起業は1人でできる!スキル・資格なしでも年収380万円を確保する方法

窓際に座ってパソコン作業をする女性

「起業を1人で気軽にしてみたい」「自宅で1人起業したい」こうした思いを抱く方は少なくないのでは。本記事の執筆を担当している私も同じ思いを抱いていた一人なので気持ちはとてもよく分かります。私はスキルもなく資格もなく、それでもフリーランスの働き方に憧れて思い切って起業した結果、ありがたいことに自分の好きな仕事に就くことができています。本記事ではスキルなし資格なしの私が起業したビジネスモデルを中心に、一人起業におすすめの職種や知っておきたい税金のお話を取り上げてご紹介していきます!個人事業主として起業した私の経験をもとにお話しておりますので、「こんな方法で起業した人もいるんだ」とご参考頂けますと幸いです。

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目次

私【女性/スキルなし資格なし】が起業したビジネスモデル

女性とデジタル

ここでは私が現在、個人事業主として携わっているお仕事のビジネスモデルをご紹介します!表に簡単にまとめてみました。

【WHO】顧客は誰かとあるベンチャー企業
【WHAT】どんな価値を提供するか企業の要求するテーマに沿った完成度の高いメディア
【HOW】どうやって価値を提供するか企業に常駐しコミュニケーションを取りながらメディア作成を行う
【WHY】なぜお金になるか作成したメディアが企業のサービスを世に広めるきっかけとなり、企業の売上貢献につながるから

実は個人事業主として働きながらも、企業に常駐して業務を行う方法を取っています。個人事業主といえば在宅ワークが叶う印象がありますよね。一般的には企業から請け負ったお仕事を在宅ワークで取り組む個人事業主が多いと言えます。私は仲間とコミュニケーションを取りながらお仕事をするのが好きですし、連携が必要な業務にも携わっているため常駐となっています。そして私がBtoC(対個人)ではなく、BtoB(対企業)のビジネスを選択した大きな理由は「安定した収入が得られるから」。特にWebライターのお仕事はBtoCでは契約が短期間だったり、報酬に期待できなかったりと安定してお仕事を確保するのは難しいのです。BtoBなら企業から認められれば長期的にお仕事を頂け、その分報酬も安定しやすいのです。

起業は1人で!自宅でできるおすすめの職種5選

ホームオフィス

個人的には1人で起業するのはおすすめです!人間関係で悩む必要もなく、自身のやりたいお仕事に集中して取り組むことができます。1人で起業するなら自宅で気軽に始めたいと考える方は多いでしょう。一人起業で在宅ワークを叶えるのにおすすめの職種を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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Webライター

私がそうですが、Webライターは一人起業におすすめと言えます。そもそも1つの記事を作成するのに複数人が携わってしまうと結局何を主張したいのかよく分からない文章になってしまいます。大きなメディアサイトを運営するのであればWebライター複数人で集まって効率よく記事を量産することもありますが、基本的にWebライターはシングルプレイヤーです。Webライターが収入を得るには私のように一企業から継続的にお仕事を請け負う方法のほか、クラウドソーシング、複数の個人や企業から一時的な案件をいくつも同時に請け負う方法などがあります。Webライターとして唯一苦労を感じているのは、モチベーションを保つことです。もともと長文の作成は苦ではないのですが、文字ばかり見ていると眠気に襲われてしまうことがあるので切替やこまめな気分転換が必要になります。また前提として、学生時代の作文や論文が苦手だった方にはあまり向いていないかもしれません。

アフィリエイター

アフィリエイト(=成果報酬型)の広告を自身の運営するブログやSNSなどに貼り付け、報酬を受け取る職種をアフィリエイターと呼びます。成果報酬型なので貼り付けた広告から商品・サービスの購入や利用がされて初めて報酬が発生します。読者の多いブログやSNSほど、アフィリエイト広告のクリック率やその先の購入率が期待できますので、まずは自身のブログやSNSを成長させる必要があります。成果が出始めるまで時間のかかる職種ですが、1人で完全在宅ワークが叶う上、成功すれば青天井を狙える職種ですよ。私の知り合いにもアフィリエイトを通じて成功した方がいらっしゃいますが、成果が出るには半年以上かかったとのこと。成果が出ない間も自分を信じてブログやSNSを運営し続けられるかどうかが成功のカギとなります。

ネットショップの運営

自宅で一人起業するならネットショップの運営もおすすめです。ハンドメイドが得意ならネットショップを立ち上げて販売することができますし、自身で販売するモノを作り上げなくとも、ハンドメイド作家と提携してモノを販売させてもらうことも可能です。取り扱う商品によってネットショップの利用数や売上は左右されます。現在あまり注目されていない・あまりにもマイナー過ぎる商品は売上に期待できないでしょう。商品選びは慎重に行いましょうね

