サウナ起業でブームに乗れ!必要資金や資格、7つの成功ポイントを解説

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昨今のサウナブームに感化されて、サウナで起業したい!と考える方も珍しくないのではないでしょうか。

世の中にはさまざまなコンセプトのサウナが誕生しており、以前まではおじさんイメージの強かったサウナが、老若男女問わず愛される存在となっています

ここではサウナを起業するメリットやデメリット、事前に知っておくべき必要資金やその調達方法、資格など、サウナ起業における必要知識を一挙にご紹介しています。

サウナ起業を成功につなげるポイントも豊富に紹介していますので、ぜひ最後までチェックしていってください。

あなただけのサウナを創り出して、ブームをさらに盛り上げましょう。

目次

サウナで起業するメリット・デメリット

サウナ

まずは、サウナで起業を行うメリットとデメリットについて紹介します。

リピート客を確保しやすい

サウナ事業はほかの業態に比べると、リピーターが付きやすい特徴があります。

気に入ってくれさえすれば週2,3回通う方も多く、常連客を作りやすいです。

また、サウナ専用の検索サイトも存在しているため、SNSなどで口コミが広まりやすい環境が整っています。

「好き」を仕事にできる

サウナが好きという方には、これ以上ない仕事でしょう。

仕事を通して自分の理想のサウナを作り上げることができます。

また、好きなことなのでマーケティングや改善などにも前向きに取り組めます。

趣味を仕事にしたい、やりがいをもって働きたい方におすすめです。

きちんと計画すれば資金調達は難しくない

サウナを開業するにあたって必要な資金は、融資制度などを活用して調達可能です。

日本政策金融金庫では、新たに事業を始める方向けに最大7,200万円の融資を行っています。

融資を受けるにはある程度の自己資金を持っていることが前提とされているものの、しっかりとした事業計画や資金計画が練られていれば、高額融資の獲得も夢ではありません。

ランニングコストが負担となる

一方、デメリットについてはかなりのランニングコストがかかるという点が挙げられます。

水風呂やシャワーに使う水道費やサウナ室を暖めるための燃料費、電気代や人件費などがいくらかかるか事前に算出しておかなければなりません。

創業後は赤字になる可能性も高いです。

あらかじめ、半年程度の運転資金が賄えるほどの資金を用意しておくとよいでしょう。

競合・ライバルが多い

サウナブームの到来により、競合やライバルが増えている傾向にあります。

人気店は順番待ちになるなど、需要は維持し続けているとはいえ顧客が分散しているのは事実です。

また、価格競争が起こりやすいため客入りは上々にもかかわらず満足のいく利益が上げられないことも考えられます。

独自の施策やオリジナリティのある強みで店舗づくりをすることが重要です。

サウナ起業に必要な資金と調達方法

資金

続いて、サウナを起業する際に必要とされる資金とその調達方法について解説します。

初期費用(建築費・備品費など)

初期費用は、施設に必要な設備費とサウナ室内の設備費に分けられます。

施設の建築に必要な設備
  • 水風呂
  • シャワー
  • 外気浴場
  • トイレ
  • 受付
  • 休憩所
サウナ室内設備
  • サウナストーブ
  • ベンチ
  • 木材
  • 温度計

快適なサウナ施設を作るためには、多くの設備が必要です。

小規模であっても数千万円はかかるといわれています。

ランニングコスト

毎月のランニングコストもサウナを起業するうえで必要な費用です。

主な項目は下記の通りです。

  • 人件費
  • 家賃
  • 水道光熱費
  • タオル、シャンプー、石鹸などの消耗品費
  • 広告費、メンテナンス費、事務所の備品などの雑費

他の事業と比べて、水道光熱費は多くかかるでしょう。

予想外の出費に慌てないように、事前に計算しておくことをおすすめします。

創業融資や補助金がおすすめ

初期費用やランニングコストを賄うには、資金調達が必要です。

創業融資や補助金を利用するとよいでしょう。

下記の制度が特におすすめです。

  • 新規開業資金:日本政策金融公庫が実施する創業融資。創業2期以内であれば担保や保証人は原則不要
  • 事業再構築補助金:中小企業などの事業再構築をサポートする補助金制度
  • 小規模事業者持続化補助金:売上を得るためにかかる経費の一部を支援するための補助金制度
  • 各地方自治体の補助金制度:出店を予定する地域で行う独自の補助金制度

