起業してキラキラと充実しているように見える人たち。SNSなどでそんな人からメッセージがくると気になってしまうのも無理はありません。ですがちょっと待ってください。近年、特にInstagram(インスタグラム)を中心に、大学生や若者を狙った“起業詐欺”が後を絶ちません。本記事では起業詐欺の餌食となってしまう方を一人でも減らすために、起業詐欺の特徴・見分け方や詐欺師の撃退法をご紹介していきます!私が身近に聞いた被害者の事例も特別にご紹介しますので、ぜひ起業詐欺の撃退に役立ててください。「僕・私は大丈夫」と思っているそこのあなたにこそ、しっかり目を通していただきたいです…!
関連記事:創業融資の詐欺はこうして見抜け!4つ当てはまれば悪徳コンサル確定
インスタやセミナーなど…起業詐欺の特徴と5つの見分け方
「起業したい!」と強い気持ちを持つ方を狙ってくるのが、起業詐欺。特徴はさまざまですが、大方の詐欺集団は今回ご紹介する5つの見分け方で回避できます。SNSやセミナーを通して強く勧誘してくる人がいれば注意して見てみましょう。
良い部分しか説明・紹介しない
詐欺師は起業の良い部分しか説明や紹介をしてくれません。「とにかく起業させて、起業準備に必要と見せかけたコンサル費用などを騙し取ることができれば後はどうでもいい」というのが詐欺師の思惑です。信用して大丈夫な人なのかどうかは、起業の良い部分だけでなく悪い部分やリスクも併せて説明してくれるか否かで見分けられると言えます。
関連記事:起業後の現実問題は今から解決!理想を現実に変えよう!
何かと理由をつけて高額なお金を請求
「起業に必要な〇〇をこちらで用意します」「コンサル費用として△△円を事前に支払ってください」など、何かと理由をつけて高額なお金を請求してくるのが詐欺師です。大きな特徴として、何かを教える前に高額を払わせてきたり、よく考えてみれば大した内容ではないのに内容に見合わない金額を請求してきたり、などが挙げられます。お金の使用用途や内訳を明確にせず請求してくるケースが多いので、一つでも曖昧な情報があれば疑ったほうがよいでしょう。
身元が定かでない
これといった実績がないのに「起業家」や「インフルエンサー」を名乗る人にも注意が必要です。「コンサルタント業界に名をとどろかせたインフルエンサーです」と謳う人がいたとして、実際にその人の名前で検索してもコンサルタントとしての業績が見えてこなければ怪しいです。それっぽい言葉を並べて人を騙そうとしているだけなので、身元がはっきりしない人は信用しないが吉です。
やたらと投資を勧めてくる
投資は結果を得る前にまとまったお金が必要ですので、うまい謳い文句に乗せられて高額を渡してしまうのもよくある話です。渡したお金は投資に一銭も充てられず、相手とは急に連絡が取れなくなります。「お金さえ渡してくれれば全部こちらでやります」スタンスの投資話には乗らないほうがよいでしょう。
札束や通帳の履歴をSNSに載せている
見たことのある方も少なくないかもしれませんが、札束や通帳の履歴など、いかにも「お金持ってます」アピールの強いSNSユーザーには注意が必要です。こうした画像で羨ましい気持ちを刺激し、集まってきた人に「有益な情報を伝えます」などと甘い言葉を囁きながらお金を巻き上げていきます。いかにもな投稿をしている人はほとんどが詐欺師と言っても過言ではありません。
【事例】起業セミナーで洗脳された大学生の詐欺被害と後悔
ここでは私が身近に聞いた、とある大学生の実際の起業詐欺被害を取り上げていきます。Instagram(インスタグラム)で出会った団体から起業セミナーに招待され、起業の魅力をひたすらに語られ導かれた先は裏切りでした。手口や被害の内容を詳しく見てみましょう。
関連記事:創業融資サポートは専門家へ!悪徳業者に騙されない5つのポイント
【手口】必要なものを代わりに買うから、とカード情報を聞き出される
招待された起業セミナーで起業の魅力を散々に語られたあと、「起業に必要なものは私たちが揃えますのでクレジットカード情報を教えてください」と案内があったと言います。セミナーでは起業するリスクなど悪い部分は語られなかったので、すっかり「これはやるしか」と思わされた大学生。カード情報を教えることに少しの違和感を感じたとは言いますが、セミナーで聞いた魅力で頭がいっぱいで、SNSのメッセージ機能でカード情報を教えてしまいます。
関連記事:【個人事業主】起業・独立後のクレジットカードはおすすめ4選
【被害】被害額はなんと100万円
カード情報を伝えてから1週間ほど経ち、ふとクレジットカードの利用履歴を確認すると「30万」「10万」「60万」と立て続けに請求があることに気付きます。身に覚えのない高額の利用履歴に焦り、カード情報を教えたばかりの団体に問い合わせようとSNSを確認。しかし、いくら探してもアカウントが見つからず、履歴からメッセージを送っても既読は付かないまま。ここでやっと騙されたことに気付いたのでした。
【後悔】「なんか変」と思った時点でやめておくべきだった
カード情報を教えることに違和感のあった大学生。違和感を押し殺さず、少しでも変だなと思った時点でやめておくべきだったのですね。SNSで個人情報を聞き出してくる団体はとても信用できるとは言えません。すぐにカード会社に連絡してカードを止めてもらったと言いますが、本人の意思でカード情報を渡したということもあり、被害総額100万円の請求すべては解消されなかったとのこと。何に使われるか分からない状態で安易に個人情報を渡してしまうことの危険性を強く認識させられる被害ですね。
詐欺にあわないために!知っておきたい詐欺師の撃退法3つ
「僕・私は関係ない」と他人事にしてしまいがちですが、起業詐欺師は思っている以上に身近に潜んでいます。詐欺師の思う壺にならないために、これから紹介する3つのポイントをしっかり押さえておきましょう!
