【2024年版】独立開業に役立つ国家資格16選を難易度別に解説!

たくさん並べた本

独立で本格的に稼ぐことを考えている方は、国家資格の取得を考えるのも自然なことでしょう。

独立できる国家資格はさまざまで、やはり難しいものが多いものの、働きながら資格を取得して独立へと踏み出す方も決して珍しくはありません

今回は独自の観点から、独立におすすめの国家資格を16個厳選し、難易度別に分けてご紹介していきます

国家資格は独立の成功率を高めてくれる大きな要素となります。

ぜひ、ご自身の興味ある資格を見つけていただき、独立成功までの大きな一歩を踏み出しましょう

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目次

独立におすすめの国家資格【難易度:★☆☆】

川辺で読書する女性

ここでは、資格取得の難易度が比較的低めで、独立開業に役立つ国家資格をご紹介していきましょう。

独立後のキャリアに大きな利点をもたらすだけでなく、取得までのプロセスもそれほど厳しくないため、多くの方にとって検討しやすい選択肢となっています。

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FP技能士

ファイナンシャル・プランナー(FP)技能士は、個人や家庭の財務計画をサポートする専門家です。

この資格を持つことで、金融、保険、不動産など幅広い知識を駆使して、顧客の資産形成やライフプランをサポートできます。

独立してフリーランスのFPとして活動することで、柔軟な働き方を実現し、個々のニーズに合わせたオーダーメイドのアドバイスを提供することが可能です。

仕事に活かせるだけでなく、資格取得によって自身の最適なライフプラン形成が叶うといったメリットもあります。

FP技能士の資格はレベル2(2級)から始めることができ、基本的な金融知識からスタートし、徐々に専門性を高めていくことができます

資格取得に必要な試験は年数回実施されており、自分のペースで学習を進めることが可能です。

また、オンラインで受講できる講座も多く、忙しい方でも学習しやすい環境が整っています。

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キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、個人のキャリア形成や転職サポートを行う専門家です。

この資格を持つことで、就職・転職希望者に対して専門的なアドバイスを提供し、彼らのキャリアを支えることができます。

独立してキャリアコンサルティングサービスを開業することも可能で、企業や学校、個人向けに幅広いキャリアサポートを展開することができます。

キャリアコンサルタントの資格は、専門的な研修を受けた後、国家試験に合格することで取得できます。

研修は全国各地で提供されており、オンラインでの受講も可能なため、地理的な制約を受けにくいです。

また、研修期間中には実務に近い形でのカウンセリング技術や職業理論を学ぶことができ、実践的なスキルを身に付けやすい構造になっています

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あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、日本の伝統的な手技療法を用いて人々の健康をサポートする国家資格です。

高齢化社会の進展に伴い、健康維持やリハビリテーションの需要が高まっており独立して自身のクリニックを開業するなど、将来性の高い職業と言えます。

指定された専門学校で必要な学習と実習を経て、国家試験に合格すれば資格を取得できます。

学校によっては、実務に必要な技術だけでなく、開業に向けたノウハウを学べるカリキュラムを提供しているところもあります。

独立してクリニックを持つことはもちろん、訪問マッサージサービスなど多様なビジネスモデルを展開することが可能です。

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柔道整復師

柔道整復師は、スポーツや日常生活のケガに対応する技術を持つ専門家です。

日常のケガの治療や予防はもちろん、スポーツ選手から要介護者まで幅広い社会的需要があります。

需要が高いため、自身のクリニックを開業することで独立して安定した経営を目指せる点が魅力です。

資格取得には指定された専門学校など教育機関での学習が必要となります。

必然的に教育機関を頼るため、実践的な教育と充実した試験サポートにより、基礎から応用技術まで効率的に学ぶことができ、資格取得への道がスムーズです。

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独立におすすめの国家資格【難易度:★★☆】

鉛筆をかじる女性

ここで紹介する国家資格は難易度がやや高めです。

高い専門性を要求される一方で、独立後のキャリアやビジネス展開において大きな利点をもたらすものばかりです。

それぞれの資格をおすすめする理由に加え、資格取得時のアドバイスをご紹介しますので、参考にしてみてください。

行政書士

行政書士は、法律や行政手続きに関する専門知識を持ち、個人や法人が行政手続きをスムーズに進めるためのサポートを行います。

行政書士事務所を開業することで、地域の企業や個人に対して幅広いサービスを提供することができ、安定した収入を得ることが可能です。

行政書士試験は難易度が高いとされていますが、士業のなかでは合格率はやや高いほうで、比較的取得しやすい資格とも言えます。

過去問題を解くことや、模擬試験を受けることで、試験の傾向や出題範囲を把握し、対策を立てることが重要です。

専門学校や予備校での講座を受講するのも効果的な手段でしょう。

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社会保険労務士

社会保険労務士は労働法や社会保険に関する専門知識を持ち、企業や個人に対して労務管理や社会保険手続きのアドバイスを提供する資格です。

企業や個人事業主からの信頼を得ることで、安定した収入を得ることができます

社会保険労務士試験は法律や制度の理解が求められるため、広範囲な知識を身につけることが重要です。

特に、労働法や社会保険に関する法令の覚え込みがポイントとなります。

通信講座やオンライン講座による学習が可能なので、働きながらの資格取得も目指せます

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中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営に関するアドバイスやコンサルティングを行う専門家です。