サウナ起業に必要な資格と営業許可

サウナ

では、サウナを起業するために必要な資格や営業許可はあるのでしょうか。

いずれも解説していきます。

取得の必要な資格はない

まず、サウナを起業するための必要な資格はありません

しかし、取得しておくと有利になる資格は存在します。

たとえば、「サウナ・スパ健康アドバイザー」「サウナ・スパプロフェッショナル」は厚生労働省が後援する資格なのでおすすめです。

サウナ・スパプロフェッショナルはサウナ・スパ健康アドバイザーの上位資格であり、保有しているとサウナ・スパ施設に関する専門的知識があると証明できます。

2つの営業許可申請が必要

営業許可については、以下2点が必要とされます。

  • 公衆浴場法に基づく設備基準についての許認可申請
  • 火を使用する際の設備などの設置届

営業許可を取得するには、立地の規定や構造基準、衛生管理基準の面で適正かどうかも重要です。

まずは、計画時点で保健所に平面図を持参して相談することをおすすめします。

サウナ起業で成功するためのポイント

ポイント

ここでは、サウナ起業を成功させるためのポイントをお伝えします。

CEOパートナーでプロの専門家を頼る

事業を始める際は、さまざまな人の意見を聞くことをおすすめします。

特に専門家の意見を聞きながら事業を進めるだけで、成功率が大幅に変わります

相談先としておすすめなのが、CEOパートナーです。

事業に関する悩みを持つ起業家に、経営面に強い税理士法人を紹介する事業を行っています。

資金調達の方法や経営アドバイスなどあらゆる相談が可能です。

プロの意見を参考にしながら、最短距離で事業を成功させましょう

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コンセプトを明確にする

事業を行う際には、必ずコンセプトを明確にしてください。

サウナ事業でも同様で、どんな店舗を作るのかをまずは考えます。

どの層に向けた施設にするかでデザインやサービス内容も変わってきます。

事業運営の指針にもなるので、最初にきちんと決めておきましょう

立地や物件、価格設定は慎重に

お客さまが訪れやすい施設にするには、サウナの立地や物件、価格設定は非常に重要な要素です。

たとえば、駅や商業施設付近の場所に開店すれば、人々は足を運びやすくなります。

しかし、その一方で物件自体の価格は上昇し、結果的に利用料金も高騰せざるを得なくなる可能性があります。

すべて希望に沿った物件はなかなか存在しません。

コンセプトやターゲットに沿った条件で選択することが重要です。

競合との差別化を図る

新しくサウナ施設を作る場合は、競合と差別化を図らなければ生き残っていけません

施設のウリになる部分なので、時間をかけて考えてください。

オリジナリティのあるサウナを作ることで、新規客を流入させることも可能です。

リピーターを作るための第一歩としても有効でしょう。

常に清潔さを保つ

サウナや温泉のような服を脱いで利用する施設では、特に清潔さを求められます。

施設内が綺麗に保たれていなければ、新規のお客さまがリピートすることも少なくなります。

サウナ室内だけでなく、トイレや休憩室など施設内のあらゆる場所は清潔に保ちましょう

定期的なメンテナンスを行う

お客さまに満足してもらえる施設にするためには、メンテナンスを頻繁に行うことが重要です。

施設が故障したり老朽化したままだったりすると、一気に評判は悪くなります。

逆に、常に最新の設備を整えて快適に過ごせる施設であれば高い評価を受けられるでしょう。

投資と考えて、メンテナンスには費用を惜しまないようにしてください。

集客方法に工夫する

SNSを使用したりビラ配りを行ったりと、オンライン・オフライン問わず集客方法にはさまざまな方法があります。

ターゲットとする層やコンセプトによって集客方法は異なるでしょう。

イベントやキャンペーンを企画するのも、新規の顧客を獲得するために有効な手段です。

また、会員制度や特典の導入などを行えば、リピーターの確保にもつながります。

