起業の裏側を知って難しいを払拭!20年後も生き残る会社作りの秘訣

起業の裏側を知って難しいを払拭!

「起業してみたいけど難しそう…」「自分には向いていないかもしれない」

と諦めてしまう人も少なく無いはず。ですが起業自体はそれ程難しくありません。勿論資金調達や知識面での難しさはあると思いますが起業は誰にでもすることができます

しかし、中小企業庁によると日本の開業率は1988年をピークに減少傾向にあります。現在は最も低かった年に比べるとやや上昇していますがピーク時に比べ劣っているのが現状です。廃業率こそ近年減少傾向にありますが開業率に比べると少し高めの推移だと感じました。これらの現実や起業に対する難しさやリスクを危惧して諦めた人は多いのではないでしょうか。
日本の開廃業率
参考資料:中小企業庁「2022版小規模企画白書」

多くの方に起業が難しいと感じさせる原因は何なのか。今回はその原因と成功させるためにはどうするべきかを徹底解説していきます。起業は難しいと諦めかけているそこのあなた!必見です!

目次

多くの方が起業が難しいと感じる4つの原因

難しい

前述の通り起業はそこまで難しいものではありません。では何故多くの人は起業が難しいと感じるのでしょうか。まずは4つの原因から見ていきましょう。

原因1 起業資金が足りない

起業を考える多くの方が頭を悩ませるのが資金繰り。「2022年新規開業実態調査」によると開業費用の平均値が1077万円中央値が550万円でした。

開業費用平均中央

もちろん業種や規模によって開業に必要な費用というのは異なってきます。起業をする前にどんな業種、どんな規模感でやりたいかを明確にし、どれほどの資金が必要になるのかを調べる必要があります。また、事業が軌道に乗るには傾向として大体3ヵ月程かかるとされています。なので3ヵ月程の売上金を運転資金に入れ込んでおく必要があります。3ヵ月は目安でしかないので軌道に乗るまでにもっと時間がかかる事もあり得ます。こういった資金の問題が起業を難しいと感じさせる大きな原因なのです。

原因2 勢いと憧れで起業した結果の知識不足

皆さんは起業に対してどんなイメージを持ってますか?私は何となく起業という響きがかっこよくて憧れていました。しかし、その憧れや勢いで起業してしまうと大変なことが起こります。
起業は誰にでも出来ますが知識がないと起業してもすぐに廃業せざるを得ない状態になってしまいます。起業はしたら終わりではありません。存続させないと意味がないのです。
自身が起業したい事業に関する知識は勿論ですが、それ以外にも経営の知識、税務等のお金に関する知識が必要です。また、商談や取引をする場合はビジネスマナーも求められます。
そういった知識不足が起業に踏み出せなかったり、起業しても廃業してしまう原因となりますので勉強が必須になります。
参考記事:専門家に任せれば会社設立は簡単に!5分でわかる会社設立の全て

原因3 起業したけど赤字続き

前述の通り起業はゴールではありません。存続させないと意味が無いのです。しかし、集客が上手くいかずに売り上げを伸ばせなかった事が原因で廃業してしまう事業も少なくないでしょう。独自の強みを出して他社との差別化を図ることも大切です。いかに顧客を集めるか、顧客を満足させられるかで売り上げは大きく変わってきます。そういった集客力アイデア力があるかどうかが事業の存続に繋がります。

原因4 周りからの理解が得られない

2022年度新規開業実態調査」によると、開業時の年齢は40歳代が一番多く全体の35.3%だったそうです。次いで30歳代が30.7%となっており、開業時の平均年齢は43.5歳でした。また、起業する前に勤務していた割合は全体の98%となっており、起業する方は何らかの理由で以前勤めていた会社を退職して起業してることになります。43歳なら結婚をして、お子さんがいる方も多いのではないでしょうか。起業には夢もありますが、勿論リスクもあります。家族や恋人等からの反対は必ずと言っていいほどあるでしょう。中々説得させることができず起業を諦めてしまったり、いざ起業しても理解が得られないことからモチベーションが低下してしまうなども見られます。

