起業はカフェ開業で叶えよう!夢を実現する8ステップと成功ポイント

起業はカフェ開業で叶えよう!夢を実現する8ステップと成功ポイント

「いつか自身でカフェを起業してみたい」

そう考えたことがある方は少なくないかと思われます。
私自身、今でもおしゃれなカフェに行くと「いつかこんなカフェをやりたいな」と考えてしまいます。
憧れの強いカフェですが、一体どうやればカフェを起業することができるのでしょうか。
本記事ではカフェを起業するのに必要な8つのステップや起業にかかる費用、必要な資格について詳しく説明してきます。

また、多くの方が考えるからこそカフェの起業は競争率が高く、倒産率も高いです。
そんなカフェを起業し成功するにはなにをすればいいのか。
記事の後半では成功の4つの秘訣についてご紹介していきます。
少しでもカフェを起業してみたい、自分のお店を持ちたいと考えたことがある方は必見です!

目次

カフェを起業する8つのステップ

8step

まず最初はカフェを起業するための8つのステップについて詳しく説明していきます。
カフェを起業してみたいけど何をすればいいのかわからないという方も少なくないでしょう。
起業の流れを知ることが成功への近道です。

コンセプト、計画書の作成

自分がどんなカフェを経営したいのかまずはコンセプトをまとめていきましょう。
外観や内装、何を売りにするのか、どんなカフェにしたいのかを詳しく細かくまとめてください。

冒頭にもお話をしましたが、カフェは競争率が高いです。
空いた時間をつぶす時や少しお茶した時、近くのチェーン店のカフェに行く人の方が多いのではないでしょうか。
チェーン店であればどんなものがあるのか、いくらぐらいなのかがある程度わかるので入りやすいのだと思います。
だからこそ個人カフェでは雰囲気であったり、ここでしか食べられない、飲めないものといった「お店ならでは」の魅力を持たせないといけません。
気軽に入れるチェーン店とは違って「このお店に行きたい」と思わせなければいけないのです。
そのためコンセプト時間をかけてでもいいのでは慎重に丁寧に作成しましょう。

コツとしては5W2Hで書き出してみることです。

コンセプト

この5W2Hを活用することで具体的なコンセプトが見えてきます。

  • When(営業時間)・・・ランチ11時~15時/ディナー17時~22時
  • Where(立地)・・・東京のオフィス街
  • Who(ターゲット)・・・会社員
  • What(メニュー)・・・安くおしゃれな料理
  • Why(起業目的や夢)・・・仕事の合間の癒しやモチベーションを与えたい
  • How(サービス)・・・野菜多めでヘルシーかつおしゃれに
  • How Much(値段)・・・ランチ1000円/ディナー5000円程

まとめたコンセプトを基に事業計画書を作成します。
事業計画書は今後の指針にもなりますし、融資を受ける際にも必要になるものなので丁寧に作成しましょう。

資金調達

起業は業種によって様々ですが資金が必要になります。
起業する上である程度の自己資金も必要ではありますが、全て自身で賄わなければならないというわけではありません。
金融機関からの融資補助金・助成金クラウドファンディングなどから資金を調達する方法もあります。
中でも金融機関からの融資は起業を考えている方が一番多く利用する方法です。
融資については下記の記事により詳しくまとめてありますので融資を検討する方は参考にしてみてください。
参考記事:【決定版】創業融資で資金不足を一発解決!最大3000万円融資も

出店先の決定、内装業者選定

どこでカフェをオープンするのか。
場所というのは非常に大事になってきます。
「駅の近く」「低層階」「近くにオフィスがある」「人口・人の流れが多い」といった条件はお店を構える時に好条件となります。
よって賃料は他の場所と比べると高くなってしまいます。
しかし、若干不便な場所などは賃料は低くても集客に問題が生じる場合があります。
出店先はメリットデメリットを比較して慎重に決めましょう。

内装業者は何社かに見積りを出してもらい比較するのが一番です。
カフェに自身のこだわりをたくさん詰めたいという方がほとんどだと思いますが全てを詰め込むと莫大な金額になってしまいます。
しっかりと内装業者の方と話合い、見積もりを比べた上で選定することをおすすめします。

設備導入、各種必要な届け出

出店先が決定し、内装などが整ったら設備を導入していきます。
どのようなカフェにするかで異なりますがコーヒーマシンや調理器具、ショーケースなどを中に入れ自身のお店を形にしていきます。

また、飲食店を営業する上で必要な届け出があります。
これを忘れてしまうとお店を営業することができなくなりますので忘れずに届け出ましょう。
カフェを立ち上げる上で主に必要となる届け出をまとめたので参考にしてください。