この資格を持つことで、中小企業の経営者や経営幹部からの信頼を得ることができ、自身のコンサルティング事業を展開することが可能です。

中小企業の成長支援や経営改善に貢献することで、社会的な意義を感じながら独立開業することができます。

中小企業診断士試験は、経営学や財務諸表の分析、経営戦略など、幅広い分野の知識が必要とされます。

試験対策をする際には、実務経験や事例集を通じて実践的な知識を身につけることが重要です。

また、模擬試験を受験することで、試験の難易度や出題形式に慣れることができます。

資格取得のためには、充実した準備期間を設け、計画的に学習を進めることが大切です。

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宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸借契約などの取引に関する知識を持つ専門家です。

不動産業界は常に需要があり、独立開業すれば自らの不動産仲介業やコンサルティング事業を展開できます

宅地建物取引士試験は、不動産関連の法律や契約書の知識が必要とされます。

試験勉強をする際には、過去問題や実務経験を通じて実践的な知識を身につけることが有効です。

また、予備校や通信教育を利用して、体系的に勉強することがおすすめです。

資格取得には時間と労力が必要ですが、着実に学習を進めることで合格に近づくことができます。

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ITストラテジスト

ITストラテジストは、情報技術を活用して企業のビジネス戦略を立案する専門家です。

情報化社会の進展により、企業のIT活用がますます重要となっており、独立開業すれば自身のコンサルティング会社を設立することができます

ITストラテジスト試験は、情報技術に関する幅広い知識や経験が求められます。

試験勉強をする際には、最新の技術動向や実務経験を積むことが重要です。

また、模擬試験や過去問題を解くことで、試験の難易度や出題傾向を把握し、対策を練ることが効果的です。

情報技術の分野は日々進化しているため、常に最新の情報をキャッチアップすることが合格への近道です。

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独立におすすめの国家資格【難易度:★★★】

必死に勉強する男性

ここから紹介する国家資格は取得難易度が高くなっています

難易度の高い国家資格は一層の挑戦となりますが、その分取得した際のメリットも大きいものです。

それぞれおすすめの理由、難易度の高い理由、そしてそれでも資格取得を狙いたい理由を解説します。

弁護士

弁護士は、法律問題に対して専門的な助言や代理行為を行うことができる法律の専門家です。

この資格を持つことで、個人や企業の法的問題を解決し、社会正義の実現に貢献することができます。

また、高い報酬や社会的地位を得ることも可能です。

弁護士試験は、法律の幅広い知識と高度な思考力が求められるため、合格率が低く難易度が高いとされています。

また、試験の出題範囲が多岐にわたり、幅広い知識と応用力が必要です。

しかし高い報酬や社会的地位はもちろんのこと、自己実現や社会貢献といった精神的な充実感も得られることから、多くの人がこの資格を目指します。

法律事務所を独立開業すれば、自らの専門知識を活かしてクライアントを支援し、自立した働き方を実現できます。

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司法書士

司法書士は、不動産や法人の設立などの法的手続きを代行する専門家です。

この資格を持つことで、不動産取引や会社設立などの法的手続きをサポートし、多くの人々の生活やビジネスを支えることができます

独立開業すれば不動産業界や法人向けサービス業において重要な役割を果たすことができます

司法書士試験は、法律の知識や手続きの理解だけでなく、高度な文章理解力や論理的思考力が求められるため、難易度が高いとされています。

また、試験の合格率が低く、合格するには多大な努力と時間が必要です。

しかし仕事を通じて社会に大きな価値を提供することとなるほか、高い報酬や専門家としての信頼を得ることができるため、多くの人がこの資格を目指します。

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税理士

税理士は、税務申告や税務相談などの税務に関する業務を行う専門家です。

この資格を持つことで、個人や法人の税務処理をサポートし、節税や税務リスクの軽減などの助言を行うことができます。

会計事務所を独立開業することで経済的に独立し、自らの専門知識を活かしてクライアントを支援することができます。

税理士試験は、税法や会計基準などの専門知識を網羅的に理解する必要があり、その難易度は非常に高いとされています。

試験範囲が広く、法律の解釈や適用に関する論理的思考力も必要とされるため、合格率が低い傾向にあります。

ただし、その高い専門性と信頼性から、報酬や社会的地位も比較的高くなります

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公認会計士

公認会計士は、企業の財務諸表の作成や監査、税務申告など会計・税務に関する業務を専門的に行う資格です。

企業の経営や投資の意思決定において不可欠な役割を果たし経済の安定と透明性の向上に貢献します。

公認会計士試験は、複雑で広範な会計・税務知識を求められるため、難易度が非常に高いとされています。

試験範囲が広く、高度な論理思考や判断能力が必要とされるため、合格率が低く、合格までの道のりが険しいです。

ただし公認会計士として独立開業することで、企業の財務の健全性を保ち、社会全体の信頼を確保することができます

高い専門性と信頼性が求められるため報酬や社会的地位も比較的高くなる上、経済的に自立したキャリアを築くことができます

