスクはあるものの、自分で決めたことに対して責任を持てるかどうかも必要です。
万が一失敗しても、その結果にしっかりと向き合うことで今後の事業運営に活かすこともできます。
コミュニケーションスキルがある
エンジニアやライターのように仕事自体は一人でコツコツと行うことが多いとしても、クライアントとのやり取りや交渉も自身で行わなければなりません。
しっかりとしたコミュニケーションスキルを持っていなければ、取引自体が成立しないこともあるでしょう。
仕事における専門知識がある
基本的には、専門知識がなければ仕事の依頼は来ません。
特定のクライアントがいない場合でも、何の知識も経験もなければ始めても上手くいく確率は極めて低いです。
その道のノウハウやスキルを身につけたうえで、独立するようにしましょう。
営業スキルがある
前職のコネや知人からのツテをたどる以外で仕事を獲得するには、営業活動をしなければなりません。
自身の職種を募集しているクライアントに声をかけていくという地道な作業が必要になります。
全般的に、顧客にモノやスキルを売ることが大事になるので、身につけておいて損はないです。
まとめ
一人で独立開業するための心構えやアドバイス、おすすめの職種などを紹介してきました。
メリットはいくつかありますが、気を付けなければならないポイントも存在するので、始める際は注意が必要です。
良くも悪くも自分次第ですべてが変わる働き方なので、責任感と覚悟を持ちながら楽しんで挑戦してみるといいでしょう。
困った時にはCEOパートナーに声をかけていただければ、いつでも相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください。
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