必要な届け出

メニュー開発、構成の検討

次に行うのはメニュー開発や構成を練ることです。
どんなにおしゃれなカフェでもドリンクやフードのメニューが残念だとリピーターはつきません。
コンセプトに合わせたこだわりのあるメニューを開発することが大切です。
味や見た目もよく考えなければいけません。
何回も試作し、家族や友人等にアドバイスを貰うといいでしょう。
また、品数が多ければいいというわけでもありません。
メニュー数が多ければ多いほど手間がかかり、コストが上がってしまう可能性もあります。

  • コンセプト
  • 原価・売価
  • レシピ
  • 見た目
  • 名称

上記5が魅力的になるように考えましょう。

旬の食材を使うことでコストの削減が期待できるので季節に合わせたメニューを作成するのもおすすめです。
カフェに来店されるお客様は新しいものや旬のものを求めていたりします。
定番メニューを大事にしつつその時その時に合わせたメニューを日々開発するというのも飽きさせないためには大切なことです。

食材等の仕入れ先の選定

メニューが決まったらそれらの食材の仕入れ先を選定します。
こだわりすぎてもいけませんし、こだわらなさすぎというのも良くありません。
スーパー等に実際に足を運んだり、食材などを発注できるサービスを探してみましょう。
物価上昇のご時世でもあるので安さや手に入りやすさ等を比較して選定することが大切です。

前項でも少しお話しましたが、旬の食材は美味しいのはもちろんですが、安価で手に入りやすいというのが特徴です。
裏を返せば旬を過ぎるととても高くなってしまうか、うま味が旬の時よりもなくなってしまいます。
そういった時期なども考えて食材等の仕入れ先を決めましょう。

宣伝広告、プロモーション

集客には宣伝を行う必要があります。
周囲のお店や会社、友人などにお店の宣伝をしておきましょう。
お店のサイトを作ったり、グルメサイトに登録する事も忘れずに行ってください。
お店の前に看板等を置くと通りかかった人が見てくれる可能性をあるのでそちらも作成してみてください。

また、SNSを活用することもおすすめします。
SNSはアカウントを作れば基本的に無料で宣伝することができる他、利用者も多いので人の目に触れる可能性が高いです。
東京でカフェを探す際「東京カフェ」などその地域のタグを用いて検索する人が多いので実際に検索されているワードなどを調べておくことをおすすめします。

どんなにいいお店でも人が入らなければ意味がありません。
まずは多くの人に知ってもらうために宣伝には力を入れましょう。

実際にオープンする

ここまでできたらカフェをオープンすることができます。
カフェの起業に成功する人の特徴として、オープンをスタートとするかゴールとするかだと私は思います。
実際にオープンするまでにも色々と労力はかかるし、悩んだことも沢山あったかと思います。
そんな夢や希望が詰まった自分のお店をオープンしたら満足感は高まるでしょう。
しかし、カフェで成功させるためにはここで満足してはいけません。
軌道に乗せるためにはどうしたらいいのか、売り上げを上げるには何をすればいいのか、そういった問題に直面すし、解決していかなければなりません。
オープンは節目であってもゴールではないのです。
そういった意識の違いが今後に影響してきます。

起業にかかる費用

カフェ-コスト

カフェを起業する方法は分かっても何にいくらかかるのかわからないと挑戦したくてもできないかと思われます。
規模や土地、コンセプトによって必要になる資金は異なりますが今回はドリンク中心の小規模なカフェを想定してご紹介していきたいと思います。

物件取得費用

どこに出店するかを決める際に、自宅やキッチンカーなどありますが賃貸を選択する方の方が多いかと思われます。
賃貸の場合、一般的には売り上げの10%以下程度に抑えるべきとされています。
出店先を決める際にどのくらいの売り上げができるかを予想した上で物件を決め負ければいけません。
10坪で大体2名掛けテーブルが8セット(座席16席)置けるのですがそこの賃料が10万円だとします。
物件を借りる際に保証金が必要になりますが、賃料の3ヶ月から10ヶ月とバラつきがあります。
それ以外にも仲介手数料や礼金などが必要です。
それらを考えるとこの条件の場合、物件取得費用だけでも120万円~150万円ほど必要になります。

内装・設備・備品にかかる費用

内装工事を全て業者に依頼した場合、1坪30万円~50万円と考えます。
10坪すべての内装を業者に依頼すると300万円~500万円の費用必要になります。

設備に関してはシンクやエアコン、オーブン、冷蔵庫などが必要になるかと思われます。
全て新品で揃えた場合、物にもよりますが200万円~300万円が目安となります。

その他備品はお店のコンセプトによって必要になる費用が異なるのでコンセプトやイメージをしっかり考えた後に購入しましょう。
一般的には50万円ほどかかると言われていますがもちろん安くする方法もあります。
居抜き物件などは内装や設備がそのまま残っている物件なのでそれをそのまま使うことで費用を抑えることが可能性です。

