起業はフランチャイズで叶える!未経験知識なしでも儲かる業種4選

ピザ

起業の方法を検討していくうちに、フランチャイズという言葉に出会ったそこのあなたに朗報です。

フランチャイズは起業未経験でも、業種への知識がまったくなくても起業し、経営できてしまう方法です。

フランチャイズ起業について基本的な情報をお伝えするとともに、フランチャイズ起業のメリットデメリット、さらにおすすめの業種や実際に起業するときの流れをご紹介していきます。

ぜひご参考いただき、ご自身にフランチャイズ起業が合うかどうか、確認してみてくださいね。

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目次

フランチャイズ起業とは?

契約

そもそもフランチャイズ起業とは一体どんな起業の仕方なのでしょうか。

理解するために、フランチャイズの仕組みを解説していきましょう。

本部企業の加盟店として起業する

フランチャイズとは、本部企業と契約を結んで加盟店となった店舗が、本部からチェーン店名や経営ノウハウ、本部開発の商品を譲り受けて経営を行なうスタイルです。

日本では1963年に初めてダスキンと不二家がフランチャイズ経営をスタートさせました。

企業側がフランチャイズを募集する意図としては、第一にスピーディーな店舗数増加があります。

加盟店に経営を任せられることから複数の店舗開業を同時進行できるほか、各店舗にかけるコストを減らすことができ、本部への負担少なく事業拡大が可能となるのです。

上記のような理由から、フランチャイズ展開を採用する企業は徐々に増えてきています。

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経営ノウハウの対価を支払う

フランチャイズ契約を結んで加盟店となれば、ブランド力や経営ノウハウ、販路や仕入先といった恩恵に対して対価を支払う義務が発生します。

このときの対価をロイヤリティと呼びます。

ロイヤリティは本部企業より、売上の何%などと指定されます。

なかには売上に関わらず一律でロイヤリティを請求したり、店舗の席数に応じて金額を指定することもあるようです。

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フランチャイズ起業は儲かるの?

ビジネス成功の矢印

果たしてフランチャイズ起業で儲けることはできるのでしょうか。

フランチャイズ起業するなら知っておきたい実態を、数字を通して確認してみましょう。

市場規模は約27兆円

結論、フランチャイズ起業は儲かる方法だと言えます。

日本フランチャイズチェーン協会が毎年発表する「フランチャイズチェーン統計調査」の2022年度版によると、市場規模は1年前と比較し1兆1,071億円増加の26兆9,880億円と、2年連続で増加傾向にあります。

世界ではロシアのウクライナ侵攻や円安など不透明な情勢にあり、日本経済も厳しい状況に直面した一方、新型コロナウイルスによる影響が落ち着いてきたこともあり、フランチャイズ市場は盛り上がりを見せつつあると言えます。

近年では起業や独立を生き方のひとつとして選択する風潮が高まるなかで、フランチャイズ起業の検討は主要となっているでしょう。

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平均年収は500万~700万円

フランチャイズ起業の平均年収は500万~700万円です。

店舗型の事業にはどうしても高額の運転資金が必要となってくる上、フランチャイズの場合だとロイヤリティの支払義務が発生するために追加で支出が増えてしまいます

そのために店舗自体の売上が大きくても、収入としては思ったより高くないというのも珍しくない話です。

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黒字になるまで2~3年

フランチャイズ起業は黒字になるまで2~3年かかると思っておきましょう。

ただし本部企業からブランド名や経営ノウハウを活用する権利を受け取れるため、ゼロから自力で起業するよりは早くに利益が見込めます

フランチャイズとして5年間事業を続けることができれば、開業資金分の利益を回収し、順調に黒字化を目指せるでしょう。

本部企業からの指導がありますので深刻な赤字には陥りにくいのがフランチャイズの特徴です。

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フランチャイズ起業のメリットデメリット

天使と悪魔

フランチャイズ起業することのメリットデメリットは誰でも気になるはず。

ご自身にフランチャイズ起業が向いているのか知るために、また起業してから「思ってたのと違った」とならないためにも、事前にメリットデメリットの両方を把握しておきましょう。

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【メリット】既存のブランド力を活かせる

フランチャイズとして起業するということは、本部企業の既存のブランド力を活かし、起業当初から既に知名度のある状態で事業に参入することができます

ゼロから起業をスタートさせるよりも、集客面での苦労が遥かに小さいと言えるでしょう。

フランチャイズ展開を取り入れている企業のほとんどは、店舗を全国に大幅展開したいと考えている大企業ですので、ブランド力の心配はまず必要ありません。

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【メリット】低資金で開業できる

フランチャイズ契約を希望すると、企業によっては開業資金の一部もしくは全額負担の制度が適用されます。

自力で起業するよりも低資金で店舗を持ち、事業をスタートさせることが叶います。

店舗型事業の開業にはどうしても初期費用として設備資金や運転資金が高額にかかってしまいますので、一部であれ支給してもらえるのは経営者にとって負担がかなり減ることとなります。

