パーソナルジムを立ち上げたいけど、
「事業計画書の書き方がわからない」
「資金調達でつまずいている」
という悩みに直面していませんか?
これらの悩みは、あなた一人だけのものではありません。
成功への道は、正しい知識から始まります。
この記事では、融資を受けるための鍵となる事業計画書の作成方法から、他のジムとは一線を画すサービス提供のアイデアまで、あなたが成功するための全てを詳しく解説します。
あなたのパーソナルジムが地域で一番の場所になるための秘訣、準備はいいですか?
さあ、一緒にその第一歩を踏み出しましょう。
【項目別】パーソナルジムの事業計画書の書き方
事業計画書を作るにあたって書く必要がある内容をまずは簡単に解説していきます。
企業概要欄〈企業名・経歴・動機〉
企業概要は次の3つの項目で出来ています。
- 企業名等・・・「代表者名/企業名・屋号/所在地/設立年月日/資本金/事業内容」を記入します。
- 経営者の略歴等・・・経営者の経歴屋取得資格を記入します。最終学歴以降の職歴に加えて、事業に役立つ資格類は必ず記入しましょう。
- 起業の動機・・・なぜその事業を立ち上げたいと考えたのかを記入しましょう。市場調査や社会や地域貢献の視点もあるとなお良いです。
企業名や設立年月日はいったん仮決めの物でも問題ありません。
事業内容欄〈目標・コンセプト・現状分析・各計画〉
事業内容には次の6つの項目があります。
- ビジョン・目標・・・事業を通じて達成したいビジョンに加え、売り上げ目標や利益目標を記入します。
- 事業コンセプト・・・「商品・サービスの内容/ターゲット顧客/商品・サービスの提供方法・仕組み」を記入します。
- 現状分析等・・・「業界のトレンド、市場規模/競合の状況/自社・事業の強み・優位性」など今の市場の状況やその中での自社の立ち位置を記入します。
- 販売・仕入計画・・・「販売計画/販売促進・集客方法/仕入計画」を記載します。
- 店舗・施設計画・・・店舗や施設を持つ場合のみ、「出店エリアの状況/店舗概要」を記載します。
- 実施体制・人員計画・・・表に3年目までの担当配置人数を記載、役員報酬やアルバイト賃金も予定を記載します。組織体制図など、図を用いた記載もおすすめです。
図や表を使って読みやすい内容を心がけましょう。
また、具体的な数字があると説得力がある計画書を書くことができます。
複数の店舗・施設がある場合はそれぞれ分けて記載します。
数値計画欄〈投資・調達・損益計画〉
数値計画には次の2つの項目があります。
- 投資・調達計画・・・必要な資金を設備資金・運転資金に分けて記載します。また、調達方法を自己資金・親族等からの借入・金融機関からの借入に分けて記載します。
- 損益計画・・・起業後3年目までの「収益/費用/利益」を計画し記載します。
必要とする初期費用やその調達方法、また期待できる売り上げや利益について、3年程度先まで数値化して書きましょう。
また、自己資金もなるべくあるほうが有利なので事業のためにある程度の貯金、最低でも100万円以上、初期費用の2~30%程度は確保しておくことも肝心です。
実施スケジュール欄
起業後2、3年程度先までのスケジュールを記入します。
- 実施項目・・・実施項目の具体例は「開業設立/店舗(施設)準備/仕入業務/商品・サービス展開/販売促進/人事・労務管理/財務活動」です。
店舗や施設を持たず、従業員雇用もない場合は「開業届/広報活動/営業活動」で収まることもあります。
融資に通る!事業計画書4つのポイント
事業計画書をスムーズに作成するためのポイントを解説します。
企業概要で信頼性や本気度を強調
企業概要は起業者本人のPRポイントとして使えます。
自身の経歴やスキルを略歴に詳細に書き、また動機の記載で自身の本気度をアピールしましょう。
動機の記載としては下記の流れで書いていくといいでしょう。
以上のポイントを踏まえることで、説得力のある内容になります。
事業内容で他社と差別化
次に他社と比較した時の自社の強みをPRしましょう。
起業したい商圏内には概ね、既にライバルとなる同業他社があったり、今の時点ではなくても今後進出してくる可能性が十分にあります。
事業運営をしていく上ではそうした競合から顧客を勝ち取っていく必要があります。