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弁理士

弁理士は、特許や商標などの知的財産権に関する登録や保護に関する業務を行う専門家です。

この資格を持つことで、企業や個人の知的財産を守り、革新的な技術の推進に貢献することができます

弁理士試験は、特許法や商標法など知的財産関連の法律知識や手続きに関する高度な理解が求められるため、難易度が高いとされています。

ただし独立開業することで、高収入や社会的地位の確立が期待できるほか、技術の発展や日本経済の成長に貢献することができます。

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不動産鑑定士

不動産鑑定士は、不動産の価値評価や鑑定業務を行う専門家です。

この資格を持つことで、不動産の正確な価値を評価し、不動産取引や投資に関する意思決定を支援することができます。

また、不動産市場の透明性の向上にも貢献します。

不動産鑑定士試験は、不動産市場や評価方法などの広範な知識と、高度な数値分析能力が求められるため、難易度が高いとされています。

また、実務経験が必要な場合もあり、資格取得までの道のりが険しいです。

ただし資格取得が叶い、独立開業すれば、最も稼ぎやすい市場とも言える不動産市場において重要な役割を果たし、独立したキャリアを築くことができます

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土地家屋調査士

土地家屋調査士は、土地や建物の境界測量や不動産の登記業務を行う専門家です。

この資格を持つことで、不動産の所有権や境界の明確化を支援し、不動産取引や登記手続きの円滑化に貢献することができます。

土地家屋調査士試験は、土木工学や測量法などの専門知識や、高度な測量技術が求められるため、難易度が高いとされています。

高度な専門知識と技術が求められるため、独立開業すれば報酬や社会的地位も比較的高くなります。

不動産市場の透明性の向上に貢献することができる資格です。

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難易度0!資格がなくても独立できる仕事3選

手のひらに虹

国家資格の取得はやはりどれも簡単にいくものではありません。

確かに資格を取得した上での独立開業は成功しやすく、高い報酬が狙いやすい大きな利点がありますが、資格を取得しなくても独立して成功を目指せる仕事が存在します

ここでは個人的におすすめの、資格なしで独立できる仕事を3つ厳選してご紹介しましょう

Webライター・アフィリエイター

Webライターやアフィリエイターとして独立することは、資格がなくても取り組める魅力的な仕事の一つです。

Webライターは、ウェブサイトやブログなどのコンテンツを制作することで収入を得る職業です。

文章力や表現力があり、興味を持っている分野に関する知識があれば、誰でも始めることができます

初期費用をほとんど必要としないのも大変魅力的です。

また、アフィリエイトを活用すれば、自身のブログやSNSで商品やサービスを紹介し、その販売に成功した際に報酬を得ることができます

アフィリエイトに関しては、自身の紹介ページを大きく拡散させることに成功すれば、収入は青天井と言えます。

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動画配信者・動画編集者

動画配信者や動画編集者としての独立も、資格がなくても簡単に参入できる市場です。

YouTubeやTikTokなどの動画配信プラットフォームを活用し、自身の興味や得意分野に関する動画コンテンツを制作し配信することで、広告収益を得ることができます

また、動画編集技術を身につければ、他のクリエイターや企業の動画制作に関わる仕事も請け負うことができます

クリエイティブなスキルを活かし、自由な働き方を実現することが可能です。

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代行サービス

代行サービスは、様々な業務やタスクを他人に代わって行うサービスです。

例えば、買い物代行、家事代行、配達代行などがあります。

これらの仕事は特別な資格や技術が必要ないため、誰でも始めることができます

また、現代社会において忙しい人々が増えていることから需要が高まっており柔軟な働き方や副業としての選択肢として注目されています。

特定のスキルや知識を持たなくても、効率的かつ効果的に業務を遂行できるサービスを提供することがポイントです。

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まとめ

独立前に国家資格を取得して、身に付けた知識やスキルを活かして独立することは成功率を大幅にアップさせる、大変賢明な判断です。

国家資格の取得は決して簡単なものではありませんが、今回ご紹介した難易度別の国家資格を参考に、ぜひ気になる資格を見つけてみてください

かなり勉強が必要になる国家資格も存在しますが、苦労を乗り越えて取得した資格は必ず、独立においてご自身の収入・報酬や社会的地位を約束するものとなるでしょう。

ただし独立は国家資格の取得からすべて始まるものではなく、最後の章でご紹介したように資格がなくても成功の可能性がある仕事も存在しますので、視野を広く持って検討してみましょう

あなたの選択と努力が、独立開業を成功へと導くよう、願っています。

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この記事を書いた人

Webライター歴3年、現在は個人事業主として活動しています。独立を目指す方に私の経験で何か役立つものがあればと考え、主に起業に関する記事を書いています。趣味はK-POPとSFアクション映画と猫の動画を見ること。

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