【決定版】起業は難しくない!成功するためのノウハウ集

ノウハウ

※新創業融資制度は2024年3月31日をもって終了しました。

漠然と「起業してみたいな」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
でも実際に起業するとなると何からやればいいのかわからなくなってしまいますよね。何となく起業は難しそうといったイメージがあります。でもご安心ください!今や起業は誰にでもできるんです!
本記事では起業したいけど何をすればいいのかわからないという方のために起業のノウハウをご紹介していきます。
「起業したい」の気持ちさえあれば起業は可能です!
アイデア出しのコツや起業する前に勉強しておくべき事についても紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

目次

どうやって起業する?5つの起業ノウハウ

ノウハウ

起業を考えたことはあるけど実際に何をすればいいのかわからず断念してしまった。という方は少なく無いはず。ここではそんな方のために起業のノウハウについてご紹介していきます。

起業して何をしたいのかを考える

なんのために起業をするのか、その目的と起業の軸を考えましょう。ひとによって様々だと思われます。社会貢献がしたいでもいいですし、お金持ちになりたいでも構いません。重要なのは起業を目的にするのではなく、目的のために起業をすることです。起業を目的にしてしまうと、それを達成した後のモチベーションが低下してしまいます。モチベーションを維持するためにも何のために起業するのかを明確にする事が大切です。

ビジネスモデルを考える

次に決めるのがビジネスモデルです。ビジネスモデルとは利益を生み出す仕組みの事を指します。

  • Who(誰をターゲットとするか)
  • What(何のサービス、価値を提供するか)
  • How(どうやってそのサービス、価値を生み出しどうやって提供するか)
  • Why(なぜそのサービス、価値は利益がでるのか)

この4つの構成が重視されています。その他にもSWOT分析ビジネスモデルキャンバスといったビジネスモデルを分析するのに有効活用できるフレームワークがあります。似たような業種、商品でもビジネスモデルが違うだけで利益に影響する事があります。また、ビジネスモデルは企業理解を深めることができます。強みが明確になればそれを訴求することが可能ですし、課題も明確になるのでそれに対してアプローチすることもできます。融資などを受ける際にもビジネスモデルは必要になります優れたビジネスモデルが成功の鍵になります。

参考記事:0から始める起業のロードマップ!~起業成功者が辿る道~

どの方法で起業するのかを決める

一言に「起業」といっても起業には色々な方法があります。自身のビジネスモデルに合った起業方法を選択する必要があります。

種類概要メリットデメリット
法人
  • 株式会社や合同会社、
    NPO法人などから
    選択して起業する法律により
    人と同じ権利を有する組織の事
  • 法律によって認められているので
    社会的信用度が高い
  • 経費にできる範囲が広い
    所得によっては節税になる
  • 手続きに時間や費用が
    かかる
  • 会社が赤字でも納税の義務や
    社員の保険などでの
    負担がかかる
個人事業主
  • 法人設立をせず個人で
    事業を営むことで手続きや
    運営が簡単な事業形態
  • 従業員を雇うこともできる
  • 手続きが簡単で費用が
    かからない
  • 税務の申告が簡単
  • 利益が少ない内は
    税負担を軽減できる
  • 法人に比べると
    社会的信用度が低い
  • 利益が多くなると
    税負担が多くなる
フランチャイズ
  • 親会社が自社のブランドや
    サービス、技術等の
    ライセンスを他社に
    提供し、親会社の
    指導の元、
    自らの店舗を開業する
    事業形態の事
  • 親会社のブランド力や
    サポートを得られる
  • 知識や経験が無くても
    やりやすい
  • 自分で起業するよりも
    資金の負担が少ない
  • 親会社が設定した
    マニュアルに従わないといけない
    場合が多く自由な
    経営ができない
  • 親会社に
    ロイヤリティ(契約料)
    を支払う必要がある
M&A
  • M&Aとは、
    Merger and Acquisition
    (合併・買収)の略称
    他社を買収したり、
    合併して新たな企業を
    設立する事
  • 事業の成長にかかる時間を
    短縮する事ができる
  • 重複している施設等があれば
    統合して経費の削減ができる
  • 親族や後継者がいなくても
    事業の継承が可能
  • 合併や買収には莫大な
    資金が必要になる
  • 企業間の方針の違いなど
    で衝突してしまったり
    社員のモチベーションが
    低下してしまい経営統合が
    困難な場合もある

起業の方法にはそれぞれメリットデメリットがあります。自分にとって一番メリットとなる起業の方法を選びましょう。
参考記事:必見!創業融資は法人成りにすることで120%お得になる
参考記事:【人生の選択】起業と転職に迷ったら、この3つをチェック!