YouTuber(ユーチューバー)

YouTuber(ユーチューバー)は近年人気爆発中の職種です。特に若年層から人気のある職種ですが、年齢問わず参画できる業界と言えます。YouTuberとして全国的な有名人になるのは難しいですが、自身が投稿する動画ジャンルの中で有名を目指すのはそれほど難しくないと言えます。例えば飼い猫のほのぼのとした動画を投稿するのであれば、飼い猫アップ系YouTuberを好む視聴者の中で有名を目指すといった具合です。1人で活躍されているYouTuberの方はたくさんいらっしゃるほか、内容によっては動画の撮影から編集、投稿まですべて自宅で作業が叶う職種です。ただし身バレや住所の特定がされないよう細心の注意が必要なほか、動画内での何気ない言動がキッカケで大勢の視聴者からバッシングを受ける可能性を覚悟しなければなりません。

動画エディター

動画エディターは動画編集に特化したお仕事で、企業と個人どちらからもお仕事を請け負うことが可能です。先ほどご紹介したYouTuber(ユーチューバー)の方と連携したお仕事も可能ですし、企業から動画編集の委託を受けることもできます。テレビ離れの進む近年、YouTubeやSNSなど、商品の宣伝や企業アピール・エンタメなどは動画が中心の世の中となっています。動画エディターは非常に需要の高い職種と言えるでしょう。動画編集の勉強は必要ですが、スキルを身に付ければ1人で十分に活躍できる上、自宅ですべて作業の完結するお仕事です。ただし動画編集はセンスが問われるため、勉強だけでは補えない向き不向きが顕著になるかもしれません。

番外編 スキルがある方におすすめの職種

ここでは番外編として、スキルのある方が起業を1人でする場合におすすめの職種をご紹介します。

  • エンジニア
  • Webデザイナー
  • 税理士
  • サロン経営
  • 不動産仲介業者

これらはスキルの求められる職種です。しかしどれも需要の高い職種ですので、スキルを持つ方は独立して有利に職に就くことができるでしょう。裏を返せば、スキルのない方が勉強もせずいきなり上記の職種で起業するのは難しいです。

マネするだけでOK|私が一人起業で成功した3ステップ

女性と画面上のグラフ

私のビジネスモデルは1章でご紹介しましたが、ここでは具体的にどのような流れでビジネスの安定に至ったかをご紹介していきます。普通の人間でも1人で起業して安定した収入が得られています。ぜひ皆さまの参考になれれば幸いです!

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ステップ1 まずは副業として始める

いきなり独立して起業するのは失敗したときのリスクが高いので、会社員は辞めずにまずは副業として始めました。実は最初からWebライターをしていたわけではなく、当時はSNSでのコンテンツ販売に興味を持ち、足を踏み入れました。1ヵ月目で数千円の収入を獲得、0→1は達成しましたがその後の売上拡大に苦戦。モチベーションを失いつつあったとき、コンテンツ販売で月収2300万円を売り上げる大物起業家の方にダメ元でコンタクトを取ったところ、快く電話で相談に乗ってくださいました。私のコンテンツを見てもらい、「文章がとても上手だからWebライターとしてやっていけるんじゃないか」とアドバイスを受けたのがWebライターとなったキッカケです。副業として始めるからこそ、「失敗してもいいからまずはやってみよう」が可能ですし、色んな職種に挑戦しながら自身の向き不向きを見つけていく余裕ができるのです。

ステップ2 仕事を紹介してくれる会社に出会う

本格的にWebライターのお仕事に就きたい!と考え、また同時にWebデザインにも興味があったため、提供される課題でデザインを学びながら働く会社に転職しました。そしてWebスキルを求める企業を紹介いただき、出向。デザインスキルはもちろんですが、ライターを募集されているとのことで立候補しました。ここから私の本格的なWebライター活動がスタートです。ちなみに転職時には皆さんのイメージ通り、転職サイトで会社を探しました(私はtypeを利用)。

ステップ3 マッチングした企業と業務委託契約を結ぶ

出向先の企業とありがたいことに、個人として業務委託契約を結ぶ運びとなります。こうして私は個人事業主として独立、一つの企業と継続して一緒にお仕事をさせてもらう流れとなりました。個人事業主なので、ほかからも好きにお仕事を確保してこれます。副業時代、Webライターとして実績を積み上げるためにクラウドソーシングを活用していました。現在も、趣味かつお小遣い稼ぎとして、クラウドソーシングでお仕事を請け負うこともあります。