本部企業からの支給だけで賄えない場合は、創業融資を活用するなど、適切に資金調達方法を検討しましょう。

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【メリット】未経験・知識なしでも経営可能

フランチャイズ起業を選択すると本部企業から経営ノウハウや商品・マニュアルの提供が受けられますので、起業未経験だったり、その業界に関する知識をまったく持ち合わせていなかったりしても起業し経営していくことが可能になります。

そのため起業前に勉強しておくことも特になく、本部企業からのサポートに沿って起業していけば問題ありません。

未経験で知識もないけど、起業の道を選んでみたい!という方にフランチャイズはもってこいの起業方法なのです。

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【デメリット】ロイヤリティの負担が大きい

本部企業から受け取るものへの対価としてロイヤリティの支払義務が発生しますが、負担が大きく経営を圧迫してしまう可能性も否定はできません

ロイヤリティは自身で定められるものではなく、本部企業から指定された金額の支払を毎月行なう必要があります

業種によってロイヤリティの相場は異なりますが、コンビニエンスストアだと売上の30~60%とかなり高めにロイヤリティを請求されてしまいます。

気軽に起業できる分、対価は大きくて当然かもしれません。

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【デメリット】本部の意向に従わなければならない

フランチャイズ起業が向いていない人を挙げるとしたら、自身のこだわりのもとで店舗を持ちたい人でしょう。

フランチャイズ起業してしまうと本部企業の意向に従わなければならないため、好きなように経営できるとは言い難いです。

それもそのはず、想像してみてほしいのですが、例えばドトールコーヒーショップと言われて想像できるオレンジベースの店舗にメインメニューであるドリンクやミラノサンドが、ある店舗だけ系統色が青色で、メニューも他店舗とまるで違えばそれはドトールコーヒーショップとは言えませんよね。

フランチャイズ契約を結ぶということは、あくまでも自身の店舗はドトールコーヒーショップとして展開するのであって、個性的なオリジナル店舗を展開できるわけではない点に注意しましょう。

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【デメリット】他店舗の不祥事が売上に影響する

自店舗ではなんの問題が起きていなくても、同じブランド名を名乗る他店舗で不祥事が起こった場合、自店舗の売上にも影響が及びます。

居酒屋Aの〇△店で不祥事が起こると、人間誰しも「〇△店だけを避けよう」というより「居酒屋Aは全部避けよう」となってしまうのが実態です。

悪いのは〇△店でも、同じ居酒屋Aというだけで自店舗の利用客も減ってしまうのです。

ブランド力が強い反面、起こり得るデメリットと言えるでしょう。

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フランチャイズ起業おすすめ業種4選

喫茶店

フランチャイズは主に店舗型事業に取り入れられる仕組みですが、実際にどの業種で起業すると成功しやすいのでしょうか。

個人的におすすめだなと思う業種を4つ、理由とともにご紹介していきます。

フランチャイズ起業したくても、業種で迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

コンビニエンスストア

比較的どの地域で開業しても儲かりやすいのがコンビニエンスストアでしょう。

近隣住民や近くの職場に勤務している人は必ず利用するほか、基本的には24時間体制で経営することとなるため、絶え間なく利益が見込めます。

ショーケースや揚げ物の調理器具など、ちょっとした機器は必要になりますが特別高額に費用のかかる設備は必要ありません。

業務内容も単純で、商品を仕入れて陳列、販売することの繰り返しですので難しくなく、業界参入しやすい仕事と言えます。

一方で、簡単に起業できて利益を見込みやすい反面、ロイヤリティは比較的高めに請求される傾向にあります。

事業計画を立てる際にはロイヤリティを高めに想定し、支払が大きな負担とならないよう資金繰りに工夫と検討を行なう必要があるでしょう。

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カフェ・居酒屋

カフェや居酒屋はフランチャイズ展開の大変多い業種と言えます。

ご自身のコンセプトでゼロから起業する方も少なくないですが、特にこだわりなく、反対に独自のコンセプトを考え出すのが負担だという方にフランチャイズ起業がおすすめです。

仕入先やメニュー、マニュアル、新商品の販促方法など、経営に必要なすべてのノウハウを授受して日々の事業を回していけるために、起業したてにありがちな「本当にこれでいいのか」と不安になる事態に陥りにくいと言えます。