起業に必要な資金を集める

資金の問題は起業を考える方の多くの方が苦戦すると思われます。資金調達の方法として最も多く用いられているのが日本政策金融公庫の「新創業融資」です。無担保・無保証で最大3000万円のお金を借りることができます。また、日本政策金融公庫には自己資金が0円だとしても融資を受けることが可能な制度もあります
融資と聞くと少し身構えてしまう方も少なくないと思いますが、そんな方のためにご紹介したいのがCEOパートナーです。融資に強いプロの税理士を紹介してくれるので99%の確率で融資を得ることができます。審査通過のノウハウを教えてくれるので資金調達で悩んでいる方にはとてもおすすめです。
その他にも金融機関から融資を受けたり、起業家に出資して貰ったり、国や起業の補助金・助成金を利用する方法もあります。

 CEOパートナー|公式サイト

参考記事:創業融資に強い銀行は信用金庫!1,000万円の融資も夢じゃない
参考記事:創業融資は初めの6ヶ月は返済不要!困らない融資の借り方

起業の手続きをする

資金も調達できたら最後に起業の手続きです。起業の方法次第で手続きの仕方が変わってきます。個人事業主の場合は税務署に開業届を起業してから1ヵ月以内に提出すれば良いのですが法人となると手続きが少し厄介です。法人で設立する場合は以下の流れになります。

  1. 会社設立に必要な基礎情報を決める
  2. 会社用の実印を作成する
  3. 定款を作成し、作成した定款を公証役場で認証を受ける
  4. 資本金の払い込みを行う
  5. 会社設立に必要な書類を用意して法務局で登記申請する

起業方法のデメリットでもお伝えしましたが法人設立の手続きには約22万~24万円の費用がかかります。収入印紙代が約4万円、定款の認証手数料が3万~5万円、謄本の発行手数料が約2千円、登録免許税が一般的には15万円となっており、起業資金の中に組み込んでおく必要があります
フランチャイズの起業の手続きや起業後にも提出しなければいけない届出などがあるので詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
参考記事:起業するには5ステップ踏めば完璧!アイデア次第で簡単に起業できる
参考記事:起業後の開業の届出手続きは5つの書類があれば安心

アイデアが無くても起業はできる!アイデア出しの4つのコツ

アイデア

起業したいけどアイデアがない、と諦めてしまう方もいらっしゃるでしょう。ここではアイデア出しの4つのコツについてご紹介していきます。アイデアで困っている方はぜひ参考にしてください。
参考記事:起業アイデアは出し方にコツあり!誰でも起業できる4つのアイデア例

悩みや不便だと思うことから糸口を見つける

自身が普段の生活で悩んでいることや不便だと思うことは起業に活かすことができます

  • もっとこんな風ならいいのにな
  • ここがちょっと扱いにくいな
  • こんな商品あったら便利だろうな

自分が思っていることは案外他の人も感じていたりします。日常生活からヒントを見出せればそれはもう起業への第一歩と言っても過言ではありません

既に存在しているサービスを真似てみる

0から何かを作るのは少し難しく、時間もかかってしまいます。そんな時は既存のサービスを元に考えてみてください。この商品のここは好きだけどここが嫌だな、というポイントがあればそれが糸口になります。既に存在しているサービスと同じ様なサービスを提供するときに重要なのは他社との差別化です。既存のサービスの理解を深めれば差別化を図る事も可能となります。

