【起業1年目のトリセツ】赤字を出さない4つの方法

起業することに憧れを抱く人は少なくありません。近年は、SNSを利用してネット物販をする会社が増え、起業する人も増加気味です。では「起業1年目」の経営者が悩んでいることは何なのでしょうか。起業することよりも、事業を続けていくことがなにより大事で難しいのです。起業1年目にして不安がたくさんある会社はとても多いです。本記事では起業1年目の方のリアルなお話や、やりがちな失敗あるあるなどお話していこうと思います。さらに2年目も同じ失敗を繰り返さないように2年目に向けたアドバイスも加えて紹介していきます。

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目次

起業1年目の経営者が悩むリアルな実態

起業したての1年目は2年目の基準となる年なのでしっかりと基盤を作りたいとこです。ですが参考とする物が無いので抜けが沢山ある年になるかもしれません。来年に持ち越せるものなどはいいのですが、税金関係や書類の手続き関係は絶対に忘れてはいけません!これまでの起業家が悩んできた起業後のリアルな実態を見ていきましょう。

売上と利益は違う

まず初めに起業後の売り上げについてです。起業する理由は様々ですが、利益を出したいのはすべての人に共通するかと思います。自分や家族、従業員の未来を背負っていますからね。そんな会社の売上額ですが、売上と利益は異なるんです。え、なんで?利益がお店売上そのものでしょ!?と思った方もおられるかもしれません。まず売上高とは、企業の商品やサービスを提供をして得られた売上金額の合計のことです。そして利益とは売上高から費用を差し引いた金額のことです。では売上高が高ければその分利益も高くなると思いませんでしたか?ココが大きな落とし穴です。売上をたくさん上げたからといって費用が高ければプラマイゼロです。費用には、家賃、人件費、水道光熱費など様々な費用があります。利益を残したいなら費用は最低限に収めましょう。

ビジネスモデルの設計は起業前に行っておこう

【ビジネスモデルキャンバス▼】

まずは会社の現状分析が必要になります。ここで使用するのがSWOT分析です。このSWOT分析をもとに事業の方向性の決定を行います。方向性を決めるうえで、事業の範囲を決めるのが「事業ドメイン」です。事業ドメインではSWOT分析をもとに、「強み」が活かせる機会を探していきます。方向性が見えたら、次に事業ドメインを定義します。「誰に」「何を」「どのように」の観点から整理します。この際、必要となるものが「ビジネスモデルキャンバス」というわけです。ビジネスプランの検討をする際に行うのがビジネスモデルです。事業ドメインを決めたあと、視点に偏りのないよう、ビジネスに必要な要素を掘り下げて検討していきます。そして、このビジネスモデルを表現する図が「ビジネスモデルキャンバス」です。ビジネスモデルキャンバスは9つのブロックに分けて設計します。上の図がモデルキャンバスのフレームワークとなります。ここに自分の事業の内容を当てはめていきます。例えば、ネイルサロンを経営する会社がこのキャンバスを作るとしましょう。1のCSには「女性」や「特別な用事を控えている方」などが書けます。それに基づいて、問題を埋めていくと自然と会社の経営方針が見直せるようになるはずです。これは起業家にとってはマストアイテムです!SWOT分析ついて詳しくはこちら▼

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自分は本当に起業に向いているのか悩む

起業に向かない人の傾向として、責任感のない人慎重すぎる人感情の起伏が激しすぎる人などあげられますが、会社の代表として上に立つ人間は、昔のような自由な仕事の仕方はできません!常に責任感を持つことが必要です。ですが、起業に失敗したくないという考えが強すぎる人は新たなことを始めるのが怖くなり、なかなか前に進めなくなることがあります。このような人もまた起業には向きません。また自分で自分のメンタルコントロールができる人でないと起業家になるのも難しいでしょう。一つでも当てはまる方はこの3つを直せるように意識してみるだけで会社は大きく変わってくるかもしれんせんね。

起業1年目にやりがちなミス3選

起業1年目はミスのオンパレードです。これは大半の方が悩む問題です。ですがミスは成功に変えることができます。これも1つの経験だと思えば逆にミスしてよかった!と思えることもででくるでしょう。そんな起業1年目にやりがちなミスを3つピックアップしました。

目の前の問題にとらわれがち

1年目は右も左も分からないことが多く、1つ問題を解決したかと思えばまた1つ増えます。この繰り返しで会社は成長していくのです。ですが、そんな目の前の問題だけにとらわれては事業はなかなか前に進んでいきません。目の前の問題を解決すること以上に、2年後3年後のことを考え「こうしておけばよかった…」と後悔を減らしましょう。

予算以上のコストを使用

起業時に、事業にいくらかかるか計算し目処を立てているかと思います。その中からやりくりできていますか?ついつい予算以上のコストを使用していませんか?多少の誤差はどうにかなりますが、会社の利益が未確定なのに高額な買い物や無駄な散財はやめましょう。今後稼ぐから大丈夫!と思っている方は気をつけるべきポイントです。

集客方法が1つか2つのみ

みなさんはどのような集客方法を実施していますか?チラシやポスターだけでは限界があります。それに気づいている企業はSNSを上手く活用しています。ターゲットの年代ごとにSNSを使い分ける集客方法もあります!例えば、インスタグラムは主に高校生や20代といった若い世代、30代半ばから50代はフェイスブック、それ以上はラジオで宣伝する会社もあります。このようにどの年代がターゲットなのかを見極めて集客してみましょう

起業1年目の赤字は4つのポイントを見直してみよう!