また、備品に関しても新品でなく中古のものを買ったり、闇雲に物を買うのではなく何がいくつ必要なのか確認してから購入することで無駄な出費を抑えることができます。

広告宣伝費

お店にお客様を呼ぶには宣伝をして集客を図らなければいけません。
宣伝の方法として看板やチラシ、ホームページ、SNSなどが挙げられます。
これらは広告宣伝費が発生します。
看板、チラシの作成として20万程度、ホームページは簡単なものであれば5万程度、より洗練されたものであれば50万程度と見込んでおくと良いでしょう。
また、SNSでの広告は自身で行えばそこまで費用はかかりませんが、会社などに任せるとそれなりの費用がかかります。
10万円以下のものから50万円以上のものまで会社やサービスによって異なります。
自身でSNSを運用して宣伝を行おうと考えている場合はそのやり方を学んでおくといいでしょう。

運転資金

オープン初月はよくても翌月はだめだったり、その逆だったり。
最初は売り上げはなかなか安定しません。
安定するまでの「人件費」「仕入れの費用」「賃料」「水道光熱費」はある程度用意しておきましょう。
最低でも半年分用意しておくと安心です。

今回は10坪のドリンク中心のカフェを想定して試算しましたが、開業までに600万円~900万円の費用が必要となり、運転資金を考えると1000万円は必要になります。
もちろん場所や規模などによるのでもっと安くなる事もありますし、逆にもっと高くなることもあり得ます。
ただ、共通して言えることはこだわればこだわるほど資金が必要になっていくということです。
譲れないこだわりと、譲ってもいいこだわりを決めておいて場合によっては妥協するというのも大事かもしれません。

カフェを起業する上で欠かせない2つの必要な資格

カフェ-資格

1章でカフェを営む上で必要な届け出についてご紹介しましたが、その届け出だけではカフェは起業できません。
本章ではカフェを起業するのに必要な2つの資格について詳しくご紹介していきます。

食品衛生責任者

食品衛生責任者」とは食品の販売や製造を行う際に必要となる資格です。
飲食店には1名以上の食品衛生責任者を置くことが義務付けられているのではカフェに関わらず飲食店を開業するのであれば必ず取得していないといけない資格になります。
各都道府県の食品衛生協会が開催している講習を受講すれば資格を取得することが可能です。
講習の内容は以下の通りです。(東京都で開催されている講習を例にしています)

  • 食品衛生学
  • 公衆衛生学
  • 食品衛生法

6時間の講習(テストを含む)を受講すると修了証が交付されます。
地域によっては1~2ヶ月先まで講習が満席になっていることもあるので早めに申し込みを済ませることをおすすめします。
受験料は1万2千円程度です。
食品衛生責任者の資格は全国共通の資格なので取得した都道府県とは別の都道府県で開業することも可能です。
ちなみにこの資格がないと保健所に営業許可申請をしても許可を貰えないので早めに取得しておきましょう。
参考記事:一般社団法人東京都食品衛生協会

防火管理者

防火管理者」は収容人数が30名以上の飲食店を開業する場合に必要となる資格です。
ここでいう収容人数は「店員数+客席数」となります。
日本防火・防災協会が開催している講習を受けることで資格を取得することができます。
カフェの面積によって講習時間や金額が異なります。防火管理者正確な延べ面積や席数を知る必要があるので設計が完成した段階で講習の申し込みをしましょう。
参考記事:一般財団法人 日本防火・防災協会

【番外編】カフェ起業に調理師免許は必要?

飲食店を開業する時に必要になる資格は上記の2つになります。
ここでよく聞くのが「カフェの起業に調理師免許はいらないのか」です。
私もカフェをやってみたいなと思った際に調理師免許が必要か、と考えたのですが実際はそうではありません。
調理師免許を持っていると食品衛生責任者の講習を免除してもらえます。
国家試験でもある調理師免許ですが飲食店の営業には直接関係は無く、食品衛生責任者の資格を持ってさえいればカフェは起業できます。
調理師免許を持っているとお店の信頼が増すので持っていて損はありませんが、調理師免許を持っていないから起業できないということはないので安心してください。

成功するための4つのポイント

four-points

カフェ等の飲食店は競争率が非常に高く、多くの人がカフェで起業し、失敗しています。
ではどうすれば成功するのでしょうか。
本章では成功の秘訣について詳しくご紹介していきます。

損益分岐点を把握する

カフェを続けていくには利益を出さなければいけません。
売り上げがいくらあっても利益がないと意味がないのです。
売り上げがあるなら利益もあるのでは?と思う方もいらっしゃるかと思いますがそうではないのです。