平均年齢

勤務平均参考資料:2022年度新規開業実態調査

起業の成功率を飛躍させるための4つのステップ

すてっぷ

起業が難しいと感じさせる原因について紹介してきましたが、ここで諦めてしまうのはまだ早いです。「他山の石」ということわざがありますが、他人の失敗や過ちも自分の学びにすることができる、というわけです。起業の「難しい」を知れば対策する事が可能です。

そこで、起業の成功率を飛躍させるための4つのステップを紹介します。

Step1 融資や補助金を申請する

原因の方でも紹介した資金の問題。確かに起業するには相応の資金が必要となります。資金が無いから諦める、という方も多く見受けられますがそれは勿体ないです。起業の為の資金は国や銀行から最大で7200万円の融資を受ける事が可能です。融資は返済が必要になりますが、補助金や助成金なら返済の必要無く資金を集めることができます。その他にも出資や個人借入など資金調達方法は沢山あります。資金が無くても諦めなければ起業することができます。資金の問題で悩んでいる方は融資などを検討してみてください。
融資や補助金について詳しい記事があるのでぜひこちらを参考にしてみてください。

Step2 専門家に頼る

起業する前もした後も沢山の知識が必要となってきます。経営の知識はもちろんですが、お金に関する知識、事業に関する知識、ビジネスマナーも必要となってきます。そういった知識を自分一人で学ぶのも1つの手ではありますが、専門家に相談した方が圧倒的に効率よく、正しく学ぶことができます。意外かもしれませんが起業の相談は税理士をおすすめします。経営者として持ってないといけないお金に関する知識や起業に関する知識も全て持ち合わせているのが税理士です。ではどうやって税理士と知り合うのかというと、CEOパートナーにお任せください。
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その他にもあらゆる分野の専門家がいるので自分に合った起業アイデアを相談できる「よろず支援拠点や、相談はもちろん定期的なセミナーがあるので地元の起業家と繋がれる「商工会議所などがあります。

一人でやると難しいことも専門家に相談すれば成功の糸口となります。ぜひ活用してみてください。

税理士専門機構に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。

Step3 ニーズに合った戦略を練る

起業したとしても集客がなければ意味がありません。どんなに素晴らしいアイデアでも顧客がいなければ売り上げを伸ばすことは出来ないからです。集客方法に行き詰ってしまったらどこに住んでいる人」に「どんな人」に「どういった志向のある人」に商品を購入してほしいのか顧客のターゲットを明確にしましょう。そうすることで集客の方向性を決定する事ができます。地理的」「人的」「心理的」の3つを具体的にすると明確化しやすいです。

例えば、「近隣に住んでいる人」「20代女性」「健康志向」とすると「近所の会社に勤めている健康志向の女性社員」と具体的なターゲットが見えてきます。

このターゲットに商品を売るのであればSNSで広告をしたり、近隣会社にチラシを配るなどが有効的でしょう。

最初は顧客ターゲットの設定が大まかなものになってしまっても大丈夫です起業準備を進める中で具体的なものにし、集客の方向性を決定していきましょう。

Step4 自分のビジネスプランを明確化

ビジネスプランとは「自分が何をしたいのか、どうやってやるのか」を計画立てたものになります。このビジネスプランは融資を受けるときには必須となります。それだけでなく、自分がどうしたいのかを明確にすることで困った時の判断基準になったりモチベーションの低下を防いでくれるでしょう。自分自身で考えをまとめたり、自分の考えを周りに共有しその手助けをして貰う時にも重要になります。

起業の難しさに「周りからの理解が得られない」とありますが、私も家族が起業したいと言ったら最初は反対するかもしれません。しかしビジネスプランが明確にあり、リスク回避や対処法まで明確にあれば本気なんだと感じて心から応援することができると思います。

ビジネスプランは起業する上で、融資を受けるのにも、集客するのにも、周りからの理解が得るのにも重要な役割を果たします。起業する時には自分のビジネスプランを明確にして挑んでください。

ビジネスプラン

起業家が持つの5つの特徴を知って意識改善

マインド

「自分は起業に向いていない」と思ったことはありませんか?確かに起業には向き不向きがあると思います。では起業に向いていない人は諦めるしかないのか。

いいえ違います!