起業を1人でしたときの平均年収は380万円

お金が育つ

気になるのは起業後の収入ですよね。現職より稼げなくなったら嫌だし…。お金の不安でなかなか一歩踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。国税庁の統計情報によると、個人事業主の平均年収は380万円とされています。平均なのでもちろん380万円よりはるかに稼いでいる方もいらっしゃいますし、逆も然りです。現在の私の肌感覚ですが、特定の企業と長期的に契約を結ぶ個人事業主の方は平均年収くらいの金額を稼いでおられます。月収で言うと31.6万円ですね。ちなみにですが、私にWebライティングのノウハウを教えてくれた個人事業主のDさんは、25歳でWebライターとして月収152万円を達成しています。年収にすると1,824万円ですね。若くして一流企業の年収も超えてしまうほどの活躍ぶりを見せる方も珍しくはないのです。

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所得税+住民税=46.5万円

ざっくりとした金額ですが、年収380万円の所得税は18万円、住民税は28.5万円となります。所得税と住民税は確定申告で決まり、所得税は3月15日までの支払いです。住民税は確定後6月・8月・10月・翌年1月の4回払いまたは一括払いから選べます。別途、国民健康保険料と国民年金保険料は毎月支払いとなります。国民年金保険料に関しては前納も可能。年収380万円の個人事業主は「所得税」「住民税」「国民健康保険料」「国民年金保険料」すべての税金を併せて103.5万円となります

個人事業主【年収380万円(月収31.6万円)】の税金内訳

所得税18万円
住民税28.5万円
国民健康保険料37万円
国民年金保険料20万円
①+②+③+④103.5万円

ご自身の年収で計算したい場合、シミュレーションサイト「個人事業主シミュレーション」が便利ですのでぜひ活用してみてください。

青色申告なら15万円ほど節税できる

「青色申告」をご存知でしょうか?確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種があり、個人事業主として一人起業するなら「青色申告」がおすすめです青色申告にするだけで最大65万円の節税となります。青色申告は65万円控除と10万円控除の2種類から選べます。それぞれ違いは以下表で見てみましょう。

青色申告(65万円控除)青色申告(10万円控除)白色申告
対象者事業所得・不動産所得・山林所得のいずれかがあり、3月15日までに「開業届」「青色申告承認申請書」を提出している方届け出は必要なし
記帳方法複式簿記簡易簿記簡易簿記
提出書類・確定申告書B・青色申告決算書・賃借対照表

・損益計算書

・第三表

・第四表

・確定申告書B・青色申告決算書・(損益計算書)

・第三表

・第四表

・確定申告書B・収支内訳書
保存帳簿・書類・総勘定帳・仕訳帳・現金出納帳

・売掛帳

・買掛帳

・固定資産台帳

・棚卸表

・現金出納帳・売掛帳・買掛帳

・固定資産台帳

・経費帳

・棚卸表

・法定帳簿・任意帳簿・棚卸表

青色申告にするには、申告の対象となる年の3月15日までに届け出を行う必要があります。また提出書類は白色申告より多く、煩雑にはなりますが、10万円もしくは65万円の控除が受けられるのが最大のメリットです。私も控除を受けたくて青色申告を選択、ただし初めての確定申告なので負担にならないよう、書類の少ない10万円控除にしました。

経費申請して更に節税につなげよう

さらなる節税の方法として、賢く経費をつけることが効果的。一人起業の個人事業主が経費申請できる代表的な項目は以下の通りです。

  • 国民年金/国民健康保険料
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)
  • 事業に利用した家賃、通信料
  • パソコン、有料ソフト
  • 書籍
  • 接待交際費

例えばYouTuber(ユーチューバー)であれば、動画撮影用に購入したものや撮影中に食べたものは経費申請できます。動画エディターは編集に有料ソフトを利用するため、購入費用を経費に充てることが可能です。

まとめ

結論、起業は1人でできますし、現にスキルも資格もない私が一人起業を叶えています。私の起業方法がすべてではないのであくまで参考程度に捉えていただきたいのですが、ビジネスモデルや3ステップはマネするだけで事業の安定を掴めます!個人事業主になったその年からお仕事・収入の両方を安定させたい方はぜひご紹介した方法で一人起業してみてくださいね。まずは副業から始めることをお忘れなく。皆さんが理想の働き方を手に入れられるよう願っています。

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この記事を書いた人

Webライター歴3年、現在は個人事業主として活動しています。独立を目指す方に私の経験で何か役立つものがあればと考え、主に起業に関する記事を書いています。趣味はK-POPとSFアクション映画と猫の動画を見ること。

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