集客方法はあらゆる方法が考えられるので、多くの施策を実行してみてください。

サウナを起業するまでの流れ

サウナ

サウナを起業するまでの主な流れについても解説します。

サウナの種類・コンセプトを決める

まずは、サウナの種類や営業コンセプトを決めます。

お伝えした通り、事業運営の指針になる部分なので明確にしておいてください。

サウナといっても、ドライサウナやスチームサウナ、ミストサウナなどその種類はさまざまです。

ターゲットやコンセプトに合わせた種類を選択しましょう。

サウナを入れる物件を決める

コンセプト等が決まったら、物件選びに移ります。

集客のしやすい駅前や繁華街の付近にするのか物件の価格が安い郊外にするのかで選択肢は変わってきます。

また、サウナ施設として利用できる物件かどうかも確認しなければなりません。

物件探しと一緒に、サウナ施設を建築した実績のある施工会社も見つけると安心です。

事業計画書を作成する

新規事業を立ち上げるには、事業計画書を作る必要があります。

事業計画書は、今後行う事業のコンセプトやサービス、市場調査の結果、収益可能性等を記載する書類です。

事業を進めるうちに迷うことなどあれば、見返して基本に立ち返ることができます。

さらに、融資や補助金を受ける際にも提出を求められます

手間はかかるものの、作成しておいて損はないでしょう。

CEOパートナーでは、税理士による事業計画書の作成代行サービスも行っていますのでぜひご相談ください。

必要書類の準備や提出

サウナ営業に必要な書類の保健所への提出も必須事項です。

提出が必要な書類は、下記です。

  • 公衆浴場営業許可申請書
  • 建物の平面図およびその諸施設の配置図
  • 消防法令適合通知書
  • 構造設備の概要書
  • 建築基準法に基づく検査済証の写し
  • サウナ室の展開図
  • 付近見取り図

このほかにも、保健所から個別で提出を求められる書類もあります。

事前に必ず確認しておきましょう。

サウナに必要な申請を行う

サウナ運営には、消防法・建築基準法の申請手続きが必要です。

申請することで、消防機関などとサウナ施設の設計や施工が開始されます。

地域によっては、施工中に中間検査が行われる場合があります。

保健所の検査を受ける

サウナ施設の施工が終わったら、設備基準を満たしているか判断するために保健所の検査を受けます。

設備に不備があった場合は、指摘されたとおりに修繕をして報告を行ってください。

また、検査を受けるには「建築基準法に基づく検査済証の写し」が必要です。

営業許可を取得する

保健所の検査の結果、特に問題がなければ約2週間程度で営業許可書を取得できます。

これでようやく、理想のサウナを作るまでの準備が完了しました。

また、営業許可が下りた後に経営者や法人名を変える場合は、変更後10日以内に管轄の保健所に報告を行ってください。

まとめ

著名人やメディアの影響で、空前の大ブームとなっているサウナ

サウナに通うことを「サ活」と呼び、老若男女問わず多くの人気を誇っています。

大きなビジネスチャンスではあるものの、その分競合が多いので戦略はじっくり考えなければいけません。

そんな時におすすめなのがCEOパートナーです。

経営戦略面のアドバイスはもちろん、資金調達の方法まで指南してくれます。

経営に関するあらゆることを相談可能なので、お悩みがある方はこの機会にぜひ問い合わせてみてください。

資金調達が成功した場合にのみ費用が発生する完全成功報酬型を採用しているため、相談だけなら無料です。

サウナ運営以外にも、事業の構想があればどんな相談も受け付けています。

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この記事を書いた人

Webライター歴3年、現在は個人事業主として活動しています。独立を目指す方に私の経験で何か役立つものがあればと考え、主に起業に関する記事を書いています。趣味はK-POPとSFアクション映画と猫の動画を見ること。

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