常にバックに経営のプロがいるのは大変心強いですよね。

カフェや居酒屋は出店地域が売上に大きな影響を与えますので、本部企業と相談しながら地域を決められるのも起業失敗を防げる嬉しいポイントです。

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脱毛サロン

脱毛サロンのなかでも、フランチャイズ起業におすすめしたいのは“セルフ脱毛サロン”の開業です。

セルフ脱毛サロンとは利用客が自身の手で自身の身体に脱毛機器を当て、施術できるサロンです。

セルフ施術の形態を採ることで、経営者自身は施術に関与する必要がなく、求められるのは受付や緊急時の対応だけで経営に集中できます。

新型コロナウイルスの影響から、近年需要の高まりを見せるセルフ脱毛サロン。

業界参入して儲かる見込みは十分にあると考えられます。

自身が施術に関与しない分、特別な資格や技術を求められることもありません

出店地域や脱毛機器の選定は本部企業に任せられますので、フランチャイズのメリットを活かしながら気軽に起業できる業種でしょう。

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結婚相談所

結婚相談所にもフランチャイズ展開を行なっている企業があります。

未婚率の高まるご時世、個人化が進む社会で出会いが難しくなっている現状から、結婚相談所の利用者は年々増加しています。

事業自体は場所さえあれば簡単にスタートさせられますので、フランチャイズで起業することで経営ノウハウや、本部企業の強みである相談者の結婚成功率を上げる方法などを勉強しながら進めていくことができます

資格やスキルは特に求められませんが、強いて言うならばご自身に豊富な恋愛経験や、配偶者がいるなど結婚相談所の経営者として高い信頼性を得られるような肩書きが示せるとなおよいでしょう。

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フランチャイズ起業までの4ステップ

成功と矢印のイラスト

実際にフランチャイズ起業するにはどのような流れで取り組めばよいのでしょうか。

起業までの4ステップを解説していきますので、事前に流れを把握して順調に起業できるようにしておきましょう。

ステップ1:気になる企業へ資料請求

フランチャイズ展開している企業は実にさまざまですので、下調べして気になる企業には積極的に資料請求を行ないましょう。

資料請求を行なうことで、インターネット上などで調べるよりもっと正確な情報が手に入ります

資料は無料で提供してくれる企業がほとんど。

あえて複数の業種へ資料請求を行なうと、「意外とこの業種のほうが自分に合っているかも」と気付きがあるかもしれませんので、好みで絞らず無差別に資料請求を行なってみましょう

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ステップ2:説明会やセミナーに参加

希望者に、説明会やセミナーを開催している企業は珍しくありません。

特に大手企業なら頻繁に開催しているはずです。

説明会やセミナーに参加し、実際に企業の雰囲気を掴むとともに、担当者の生の説明を聞いて疑問点は解消しておきましょう

インターネットや資料では感じなかった部分も見えてくるはずです。

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ステップ3:本部に契約希望を伝える

説明会やセミナーに参加し、それでもいいなと感じたら実際に本部担当者へフランチャイズ希望の旨を伝えましょう。

フランチャイズ契約の本格的な話や、どのように起業予定か、資金はどうやって準備するのかなど、実際に起業するにあたって必要な情報を担当者とともに詰めていきます。

面接が実施される場合もありますので、担当者と顔合わせを行なう際のマナーや印象には気を配るようにしましょう。

希望すれば誰でも許可してもらえるわけではありませんので、希望する企業となぜフランチャイズ契約を結びたいのか、しっかり言語化して説明できるようにしておきましょうね。

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ステップ4:指示に従って準備を始める

本部担当者からフランチャイズ契約を結ぶ許可が下りたら、いよいよ本格的に起業準備への着手となります。

フランチャイズ契約の締結後、担当者の指示に従って準備を進めていきましょう

基本的には「はい、では起業しておいてね」と投げ出されることはなく、担当者と二人三脚で起業準備を進めていけるはずです。

大手企業だと数々のフランチャイズ展開の実績がありますので、新店舗の立ち上げには慣れています。

わからない部分はどんどん担当者を頼って、自身の知識付けにも役立てていきましょう。

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まとめ

起業をフランチャイズで始めるには、メリットデメリットを知った上で自身の理想に合った起業方法であるか、よく考えることが大切です。

フランチャイズ起業は気軽に始められ、ゼロから起業するより早く利益を出しやすい起業方法ですが、個性を重視した起業を行ないたい方には不向きですので注意しましょう。

とはいえ、経験豊富な担当者とともに起業できるのは、未経験者にとって大変心強いですよね。

個性を武器に起業したい方でも、自力で起業する前にまずは同業種のフランチャイズで起業し、経験を積んでから自力で起業し直してみる、というのも一つの手だと思います。

起業はフランチャイズで、サクッと夢を叶えてみませんか

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この記事を書いた人

Webライター歴3年、現在は個人事業主として活動しています。独立を目指す方に私の経験で何か役立つものがあればと考え、主に起業に関する記事を書いています。趣味はK-POPとSFアクション映画と猫の動画を見ること。

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