見知らぬ人からの誘いには乗らない
大前提として、どこの誰かも分からない人からの誘いに乗ることは大変危険です。どれだけ魅力的に映ったとしても簡単に信じないことが一番です。信用できる人なのかどうかは、1章でもご紹介したように「起業のリスクもきちんと伝えてくれるのか」「確かな実績はあるのか」調べて判断するようにしましょう。
常に堂々とし、疑う姿勢でいる
意外にも重要なのが自身の態度です。堂々としていて「簡単には信じないぞ」という姿勢を見せていると詐欺師には舐められにくいもの。詐欺に引っ掛かりやすい人は「人を簡単に信じやすい」「悩みがあって弱気でいる」「自分に自信がない」といった特徴があります。詐欺師に「コイツならいける」と思われてしまってはかなり危険ですので、“怪しいと思った部分はとことん突っ込む”“自信を持って自分の意見を述べる”などとある程度強気に出てしまって良いでしょう。
第三者の意見を聞く
「今やり取りしてる人ってどうなんだろう」と少しでも不安を感じたら、家族や友人など、身近な第三者の意見を聞くことをおすすめします。起業の魅力ばかりを刷り込まれている状態=洗脳された状態では、自分一人では判断がつかなくなっているものです。第三者の新鮮な目で見てもらい指摘してもらうことで我に返り、「確かに怪しいな」と思えるはず。一人で猪突猛進になってしまうのは避けましょう。
関連記事:起業の悩みは無料で相談しよう!0円で賢くお悩み解決、賢く起業!
もし「自分が詐欺にあってるかもしれない」と感じたら
「もしかして詐欺にあってるかも」と感じた方は、必ず本章を読んでください。そして直ちに行動しましょう。あなたの大切な個人情報やお金がこれ以上に傷つかないようにしなければなりません。
今すぐやり取りを中断して証拠を残す
少しでも「怪しい」と感じたら今すぐ相手とのやり取りを中断しましょう。アカウントが見つからなくなる前に、メッセージの履歴をスクリーンショットして証拠を残しておくことがとても大切です。メッセージ以外に連絡先を知っているのであればしっかりとメモしておきましょう。
速やかに警察に相談しよう
もちろん、警察への相談は早ければ早いほどいいです。まだ詐欺師疑惑の相手と連絡を取っているのであれば、警察がやり取りに介入して身元を突き止めてくれる可能性大です。一人では判断が難しくても、警察への早めの相談は被害を最小限に抑えることとなります。完全にこれは詐欺だという自信がなくてもひとまず相談することが大切ですよ。
チャージバックや救済法で返金される場合も
既にクレジットカードを不正利用されていたり、お金を渡してしまっていたりするのであれば、チャージバックや振り込め詐欺救済法による返金が期待できることも。100%返金される保証はありませんが、早めの対応が1円でも多くのお金を取り戻す結果につながります。チャージバックを希望するならクレジットカード会社に、振り込め詐欺救済法の適用を希望するのであれば金融機関への相談が必要となります。
見知らぬ人を頼るくらいならCEOパートナーを頼ろう
起業において、身元や実績の定かでない人を頼るのは危険だとお伝えしましたね。ここでは安全性を保証してご紹介できる、創業融資のコンサルティングサービス「CEOパートナー」について解説していきます。夢を叶えるために安全に資金調達したい方におすすめです。
関連記事:創業融資の詐欺はこうして見抜け!4つ当てはまれば悪徳コンサル確定
融資成功まで完全無料の【完全成功報酬型】
CEOパートナーでは創業融資に詳しい税理士のみをご紹介。相談やサポートは完全無料で受けられ、融資が成功するまで一切費用はかかりません。説明にない費用が発生することも一切ありません。事前に「コンサル費用」などと理由をつけて高額請求してくる業者が存在するようですが、CEOパートナーは正真正銘の完全成功報酬型ですのでご安心ください。
関連記事:創業融資は代行に頼もう!自力で申込むより100%審査に通りやすい
無理な営業や契約は一切なし。思ってたのと違えば断れる!
