独立したら、クレジットカード作れないのかな…。
経費で使うカード選びで損したくない。
クレジットカードはお金と密接に繋がっているため、慎重に選びたい所ですよね。
審査に通らなくて、カードなしの生活は大変すぎます。
しかし、安心してください!独立後すぐでも作れるカードはありますし、通すポイントもお教えします!
そして今回私の失敗談とお得な使い方もお伝えしますので、最後までぜひ読んでみてください!
この記事がカード選びで迷わない道しるべになれれば幸いです!
起業後のおすすめクレジットカードはビジネスカード!
安定して収入がないとクレジットカードは作れないと言われていますが、実は法人設立直後や個人事業主でもクレジットカードを作ることができます!それはビジネスカードです。一般的には法人カードとも言われています。
個人用クレジットカードは会社員の方が作りやすいのは確かです。しかし、起業・独立した際にはビジネスカードを利用すると事業経営する上でメリットが多くあります。
もちろん、ここでは注意点、気になる審査を通すポイントもまとめていますので、気になるところから読んでみてくださいね。以下をまとめて紹介していきます!
- 審査を通す4つのポイント
- ビジネスカードのメリット
- カードを作る時の注意点
それでは1つずつ説明していきましょう!
審査を通す4つのポイント
ビジネスカードを作るとしても、クレジットカードです。審査が通らなければ、持つことも利用することもできません。そこでここでは起業間もなくても審査を通すことができる4つのポイントを説明します。
- 会社勤務歴が長いほど審査に有利
- 支払口座を個人の口座に
- 事業専用の固定電話を設置
- 年会費のかかるカードを選ぶ
起業後は収入が不安定だと判断されがちですが、以上の4つのポイントを踏まえると信用が高まり審査が通りやすくなる傾向があります。年会費のかかるカードは独自の審査方法を持っている場合が多く、個人信用情報が重視されます。審査が通るのか心配という方は、上記の4つを試してみてくださいね。
ビジネスカードのメリット
特に個人事業主はビジネスカードが無くてもいいと思われるかもしれませんが、もったいないです。
ビジネスカードを利用するメリットをまとめて紹介します。
- 経費精算が効率的にできる
- 経費利用の可視化
- ポイントやマイルが貯まる
- 付帯サービスや保険の活用
- 資金繰りの余裕を持たせることができる
ビジネスカードを利用することで経費とプライベート費用を明確に分けることができます。個人のクレジットカードよりも利用限度額が大きいので、カードで支払いが多いほどポイントやマイルに還元することができます。
カードで支払いをするので誰が・何を・いつ払っているのかを分かり、経費に無駄がないかを確認することもできます。カードの支払いは1~2ヶ月後になりますので、手元に現金が無くても購入して1~2か月は余裕を持たせることができます。
カードを作る時の注意点
ビジネスカードのメリットをあげてきましたが、もちろん注意点もあります。以下の内容を含めて、ビジネスカードを検討してみてみてください。
- 年会費がかかるカードが多い
- 分割・リボ払いができないカードがある
- 複数枚カードがある場合は追加の管理が必要
ビジネスカードは個人カードと違い年会費がかかるカードが多いです。しかし、年会費も経費にすることができます。また一括でしか利用できないカードもありますので、注意が必要です。ビジネスカードは複数枚発行することも可能ですが、その分カードの管理も必要になってきます。従業員が勝手に私用で使わないようにするなど対策が必要です。
【結論】個人事業主はビジネスカード
起業したらビジネスカードを作りましょう!特に起業したばかりの個人事業主にはビジネスカードを作ることをおすすめします。起業するとクレジットカードの審査は厳しくなります。しかしそれは個人のクレジットカードに関しての話です。
ビジネスカードは起業後であっても作ることができ、ビジネス上でもプラスな面が多いのです。
事業に集中するためにも経理などの負担を減らすことができます。ビジネスカードを作ってさらに事業を加速させていきましょう!
ビジネスカードの選び方は3つ!
ビジネスカード1枚目を失敗するとポイントやマイルが分散してしまいますし、カード情報を登録する面倒が増えます。カード選びに失敗しないように以下の3つは特にみておきましょう。
- 限度額の上限をチェック
- クラウド会計と連携あり
- 年会費と付帯サービスのバランス
この3つに注意していれば、ビジネスカード選びで失敗することはありません。
1つずつ説明していきますね。
限度額の上限チェック
ビジネスカードは個人のクレジットカードより限度が大きいです。当たり前ですが、事業で使う費用はプライベートで使う費用より大きいです。カードで仕入れや備品を購入しているならなおさらですよね。
限度額の上限が低いとすぐにいっぱいになり、カード支払いで十分にできません。それだと複数枚のカードで支払わないといけないので、カード明細が一本化することができなくなってします。明細がばらけてしまうので、経費の手間が増えてしまいまうのもデメリットです。
限度額が大きければ、大きいほどいいですが、その分年会費もかかってしまいます。
そこで事業で利用する月毎の費用目安を考えて限度額がどれくらいあればいいかを判断してましょう!
