起業したい!と思っても、果たして自分は起業に向いているのだろうか?と不安になる場面もあるのでは。
「今の仕事でうまくいっているのは組織に属しているからであって、独立となるとまた違うのでは」
「自分では起業に向いていると感じている。向いていると確信して安心して起業したい」
「起業したいけど自分に適性がなくて失敗に終わることは避けたい」
このような思いから本記事にたどり着いた方は少なくないでしょう。
結論、起業に向いている人は7つの特徴を持っています。
逆に、向いていない人には共通する5つの特徴があります。
向いている人・向いていない人それぞれの特徴を知り、自身と照らし合わせてみましょう。
特徴を知った上で「自分は起業には向いていないみたいだ」と思っても大丈夫。
起業に向いている人になれる3つの行動術をご紹介していますので、ぜひ真似して今日から取り組んでみてください。
記事の後半では起業成功のカギについても触れています。
現段階で起業に向いている人も向いていない人も、本記事を通して成功へ一歩近づきましょう。
関連記事:起業は何から始める?成功に欠かせない4つの事前準備を徹底解説
起業に向いている人はこんな人!
起業に向いている人には7つの特徴があります。
あなたは当てはまっているでしょうか?
ご自身の特徴と照らし合わせながら一緒に見ていきましょう!
目標に向かって地道に努力できる
起業するということは、成功に向けて日々コツコツと努力していくということ。
物事に対して諦めが早かったり、すぐ飽きてしまったり、地道に努力するのが苦手だったりしないでしょうか。
少しでも挫折を味わうと「もういいや」と投げ出してしまうようでは、とても起業して成功できるとは言えません。
起業はうまくいかなくて当たり前ですので、一度決めた目標に向かって地道に努力できる人が起業に向いていると言えます。
関連記事:独立してうまくいかない原因4つを大解説!これだけ意識すれば失敗知らず
人のせいにせず全て自己責任と捉える
仕事がうまくいかなかったとき、人のせいにして逃げることをしていませんか。
組織に属しているのであれば責任を取るのはトップの役目ですが、起業するとなると自分以上の立場が存在しません。
何があっても責任を持って事業と向き合う覚悟がなければ、起業してもうまくいかないでしょう。
事業がうまくいかないことを従業員のせいにする、取引先のせいにする。こんな事業主には誰も付いていきたい・取引したいとは思いませんね。
人のせいにする=反省しないですので、事業はもちろんご自身の成長にもつながらないのです。
関連記事:失敗しない起業仲間・パートナーを集める方法と5つのポイント大公開
諦めが悪く継続力がある
起業して一から事業を始めるなら、まずは継続しなければ成功まで手が届きません。
途端に利益が右肩上がりとなり、1カ月2カ月で成果が出るというのは稀です。
1年、2年は成果が出なくても試行錯誤を繰り返しながら粘り強く継続していかなければ光は見えません。
とは言っても、途中で挫折してしまう人がほとんど。
周りが挫折していっても、諦めずに継続している人が最終的に成功を掴むのです。
慎重すぎず行動力がある
時には慎重に考えることも大切ですが、基本的には行動力があり「まずはやってみよう」精神のほうが成功しやすいです。
いつまでもクヨクヨと悩んでいるようで行動に移さなければ、何も成功に近づきません。
まずは動いてみて、仮にうまくいかなかったとしても、「だったらこっちだな」と別の方向性に切り替えればよいのです。
行動しなければ見えてこないこともあるので、成功する人はまずやってみよう!と気軽に構えて立ち止まることがありません。
ただ、勘違いしたくないのが“行き当たりばったりで無計画に行動する人”とはわけが違うという部分。
あくまでも計画性があり、物事に根拠を持って方向性を定めていることが前提です。
根拠のない自信がある
行動や考え方以外にも、マインドコントロールの上手な人は成功しやすいと言えます。
とある若手起業家が語っていたのが「根拠のない自信が自分を奮い立たせる」という言葉。
「自分ならできそうな気がする」「うまくいかないわけがない」と、自分を強く信じているから大胆に挑戦することが怖くないのです。
誰かに褒められることで自信をつけるのもいいことですが、まずは自分自身が自分のことを認めて信じてあげることが本当に大切です。
1人で判断して進んでいかなければならない場面の多い中で、誰かに褒められなければ自信がつかないとなるとメンタルを維持するのに大変苦労するでしょう。それこそ人任せとも言えます。
マインドコントロールも自己責任。
自分自身が一番、自分の味方でいたいものです。
失敗を失敗だと思わない
成功している起業家は失敗を失敗と思いません。
失敗を成長の糧と捉え、がっかりするのではなく「何がいけなかったのか」「どうすればうまくいくのか」振り返りをして次につなげます。
うまくいかない人は失敗と向き合うことなく、失敗を失敗のまま放置してしまうのです。
起業に失敗は付き物。失敗を避けるのではなく、失敗しても「また成長できるキッカケができた」と喜ぶくらいのマインドを持ちたいものです。