自社の優位性が書かれていない事業内容では、融資担当者も融資を通すことができないということになってしまいます。
競合と比べて自社のどのようなポイントが優れているのかを事業計画書に記入しましょう。
数値計画は整合性があるかをチェック
数値計画書は直接お金に関わる部分なので事業計画書の中でも融資担当者の注目度が高いものです。
特に、売り上げや利益の予測値を記載する損益計画書は重要です。
損益計画書は収益、費用、利益の3つの要素で出来ています。それぞれ大まかに説明すると下記のようになります。
- 収益・・・売上高
- 費用・・・原価や販管費などの事業運営にかかる費用
- 利益・・・費用を差し引いた後に会社に残るお金
イメージとしては数値計画書は事業内容を数値で説明すると言ったものです。
なので融資担当者から信頼を得るには、企業概要など事業計画と数値計画書の整合性が取れて、もちろん計算も合っているものである必要があります。
実施スケジュールは図で分かりやすく
いつ誰が何を行うのか、というアクションプランを記入したものが実施スケジュールです。
融資申請に必要なのはもちろんですし、起業後にいつまでに何をしなければいけないのかという予定や、その結果どの程度予定とずれてしまったのかというギャップを確認できるものです。
チャート図を使って作成し、実施したら色を塗りつぶして見やすくするなどの方法がおすすめです。
現実的なお金の話!開業費用を試算
ここではパーソナルジムの開業費用を試算する方法を見ていきましょう。
パーソナルジムの経費一覧
開業費用は大きく開業時の設備資金と開業後の運転資金に分けられます。
設備資金は物件取得費用、内装工事費用、機材や設備費用がこれにあたります。
それぞれ内訳は下記のようになります。
- 物件取得費用・・・店舗が入る物件を取得するための費用。6か月分程度の家賃が保証金として必要になることが多いため、100~200万円程度が必要になります。
- 内装工事費用・・・水道・ガス・電気から、壁やクロスの張替えなどでかなり高額になることが多く、高いと500万円近くかかることもあります。
- 機材や設備費用・・・トレーニングマシンなどの費用です。設置する機材によってかなり変動がありますが100~200万円程度必要です。
運転資金としては次のものが挙げられます。
- 物件の家賃・・・家賃が20万円であれば年間240万円。
- 水道光熱費・・・毎月15~20万円程度。
- 人件費・・・フルタイムのスタッフを3人雇用する場合であれば毎月80~100万円程度。
この試算の場合であれば開業初年度だけで2000万円程度のコストがかかってしまうこととなります。
新規開業資金などの創業融資を使って資金調達をしっかり行った上で開業しなければ、金策のために駆け回るような状態になってしまい事業に集中できなくなってしまう可能性が高いです。
算出方法は利益をどう出すかで計算
売上高から上記のコストを差し引いたものが会社に残るキャッシュ、つまり利益となります。
一番予想が難しいのは売り上げ高だと思いますが、毎月にどのくらいの顧客が来る見込みなのか、顧客単価はいくらなのか、可能な限り根拠を持った数字をベースに算出しましょう。
そこから自身が作りたい店にかかるコストの見積もりを計算して差し引くと利益がいくらなのか予測することができます。
自分一人では計算が難しい部分もあると思うので、まずはCEOパートナーで税理士の紹介を受けて一緒に試算してもらうことがおすすめです。
利益が出るかの確認方法
利益を出すためには自社の商圏分析をしっかりと行いましょう。
店舗経営の大部分が立地で決まると言われることもあります。
出店場所がどのような場所なのか、どのくらいの年齢層や収入層の人がどれくらい住んでいるのかなど、出店地域のターゲットの分析をしっかりと行うことが必須です。
様々な企業が商圏分析のツールを出しています。
ツールを活用し、また自身で出店場所に足を運んで分析しましょう。
融資が通る4つのコツ
起業家にとって、資金調達のための融資の申請は最初のハードルとなります。
ここでは融資申請を乗り越える4つのポイントを解説します。
餅は餅屋!融資の専門家に相談
まず第一におすすめすることは専門家に相談をすることです。
事業計画書の作成は素人が作成しようとすると難しい部分も多くかなりの時間がかかってしまいますし、一度審査に落ちてしまうと、審査に落ちたという記録が残ってしまうため以降の審査においても不利になってしまうことがあります。