押しつけがましい営業をされたり、無理に契約を結ばされることは一切ありませんのでご安心ください。問い合わせして思っていたのと違った場合は問題なく断れますし、税理士を紹介されたあとでも、その税理士との相性が悪ければ担当変更や断りの希望に応じてくれます。断りが可能だからこそ、まずは気軽に問い合わせてみてどんなものか試してみるもよしです。
紹介される税理士は必ず国からの認定あり
CEOパートナーに問い合わせると早速プロの税理士につなげてもらえる上、国から認定されている税理士の紹介しか行なわれないので安心です。なかには「税理士資格を持っている」と偽った悪質なサービスも存在しますので、日本税理士会連合会の税理士情報検索サイトを活用して紹介された税理士をぜひ一度検索してみましょう。
関連記事:創業融資のためにコンサルは必要?失敗しない業者5つの選び方
まとめ
起業詐欺は、まだ社会のことをよくわかっていない大学生や若者を餌食とした事例が目立ちます。被害にあわないためには起業詐欺の特徴や見分け方を理解した上で、詐欺師に騙されない方法・詐欺に気付いたときの対応を知っておきたいもの。何より大切なのは、よく知らない人のうまい話には乗らないことです。SNSだとキラキラと輝いていて羨ましく見えるかもしれませんが、疑いの目を持ち対応することを忘れないでおきましょう。うまい話には必ず裏があります。起業の夢を叶えたいのであれば、CEOパートナーなど実績と信頼のある優良サービスを活用して正しく起業しましょうね。
コメント
コメント一覧 (8件)
[…] そこで本記事では実際にあった会社設立にまつわる詐欺や名義貸しのリスク、対策などをご紹介していきます。後の祭りとなってしまわぬように今からでも知識を付けて対策をしていきましょう! 関連記事:起業セミナーが実は詐欺!?洗脳されて被害額100万を失った大学生の話 […]
[…] 起業を考えている人向けのセミナーや勉強会に参加をする事で人脈を広げる事ができます。中には自分と同じ志を持ってる人もいらっしゃるでしょう。例えその時いなくてもセミナーや勉強会に参加する人は起業に対して何らかの悩みや不安を抱えている人が多いです。そんな人たちと意見交換をして自身の事業に取り入れる事ができます。人脈を広げておくことで起業後の事業展開等で有利になる事もあるのでこう言った場は活用するのをおすすめします。セミナーや勉強会に詐欺なども存在するので見極める必要があるので注意してください。 また、コワーキングスペースも業界業種を問わず起業を志している人が集まる場でもあります。場所によっては利用者の情報が掲載されたスペースや冊子を置いている所もあるそうなのでぜひ足を運んでみてください。 […]
[…] セミナーという名を借りた悪質な勧誘や詐欺行為が後を絶ちません。 […]
[…] 起業に関するセミナーを受けるのも1つの方法です。 起業家が主催するセミナーに参加することで起業のノウハウや成功体験等を教わることができます。 実際に起業された方から教わると自身の起業したいもののイメージができてきたりモチベーション向上も期待できます。 最近ではオンラインで受講できるセミナーも増えているので、忙しい方等も自宅や移動先で気軽に受講できます。 注意点としては、ある程度のお金がかかるのでどのセミナーを受けるべきかを自身でしっかり考えなければいけません。 人気だからといって自身に合っているとは限りませんし、高いからや安いからで決めてしまうのもよくありません。 セミナーの中には詐欺を行う悪徳セミナーも存在します。 口コミや評判等をしっかりと見て自身に合ったセミナーを選択する必要があります。 参考記事:起業セミナーが実は詐欺!?洗脳されて被害額100万を失った大学生の話 […]
[…] […]
[…] […]
[…] さらに横浜では創業セミナーを受け、受講証明書を持っているだけで他の創業融資制度の金利を下げることも可能になります。 […]
[…] 関連記事:起業セミナーが実は詐欺!?洗脳されて被害額100万を失った大学生の話 […]