SNS等を有効活用して情報を得る

SNSを活用すれば今何が流行っているのかが直ぐにわかります。流行りのものを利用したサービスは今成功しやすいサービスです。今現在需要のあるサービスを提供するのであればSNSがもってこいです。
また、SNSは良くも悪くも匿名性があって素直な意見を得やすいです。アイデアに対してSNSで意見を呼びかけてその意見に沿ってビジネスプランを構築するのも1つの手です。

起業家と交流して意見交換する

起業の悩みは同じ起業家に聞くのが一番です。コワーキングスペース等で開かれる交流会やセミナーに参加する事で起業家と知り合うことができます。起業家の話を聞いたり意見交換する事でアイデアが浮かんでくることもあります。また、先輩起業家の体験談を聞くことで自身の起業に役立てることができます。何より起業家間での繋がりを持っておくことで起業後の顧客作りなどでメリットになる場合もあります

先人はこうやって起業した!起業家3人の成功までのストーリー

成功

では実際に起業した方はどんな風にアイデアを生み出して成功したのでしょうか。3人の起業家の成功例から見ていきたいと思います。

青木水理さん/おひるねアート

長男が生まれてから趣味でおひるねアートを撮影し始めて、自身のブログを作成し投稿したところそれを見たママ達からの高い評価を得て写真集を発売。その後2013年10月に一般社団法人日本おひるねアート協会を設立し代表理事に就任。2015年4月におひるねアート専門のフォトスタジオ「STORY」をOPEN。子連れでも働ける環境作りに力を入れていて、産後うつや産後クライシスの問題であったり、産前産後の両親学級や家族の会話ゲームの開発・普及など幅広い活躍をされています。

堀江裕介さん/dely株式会社

慶応義塾大学の在学中に東日本大震災でソフトバンク株式会社の孫正義さんが100億円の寄付を行った話を聞いたことでいつか自分も社会に影響を与えられる人になりたいと起業を決意したそうです。大学在学中にフードデリバリーサービスを始めたが失敗。試行錯誤し様々なサービスを試しましたがことごとく失敗し、その中で始めたのが皆さんも良く知る「クラシル」でした。動画市場の急成長を知った堀江さんは動画」と「料理」を掛け合わせる事を考え着きました。当時はクックパッドが料理の市場を占めており、同じ事をしても意味がないという事でこの動画を掛け合わせたところそれが功を奏し、2017年にはレシピ動画数で世界一のサービスとなりました。将来は株式上場や海外進出を目指して現在も第一線で活躍されています。

藤田晋さん/サイバーエージェント

高校時代に普通のサラリーマンになって平凡な一生を終えるのは嫌だと思ったのが起業のきっかけだったそうです。当時ミュージシャンを目指すも断念し、仲間がプロを目指し自身はレコード会社を作ることを決意しました。そして東京に上京して起業という夢に自信を失くしていた時、アルバイト先の社長が持っていたビジュアル・カンパニーを読んで感銘を受け、「21世紀を代表する会社を自分たちで作り上げたい」と強く思うようになりました。大学卒業後1度就職をしましたが1年で独立し、現在のサイバーエージェントを設立しました。史上最年少で上場するなど順調に進んでいましたがバブルの崩壊で一気に赤字となってしまいます。何度も挫折しかけていましたが、起業家の先輩方にアドバイスをもらいながら奮闘したことで黒字へと変わっていきました。元々は営業代行サービスの事業をしていましたが収益性を高めるためにも自社独自のサービスを作らないと、と考えていた藤田さんは毎日のように社内で新規事業のコンテストを行っていたそうです。独自のサービスに拘り、諦めることなく失敗と成功を何度も繰り返した結果多くの人が認知している様な有名な企業となりました。

今回は成功例をご紹介しましたが失敗から学ぶこともたくさんあります。気になる方はこちらの記事をご参考ください。
参考記事:成功する起業は失敗談にあり!3つの体験談から、起業のコツを掴め

起業するその前に!勉強しておくべき5つの指標

勉強

起業する前に勉強しといた方がいいよ」と言われることもあると思われますがそんなこと言われたって何を勉強すればいいの?となってしまいますよね。実際知識が無くても起業はできます。しかし、「知識は力なり」ということわざがあるように知識は大いなる力と同じように全ての物を動かすことができるのです。そこで起業する前に勉強しておくべき5つの事についてご紹介していきます。知っていて損はありません。ぜひ参考にしてください。