向いていないからって諦める必要はありません。ここでは起業家が持つ5つの特徴を紹介します。特徴を知って、ぜひ自身に取り入れてください。

とにかくやってみようと思える行動力

起業したいなと考えているだけの人はまず成功しません。計画する事は大切です。しかし、それを実行できる行動力はもっと大切です。失敗を恐れず、その失敗も学びと思える行動力が起業する上で大事になります。起業は自ら行動を起こさないと何も始まりません。困難に陥った時も臆さずに自ら打破する行動力が必要となります。

辛くても諦めない我慢強さ

起業には夢が詰まっています。しかし現実はそう甘くはありません。大きな壁にぶつかり諦めたくなるような瞬間があるでしょう。結果が出るまで沢山の時間や労力を費やします。ですがそこで諦めてしまったら今までの頑張りが全て水の泡になってしまいます。どんなに辛くとも諦めない忍耐力が起業では必要不可欠です。

新しいものや変化にも臆さない好奇心

世の中は常に変化しています。その変化を恐れず面白そうと思える好奇心は強みになります。既存のビジネスばかりをしていても面白味に欠けます。絶えず学び、新しいものに臆さない、むしろそれをビジネスに取り入れようと考えらえる人が起業家の特徴だと言えます。

人との関りを大切に思えること

人脈というのは起業をする上で欠かせないものです。成功している起業家は人との関わりを大切にしています。一人では難しいことも人脈があれば成し遂げる事だってできるはず。多くの人とコミュニケーションを取ったり、連絡はなるべく早く返すことが大切です。

なにより大事な「自分ならできる!」という自信

根拠がなくたって構いません。「自分ならできる!」という自信が何より大切なのです。自信の無い人についていこうと思う人は少ないです。逆に自信のある人はすごく魅力的に見えます。良いアイデアがあるのに自信が無く、「自分なんかが」と思ってしまっては勿体ないです。根拠が無くても「自分ならできる」と物事を前向きに捉えることが大切です。

成功している業種はこれだ!開廃業の比率を大公開!

比較

自分が今から起業する事業は成功しているのか気になりませんか?そんな方のために今回は最新の開廃業率をご紹介します。業種で悩んでいる方はぜひご覧ください!

【最新版】開廃業した業種別の比率

開廃業率

参考資料:中小企業庁「2022版小規模企画白書」

この表から見るとやはりサービス業が最も開業しやすく、廃業しやすいことが見て取れます。フランチャイズ加盟店の募集も多いことから独立しやすい環境が整っていることが要因だと考えられます。

その反面、サービス業は情勢の影響を受けやすい業種でもあります。例えば近年大流行しているコロナウイルスの影響で廃業せざるを得ない状況に陥ってしまったというニュースを何度も目にしました。もちろん廃業することなく存続しているところもあるので一概には言えませんが存続の難しい業種であると言えます。

おすすめ!廃業しにくい業種3選

ではどんな業種なら廃業しにくいのでしょうか。3つの廃業しにくい業種をご紹介します。

  • 教育、学習支援業
  • 医療、福祉
  • 運輸、郵便業

開業率が高く、廃業率は低いのが教育、学習支援業です。大手の所もありますが個人経営の所もあり、地域に密着した業種でもあります。知り合い伝手で入塾するケースも多いので広告費を抑えられます。また、自宅で開業することができるので設備費も抑えられる事からおすすめであると言えます。

医療、福祉は専門的な資格を必要とすることから開業率はそこまで高くありませんが、全ての人ができるものではないので需要が高く廃業率が低いと考えられます。

開業率は高くありませんが複合サービス業の次に廃業率が低いのが運輸、郵便業です。コロナウイルスやインフルエンサーの影響でネットショッピングが増加したことで今や運輸、郵便業はなくてはならない存在となりました。今後も需要が無くなることは無いと思われるのでおすすめできる業種です。