関連記事:成功する起業は失敗談にあり!3つの体験談から、起業のコツを掴め
物事への考え方がシンプル
事業を効率よく回すには、物事の本質をシンプルに捉えて適切な対処を取ることがポイントになってきます。
何か問題が発生したとき、あれこれ考えすぎて余計に複雑な問題に発展させていないでしょうか。
「あれもこれも解決しなければ…まずは何から手を付けよう…」なAさんと「一番の原因であるこの部分を解決して様子を見よう」のBさんだと、Bさんのほうが労力少なく効率的に問題を解決していける気がしませんか。
限られた時間の中で、物事の本質を見極めてシンプルに対処していける人が起業向きと言えます。
関連記事:起業が儲からない原因は仕事の取り方にあった!集客に困らない4つの解決策
起業に向いていない人はこんな人…
残念ながら、「そのままだと起業で成功は難しいぞ…」なんて特徴も挙げることができます。
皆さんの成功を願って、辛口にはなりますがあえて5つの特徴をお伝えしていきましょう。
ここで当てはまっても大丈夫です。
3章で起業向きの人になる方法を紹介していますので、安心して読み進めていってくださいね。
お金の管理がうまくない
お金の管理が上手でない状態で起業すると、資金繰りや納税で苦労する可能性が高いです。
普段の生活からお金の流れを把握していない・気付けばお金がなくなっているなんて人は要注意。
個人的な生活費の管理がままならない人が、事業費の管理をうまく回せるはずがありません。
起業したいけどお金の管理がうまくない自覚のある人は、まずはご自身の生活費の管理から見つめ直してみましょう。
家計簿に記録する癖をつけるのは効果的ですし、起業してからのことを考えると簿記の勉強を始めるのもおすすめです。
関連記事:会社設立後の消費税免除のやり方を紹介!最大限得する為にやること2つ
計画性がまったくない
計画的に取り組むのが苦手で、いつも行き当たりばったりで物事を進めていませんか。
計画性を持たず物事を進めていくのは方向性が定まらないほか、効率が悪く起業には向きません。
行き当たりばったりなので失敗しても何が原因で失敗したのか、分析しづらく成長につながりません。
起業で成功するには常に計画的に物事を進めていく力が必要と言えるのです。
関連記事:創業融資の返済は3つの準備で苦労知らずに!借入前の計画作りが重要
人を頼ることが苦手
何でも自分1人で取り組もう、1人で成し遂げようとするのは責任感が強く素敵なこと。
ですが一人起業にしろ従業員や仲間を抱えての起業にしろ、「誰かを頼る」ということは自分を守るためにも、事業を守るためにも必要なことです。
何でも1人でしているといつか必ずパンクします。また、従業員や仲間は頼られていないと分かると事業に前向きでなくなり、更に自身の負担が増えるという悪循環に。
周囲にいる人をうまく頼り、また時には専門家を味方につけ、1人で何でも抱え込みすぎないようバランスを取りながら事業を運営していきたいものです。
関連記事:【会社設立】サポートは税理士に依頼した方がいい3つの理由
知識や経験を武器にしない
せっかく何かに特化した知識や経験を持ち合わせているのに、自信がないなどの理由で起業に取り入れない人がいますがかなりもったいないです。
多くの人が持ち合わせているわけではない知識・経験は必ず武器になります。
また特別好きでもなく得意でもないアイデアで起業するよりは、知識や経験のある内容のほうがスムーズに事業を始められ成功可能性が高いと言えます。
「全国大会で何位になった」「プロとして活躍していた」など輝かしい経歴がなくても大丈夫です。
あなたの知識や経験は必ず誰かのためになります。起業アイデアを考える際にぜひ取り入れましょう。
関連記事:起業をスキルなし・貯金なしでも始められるビジネスモデル5選
言い訳ばかりしている
うまくいかなかったとき、理由を探して言い訳していませんか。
うまくいかなかったことを正当化して失敗原因と向き合うことをしなければ、同じ過ちを繰り返すだけです。
自身の成長のためにも、事業の成長のためにもうまくいかなかったこととは真摯に向き合うべきです。
言い訳が癖づいてしまっているなら、普段の生活から意識して言い訳を反省に切り替えましょう。
関連記事:起業で不安になる理由5選|最終的に事業を成功へと導くのはプロの力
今からでも大丈夫!起業に向いている人になろう
2章で「自分は起業に向いてないかも…」と思ったそこのあなた、ご安心ください。
工夫次第で起業に向いている人の特徴を吸収することは十分可能です。
ここでは起業に向く人になれる3つの行動術をご紹介していきます。
ぜひできることから取り入れてみてくださいね。
先輩起業家の生き方に触れる
家族や恋人、友人など、近しい人とは言動が似てくると言いますよね。
この論理を用いると、起業家との関わりを増やすことで起業家と考え方が似てくると言えます。
起業家の成功マインドを身に付けるには、積極的に起業家との関わりを増やしてみましょう。
起業家と聞くと大企業の社長などを思い浮かべるかもしれませんが、個人事業主や個人経営のお店など、小規模に事業を立ち上げて稼いでいる方々も立派な起業家です。