2章で書き出した様なミスをして赤字になってしまった方は必見です!見直してほしいポイントをまとめてみたので当てはまる項目がないか要チェックです!これから起業する方も、赤字を未然に防ぐための工夫はこれから紹介する4つを気を付けてみてください!

売上が生み出せないなら、事業計画を見直す

本来、事業計画は起業前に作成します。その事業計画書に基づいて運営を開始していくのですが、1年経っても売上が上がらない会社については残念ですが、起業前の事業計画と現実が上手くマッチしていないことになります。無理のない程度で設定しましょう。変更できそうな部分があれば今からでも事業計画書を見直しましょう。

毎月の経費を算出し、不要な費用を削る

毎月の固定費でかなり費用がかかっていませんか?不要な費用として実は固定費が一番多い可能性があるんです!少し手間のかかる作業にはなりますが、毎月経費を算出してみましょう。意外なところでの出費があるかもしれません。【節約できる固定費の例▼】

  • BGMとして契約している有線放送
  • 高すぎる広告宣伝費
  • 事務所の固定電話の加入料金

事業ドメインの見直し

SWOT分析をもとに事業の方向性の決定する事業ドメインですが、事業の方向性が間違っていた…なんてこともありえます。ここ(1章)で例に出したネイルサロンで例えると、①の誰に売るのかというターゲット層として「女性」と挙げていましたね。ですが近年ではネイル男子も増えてます。ここに「ネイルする男の子」と追加してみましょう。すると⑥の実現には「男性に人気のデザインを考える」という項目も津池できますね。このようにして現在のドメインだけではなく、現代社会により寄り添ったビジネスモデルキャンバスが作成できると良いでしょう。

創業融資が受けられるか検討する

まだ融資を受けていない方は創業融資が受けれるか相談してみるのも一つの案です。創業融資はメリットがたくさんあります。自分は売上が赤字なので融資が受けられるわけがない。とあきらめていませんか?そこで融資のプロ!税理士に相談してみてください!融資の詳しい制度や借り方まですべて相談に乗ってくれます。CEOパートナーという会社ではあなたに合った税理士さんを無料で紹介してくれるのでおすすめです!

生活できないなら、仕事を初めて事業を副業にする

最終手段としてですが、どうしても売上が上がらないときは今の仕事をやめることも考えてみてはいかがでしょうか。どうしてもこの仕事がしたい!という方は副業でやってみるのも一つの手段ですね!ずっと赤字のままにするわけにはいきませんから、生活ができなくなるまで赤字にするのはやめましょう。

起業2年目に向けて準備すること

起業して1年を迎え2年目に突入しようとしている方はどんな準備をしていますか?1年目と2年目の切り替わりは難しいもので、初年度のようなミスは、会社として許されません。そこで2年目に入る前に見ていただきたい!事前に準備しておいたら安心だと思う項目を3点紹介します!

従業員の報酬を構造化する

貸家にとって従業員は無くてはならない存在です。ですが雇う側より雇われる側の方が自由だということはお気づきでしょうか。会社をやめたかったらすぐ辞めることができます。しかし会社としては困りますよね。従業員は報酬を貰うために働いています。そんな従業員1人1人の出来栄えを評価してあげましょう。インセンティブとよく言いますが、基本給に加え、インセンティブがある制度を作ることで、社員はもっと頑張ろう!と気力がわいてきます。会社は1人では創り上げることができません。従業員の力を最大限に発揮できる制度を作ってみましょう。

「会社づくり」を仕事にする

この記事を読んでくださている方のほとんどは、起業家の方やこれから起業したいと思っている方だと思います。会社の代表になる方は、2年目からは会社づくりをしなくてはいけません。1年目はまだできないかもしれませんが2年目からは会社の為に動いてみましょう。従業員同士のトラブルや、他の企業との積極的な関わりなども会社づくりの一環です。

資金調達は継続する

資金調達には多くの手段があります。起業時に資金調達をして起業した会社が多いと思いますが起業前や起業一年目で辞めようとしていませんか?資金調達は常に必要です。会社が完全に形になるまで融資を受けることができる制度を選びましょう!新創業融資は起業後でも税務申告を2期終えるまでは利用することができます。

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まとめ

起業1年目は特に忙しく大変な時期だと思います。そんな不安を抱える年ですが、経営方針を見直したり、2年目に向けて準備するのは一人では難しいです。起業後でも会社の経営がうまく言っていない方、もっと事業を大きくしたいと思っている方は、一度税理士さんに相談するとよいでしょう。その際は事前にSWOT分析をし、ビジネスモデルキャンバスを完成させておきましょう。きっと2年目はさらに会社の売上も上がり、回転率がよくなることと思います!個人事業主の方は特に、税理士さんを頼ってみましょう!税理士さんに出会いたい方はCEOパートナーをご利用ください!

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この記事を書いた人

WEBデザイナーの学校を卒業後、ライターとして活動しながら4月から個人事業主になったばかりのリアルな実体験を皆様にお届けします!起業を目指す方と、この記事を通じて共感できるものがあればいいなと思ってます。冬はスノボ、夏はBBQがマストなアクティブ人間です!

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