経営者としての心構え

起業とは自らが事業を立ち上げて経営者となり利益を上げることです。社員として働いていた時とは勝手が違い、物事を客観的に見て、会社全体に目を向ける必要があります。起業して社員を持った時、社員のミスは自身のミスになります。自由が魅力の起業ですが、その反面は全てが自己責任となります。社員の事やお金の流れなどを常に把握する力を身につけておきましょう。
また、仕事ができる=いい経営者というわけではありません。どれだけ仕事ができても良い態度と言えない人の近くには人は集まりません。傲慢にならずに謙虚で柔軟な姿勢でいることや、常に学ぶ姿勢を持ち続けましょう。人との関わりを大切にして感謝する気持ちを忘れてはいけません

会社の経営方法

会社の維持には経営方法について知っておく必要があります。主な知識として「財務管理」「経営戦略」「従業員管理」の3つになります。こうした経営の基礎知識持っておくことでスムーズな会社運営が期待できます。こう言った知識は本やセミナーで身につけることができるのでぜひ活用してください。
また、経営方法に付随して経営理念を言語化してくことをおすすめします。経営理念は会社の存在意義とされることもあり、経営者が何を思って起業したのか、どうなっていきたいのかが分かるものになります。これを言語化しておくことで会社の方針が決定したり判断の軸になります。経営理念を浸透させることで同じ価値観を持った人材の育成も可能になります。

マーケティングの仕方

自社のサービスを誰にどのようにして売っていくのか。そういった売り上げを得るための活動全般の事をマーケティングと言いますマーケティングは起業する上で欠かせないものになります。市場を把握し、戦略を練り、消費者に満足して貰うためのビジネスモデルを構築する必要があります。ビジネスモデルの構築については1章で紹介していますのでぜひ参考にしてください。

営業力

どれだけ良いサービスでも消費者に届かなければそれは無いものと同じです。一概に営業と言っても押し売りになってしまったら意味がありません。ニーズに合わせた提案をする必要があります。私自身も営業をしていたことがありますが、商品を求めている人には売ることができても求めていない人に売る時の他にはない強みなどのアプローチが難しかったのを覚えています。しかし、上手くアプローチ出来れば商品を買って下さる方もいらっしゃいました。一朝一夕で身に着けることは難しいのですが、営業に長けている人を参考にするだけでも大きく変わるので営業をされている方から話を聞くというのも1つの手段です。

集客方法

いざ起業しても集客がなければ売り上げが上がらずに倒産してしまう可能性があります。どんな集客方法があって、その層の消費者が集まるのかを知っておく必要があります。近年はインターネットを使った集客が多くありますがインターネットだけでなく、営業かけたり、ポストにチラシを入れたり、雑誌や紙媒体で広告をしたりと集客の方法は多義に渡ります自社のサービスに沿ったターゲットを絞り、そのターゲットに合った集客方法を実践する事が大切です。
参考記事:私が感じた起業する前に勉強すべき5つのこととおすすめの勉強法
参考記事:起業の裏側を知って難しいを払拭!20年後も生き残る会社作りの秘訣

まとめ

今回は起業したいけど何をすればいいのかわからないという方のために起業のノウハウをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
知識は力なり」です。知っている人と知らない人では大きな差があります。知っているだけで成し遂げられることもあるのです!今この記事を読んで起業のノウハウを知った方と、何も知らずに起業を考えている方では大きな差が生まれたと思います

  • 起業して何をしたいのかを考える
  • ビジネスモデルを考える
  • どの方法で起業するのかを決める
  • 起業に必要な資金を集める
  • 起業の手続きをする

今回ご紹介したこの5つの起業ノウハウを活かして起業を成功させていただければと思います。
夢を夢のままにするのではなく、自身の手で掴んでいきましょう!

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この記事を書いた人

過去に起業家の友人と些細なきっかけから会社を設立。当時得た知識とノウハウを活かし、現在は起業と会社設立に関する情報を発信中。趣味は旅行や推しを見ながら晩酌する事です。

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