身近に事業主がいるなら頻繁に話を聞きに行ったり、そうでなくとも今の時代はSNSでコンタクトを図ったりすることもできます。
また、有名な起業家のマインドを吸収したいと思えば、マンツーマンで話をすることが難しくてもセミナーへの参加を通して話を聞くことが可能です。
書店で気になる起業本を手に取ってみることも効果的。
さまざまな方法で先輩起業家の生き方に触れ、起業家の考え方をどんどんインプットしていきましょう。
関連記事:起業は大変?起業家の実体験から分かる5つの成功ポイント
ベンチャー/スタートアップ企業で働く
一般的な企業で働く場合、企業の規模が大きければ大きいほど社長との関わりは少ないですよね。
ところがベンチャー企業やスタートアップ企業で働くと、社長との距離が必然的に近くなります。
起業家である社長の考えを身近で吸収できるほか、スタートアップ企業のように立ち上げたばかりであれば、事業の成長に直接携われるという貴重な経験が叶います。
そもそもベンチャー企業やスタートアップ企業と出会うのが難しいかもしれませんが、起業家との出会いの場に積極的に参加し、徐々に人脈を広げていくことで誘ってもらえることも珍しくありません。
いきなり自身が事業主として事業を始めるのでなく、まずは起業家のもとで学んでみるのはとてもおすすめですよ。
関連記事:【起業の始め方2023】真似して簡単!成功者はこうして起業する
起業に必要となる分野の勉強をする
お金の知識やマーケティングの知識など、起業家になるなら身に付けておいたほうがよい知識は積極的に勉強しましょう。
特にお金の管理がうまくない自覚のある方は、2章でもお話しましたが簿記の勉強や税金の勉強をしておきたいものです。
お金の管理が原因で事業失敗とならないよう、最低限のお金の知識は身に付けることをおすすめします。
起業に役立つ知識を勉強すれば、起業に向かない状態だったとしてもレベルアップして起業向きな人に。
関連記事:私が感じた起業する前に勉強すべき5つのこととおすすめの勉強法
向いている職種で起業するのが成功のカギ
起業に向いている人であってもそうでなくても、成功のカギとなるのは結局、職種の選び方です。
いくら起業に向いていたとしても、自身に適性のない職種を選んでしまった場合それはそれでうまくいかないのです。
誰しもが流行りの職種で起業してうまくいくわけではない
「この職種でみんな成功している」「今キテる職種から選べば間違いないだろう」こんな選び方は危険です。
自分自身を軸にせず、周囲や流行りに合わせて職種を選ぶのはおすすめしません。
どれだけ成功している人が多かったり、流行りに沿った職種であったりしても、自身に適性がなければ成功は正直のところ難しいです。
自己分析を通して向いている職種を見極めよう
職種を選ぶとき、まずは自己分析から始めましょう。
- 嫌いなことは何か?
- 苦手なことは何か?
- 何が好きか?
- 何が得意か?
- どんなことに夢中になれるか?
これらを深く自問自答し、自身の特徴を掴んだ上で適性ある職種を選ぶことが大切です。
たとえば私なら文章を書くのが「好き」で「得意」で「夢中になれる」ことです。
なのでWebライティングが適性だと考え、現在も本記事を書くに至っています。
適性ある職種と出会いやすくするためには、たくさんの職種を知ることも重要と言えます。
次の記事が参考になりますのでぜひ目を通してみてください。
関連記事:起業アイデアは海外から輸入!日本で成功する海外の起業アイデア8選
知識・経験なしで始めやすい職種一覧
自己分析をしても「好き」で「得意」で「夢中になれる」ことがイマイチ浮かんでこない。
反対に、浮かんでくるけどそれを起業に活かせる自信がない。
こんな悩みを持つ方もいらっしゃいますよね。
ここでは悩める方に「これなら自分にもできるかも」と思ってもらえるよう、知識なし・経験なしで始めやすいおすすめの職種をまとめてみることにしました!
一覧は次の通りです。
- Webライター
- ブロガー
- YouTuber(ユーチューバー)
- 動画編集者
- オペレーター
- 買物・家事・配達代行サービス
- フランチャイズ店舗の運営
- ネットショップの運営
- セレクトショップの運営
これらは知識や経験がなくとも起業しやすい職種です。
もちろんご自身の適性と照らし合わせて選ぶことが大切ですが、ぜひ候補として検討してみてくださいね。
関連記事:起業で儲かるには事業選びが一番肝心!初心者が儲けやすい5つの職種
まとめ
起業に向いている人の特徴7つをご紹介しましたが、当てはまらなくても努力次第で起業向きになることは十分可能です。
一方で起業に向いた素質があるにも関わらず、職種選びで間違えると起業の成功可能性も危うくなってしまいます。
起業向きになる3つの行動、
- 先輩起業家の生き方に触れる
- ベンチャー/スタートアップ企業で働く
- 起業に必要となる分野の勉強をする
これらに積極的に取り組むとともに、成功のカギである職種選びに力を注いで後悔のない起業を成し遂げましょう。
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