一方、税理士などの専門家のサポートを依頼をすることで早く、精度の高い事業計画書を作成できます。
また、専門家自身の過去の経験から経営の相談にも乗ってもらうことができます。
私がおすすめするのはCEOパートナーです。
創業者個人の業種から最適な融資制度選びから、融資を受けるまで徹底サポートを受けられます。
さらに創業融資の実績のある税理士に24時間以内に繋がることのできるスピード感もCEOパートナーの強みです。
時間との戦いである起業初期において、少しでも早く確実に創業融資を受けるためまずは専門家に相談してみましょう。
自己資金を100万円以上準備
日本政策金融公庫の創業融資は制度上、比較的自己資金が少なくても融資を受けられやすいものです。
しかし、実際に審査を通過した人の多くは3分の1以上の自己資金を準備している傾向があります。
目安として、なるべく起業資金の3分の1以上、また金額として少なくとも100万円以上のお金を自身で貯めて用意することが望ましいです。
自分の経験・信用をアピール
融資担当者は事業のプランだけではなく、創業者個人のスキルや経験、そして信用情報もチェックします。
まず経験としては起業する分野での業務経験が6年以上あることが望ましいです。
そして難関資格や仕事の実績など、高いスキルを証明できるものはしっかりPRしていきましょう。
次に信用情報ですが、クレジットカードなど金融上の信用情報はCICで確認することができます。
滞納など信用に傷があると、融資には不利になってしまいます。
現実的な事業計画書
融資にあたって、ビジネスプランやアイデアの魅力を語ることも必要です。
しかし、魅力、熱意が十分でも現実性がなければ融資を通すことは難しいでしょう。
自社の商圏における市場調査やそこから導き出される売り上げ予測、コストを差し引いた利益などお金に関する部分は明確に詰めておく必要があります。
もちろん、起業でそれらの数値を洗い出すことは難しい場合もあるでしょう。
事業計画書で迷ったらまずはCEOパートナーに相談してみてください。
独自のサービスで差別したジム例
最後にジム起業の成功例として、独自のアイデアで他社と差別化をして活動しているジムを紹介します。
遊ぶように鍛える「ジムフィールド」
ジムフィールドは「遊ぶように鍛える」というコンセプトのジムです。
マシントレーニングではできる動きに制限があり、またジムの利用者同士の待ち時間が発生してしまいます。
これらの無駄や問題を解消し、効率よく楽しく筋トレをするというコンセプトで運営しているのがジムフィールドです。
女性専用リバウンド対策「アウトライン」
アウトラインは女性のリバウンド対策という部分に特化したジムです。
男性と同じ部屋でトレーニングをするのは抵抗があるという女性のため、トレーナーも大部分が女性であることがアウトラインの特徴です。
また女性には筋肉を大きくしたいのではなく綺麗なボディラインを作りたいというジム利用者が多いです。
女性のトレーナーが女性に特化したマシンやトレーニング方法を提供するというコンセプトで活動しているのがアウトラインです。
推し活の体力をつける「オタクジムClara」
Claraは推し活をしているオタク女性専門のジムという一風変わったジムでオタクのトレーナーが在籍しているのも特徴です。
舞台活動やイベント、原稿などアクティブにオタク趣味を充実させるには体力が必要だというコンセプトで活動しています。
また、推しに恥じない体型づくりとして推しイベまでに綺麗な体を作りたいという方やコスプレイヤーに向けてのトレーニング指導を提供しています。
まとめ
大きな元手を必要とするジムの開業にあたって、創業融資は最初に乗り越えるべき大きなハードルとなります。
CEOパートナーを活用し、創業に強い専門家の力を借りて効率的に事業計画書を作成してみましょう。
専門家の力を頼って事業計画書を綿密に作り込めば、資金調達の成功に繋がるだけではなく、事業の成功率も大きく上げることができます。
理想のジムの実現のため、まずはCEOパートナーの無料相談を利用してみてください。
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