売り上げ-必要経費=利益

この計算式のように、利益とは売り上げから必要経費を引いた金額になります。
必要経費固定費(賃料等)変動費(材料費等)を指します。
つまり売り上げがあっても必要経費が売り上げを上回っていたら赤字になってしまいます。
ここで重要なのがどれくらい売り上げれば黒字となるかを知ることです。
そのためにも損益分岐点を把握しておきましょう。

損益分岐点とは利益がゼロになる(売上高=総費用)ことを意味します。
その点を下回れば赤字上回れば黒字となり、現状把握や問題改善に役立ちます。

損益分岐点

計算式にすると

損益分岐点=固定費÷{1-(変動費÷売上高)}

となります。

これらを算出することで現状把握であったり、明確な目標が生まれます。
その目標のために何をどうすればいいのか考えることができるので自身の損益分岐点は必ず把握しておきましょう。

スモールスタートから始める

いきなり起業をするよりも、他のカフェで働いてみたり、規模の小さなキッチンカーや出店、フランチャイズなどスモールスタートから始めるのをおすすめします。
実際に働いてみないとわからないことはたくさんあるかと思います。
思っていたのと違った、はモチベーションが低下しますし失敗に繋がりやすいです。
小さく始めて自信やスキルを培ってから大きくするというのも1つの手段です。

カフェはスキルがなくても始められる、というものではありません。
コーヒーや紅茶の淹れ方や料理やお菓子作りなどのスキルが必要になってきます。
他にも経営のスキルや接客のスキルも必要でしょう。
そういったスキルを学べるスクールに通ったり、実際にお店で働いて経験することが大切です。

相談先を探しておく

どの起業でもそうなのですが、やはり悩みは尽きないものです。
1人で解決できるものもあればそうじゃないものもあります。

カフェは自身の価値観をお客様に共感してもらう場所だと私は考えています。
かと言って周りの意見を全く聞かず自身のこだわりだけを押し付けても意味がありません。
また、悩み事を1人で抱えてもどうにもならないことだってあります。
そんなときに相談できる場所や人、アドバイスなどを求められる場所を探しておきましょう。
既に何年か経営している同業の経験者専門のアドバイザー、SNSやネット上でのスキルシェア・サービスなど自身が気軽に相談できる場所を作っておきましょう。

なぜカフェをやりたいのか意志を強く持つ

「なんとなくカフェをやりたいと思って始めたら失敗してしまった」

「起業したはいいものの上手く行かず悩んでいた時に何で自分がカフェをやろうと思ったのかちゃんと思い出せず、頑張ろうという気持ちがなくなってしまった」

「オープンさせることに必死でその後のことを考えていなかった。」

カフェを起業して1年足らずでお店を畳んでしまった方々からよく聞く言葉です。
業種に関わらず起業というものは多くの問題が舞い込み、それを解決していかなければいけません。
大きな壁にぶつかる事も多々あります。

そんな時に必要なのがこの事業で絶対成功させるぞという強い意志です。
なんとなくで始めたものやモチベーション低く始めたものに対しては壁にぶつかった時になんでこんなことしてるんだろうとマイナスな気持ちに陥りやすいです。

起業を考えている人はきっと起業の仕方で検索すると思いますが、多くの記事などに「なぜ起業したいのかを考える」という風に書いてあるのではないでしょうか。
私自身、なんとなくで起業して失敗している人を見てきましたし、強い意志で起業した人が困難に立ち向かい低迷していた会社を立て直したというのも見てきました。

カフェでの起業はこれらが顕著に現れているなと私は感じています。
これからカフェで起業しようと思っている人はまずなぜカフェなのか起業してどんなことをしたいのかを言語化してみてください。
これに関してはなんとなくではなくはっきりと言葉にできないと意味がありません。

まとめ

まとめ-cafe

カフェは確かにスキルが必要になりますが、未経験でも起業することは可能です。
しかしカフェを起業するのにはある程度の資金が必要になります。

もし、カフェでの起業を考えているけれど資金が足りないと悩んでいるのであれば一度CEOパートナーにご相談ください。
融資を受けるためのお手伝いをさせていただきます。
完全成功報酬型なので融資が下りなければ費用が一切かからないのがCEOパートナーの大きな特徴です。

カフェを起業するのに強い意志が必要とお伝えさせていただきましたが、その強い意志があるのにも関わらず金銭面で諦めてしまうのはもったいないです!
相談は無料なので夢を夢のままで終わらせたくないと思った方はまず相談してみてください。
多くの方の夢が叶うその時を心より願っております!

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この記事を書いた人

過去に起業家の友人と些細なきっかけから会社を設立。当時得た知識とノウハウを活かし、現在は起業と会社設立に関する情報を発信中。趣味は旅行や推しを見ながら晩酌する事です。

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