気を付けて!廃業しやすい業種3選

次に廃業しやすい業種を3つご紹介します。あくまでしやすいというだけですので絶対ではありません。参考程度に見ていただけたらと思います。

  • 宿泊業、飲食サービス業
  • 生活関連サービス業、娯楽業
  • 金融業、保険業

サービス業は情勢の影響を受けやすいと前述しましたが、中でも宿泊業や飲食サービス業はそれを取り分け被る事となります。飲食店などのサービス業は起業しやすいのですが他の業種と違って顧客との直接的な関わりを持つので口コミや流行に左右されやすいです。生活関連サービス業や娯楽業も同じで流行や口コミ、その他の外的要因の影響を受けやすいので長期的に安定した経営が難しいです。

金融業、保険業も今やネットで完結するものが多く訪問販売や窓口相談などを強みとしていた代理店等がこのコロナ禍で大打撃を受けています。人との繋がりや何度も会って話すことで得られる信頼関係が築けずにいるところも少なくはないです。全てネットで完結できる世の中だからこそ安心できる大手に頼みたいという顧客の思いから小規模の金融業、保険業の廃業率が増加しています。

ただ、ここで紹介したのは前述したように廃業しやすい業種であって必ず廃業するわけではありません。廃業しない方法は沢山ありますのでこちらの記事を参考にしてみてください。
参考記事:【起業1年目のトリセツ】赤字を出さない4つの方法
参考記事:成功する起業は失敗談にあり!3つの体験談から、起業のコツを掴め

難しさを払拭!副業から始める起業のメリット!

メリット

それでもやっぱり起業は怖いと感じる方もいらっしゃると思います。そんな方におすすめなのが副業での起業です。ここでは副業から起業を始める3つのメリットをご紹介します。

パソコン1台で完結すれば資金要らず

起業の難しさとして資金の問題を挙げましたが、パソコン1台あればそれだけで起業はできます。

  • アフィリエイト
  • Webライター
  • SNS運用代行
  • Web関連の事業委託委託

といったWeb起業なら事務所や店舗などを借りる必要なく自宅などで行うことができるので必要資金を抑えることができます。また、それなりの勉強は必要になりますが特別なスキルを要さないので本当にパソコン1台あれば気軽に始めることができます。

低リスクで起業する事が可能

起業で皆さんが一番恐れているのがリスクだと思います。本業を辞めて起業をすると利益を出せなければ生活が苦しくなり、休みなく働く時もあれば1日中ずっとお金のことを考えなければいけないといった金銭的なストレスがかかってしまうこともあると思います。

しかし、副業での起業は本業がある状態での起業になりますので自分のペースで仕事をすることができます。また、万が一に失敗してしまっても本業があるのでリスクを最小限に抑えることができます。

本格的に始める前に経験を

いきなり知識や経験のない状態で起業、というのは少し難しいものがあると思います。しかし副業は現在書籍やYouTubeでもノウハウを学ぶことができるので隙間時間などで身に付けることができます。本格的に始める前に経験を積みながら収入を得ることができるのでおすすめです。
副業に関する情報はこちらに詳しく記載されているので気になる方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。起業について調べていると小難しいことばかり書いてあって諦めてしまう方もいらっしゃると思います。

ですがまずは難しいことは考えずに、その「起業したい」という気持ちだけで大丈夫です。準備を進めている時やいざ起業してから辛い瞬間があると思いますが、どんな人でもすぐに成功するわけではありません。
時間がかかって当然です。ですがそこを乗り越えればきっと成功することができます。
根拠があろうがなかろうが「自分ならできる!」の自信があれば大丈夫!常に前向きでいればどんな困難も乗り越えられます。

自信を胸に起業という夢を掴みましょう!

 CEOパートナー|公式サイト
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この記事を書いた人

過去に起業家の友人と些細なきっかけから会社を設立。当時得た知識とノウハウを活かし、現在は起業と会社設立に関する情報を発信中。趣味は旅行や推しを見ながら晩酌する事です。

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