会計ソフトと連携あり
事業で使う費用をビジネスカードでまとめることができるだけでも経費の清算は楽になりますが、さらにクラウド会計と連携するとさらに経費の事務作業は楽になります。設定をするだけで、自動で履歴を取得して帳簿に反映してくれるのです!会計ソフトと連動することで、会計事務の手間を大幅に省くことができます。
さらに手入力の項目が減るので、ミスが少なく、会計の専門知識を持っていない人でも会計処理しやすくなります。
個人事業主で確定申告をする際には強い味方になってくれるのです。
年会費と付帯サービスのバランス
ビジネスカードは年会費が数千円〜数万円のものがほとんどです。年会費が高いほどサービスが多岐に渡りサポートも充実しています。資金に余裕があるならプラチナカードを選択するのも1つの手です。
しかし、出張の頻度や保険・補償面、ステータス性の高さなど、個人でどちらを優先するかで変わって来ると思います。出張や外出が少ない人にマイルが貯まるカードだと、使える場が少ないですよね。それよりはポイントや還元率が高いカードを使用した方がいいですよね。カードの優先順位別に3章でまとめていますので、そこからカードを選ぶ参考にしましょう!
ケース別おすすめのビジネスカード
ビジネスカードは優先順位をどこにするかによっておすすめは変わってきます。そのため、各おすすめビジネスカードの詳細を確認して、自身が重視するポイントでクレジットカードを選びましょう。
- 何より価格!年会費無料カード
- すぐに作成!即日発行可能なカード
- ステータス重視!優待・保障充実カード
- ポイント還元率が高いカード
あなたが重視する点でおすすめカードを選んでいきましょう!
何より価格!年会費無料カード
ビジネスカードは年会費が有料なものが多いですが、三井住友カードビジネスオーナーズは年会費無料でスペックの高いカードになっています!
特に三井住友カードビジネスオーナーズは年会費0円に対してポイント還元率最大1.5%です。
【三井住友カードビジネスオーナーズ】
年会費 | ポイント還元率 | カード利用枠 | 会計対応ソフト |
無料 | 0.5%~1.5% | 最大500万円 | freee |
【特徴】
- 年会費永年無料
- 分割、リボ、キャッシング利用可能
- 発行可能枚数は19枚発行可能
- 特定の加盟店でポイント最大1.5%還元
- 申込時の登記簿謄本や決算書が不要
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- フリーランス・副業サラリーマン審査通過ありと口コミあり
すぐに作成!即日発行可能なカード
ビジネスカードの発行は3日~1週間ほどかかるのが一般的ですが、JCB CARD Bizは最短5分で発行することができ、様々なキャッシュレス決済にも対応しています。キャッシュレス決済にも多く対応しているのも特徴の1つです。
【JCB CARD Biz】
年会費 | ポイント還元率 | カード利用枠 | 会計対応ソフト |
1,375円(初年度無料) | 0.47%~1.49% | 最大100万円 | freee、弥生 |
【特徴】
- 年会費はネット申込で初年度無料
- 分割、リボ、キャッシング利用可能
- 申込時の登記簿謄本が不要
- 最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- キャッシュレス決済(Google Pay・Apple Pay・QUICPay)
- 業界初のサイバーリスク保険あり
ステータス重視!優待・保障充実カード
最もステータスが高いイメージがある国際ブランド「アメリカン・エキスプレス」
メタル製のゴールドカードであり、空港ラウンジやコース料理が無料になるなどの特典が豊富にあるゴールドカードです。ステータスが一目でわかるのが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードです。
【アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード】
年会費 | ポイント還元率 | カード利用枠 | 会計対応ソフト |
36,300円(初年度無料) | 0.50% | 審査による個別設定 増額申請可能 | freee |
【特徴】
- メタル製のクレジットカード
- ANAマイル還元率が最大1.0%と高い
- 限度額は一律の上限なし、増額申請可能
- 対象レストランのコース料理が1名分無料になるグルメ優待
- 空港ラウンジが同伴者1名まで無料
- 最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯
- 購入日から90日間、1名様年間最高500万円まで商品の破損・盗難を補償
- 個人カードとのポイント合算が可能だから貯めやすい
ポイント還元率が高いカード
カード支払いが多いから、ポイント還元率が高いビジネスカードなら、NTTファイナンスBizカード レギュラーがおすすめです。どこの支払いでも1%還元で、電子マネーチャージであっても1%還元なのは魅力の1つです。
【NTTファイナンスBizカード レギュラー】
年会費 | ポイント還元率 | カード利用枠 | 会計対応ソフト |
無料 | 1% | 最大80万円 | なし |
【特徴】
- ポイント還元率は常に1%と高い
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- 用途によりWeb明細編集可能
- 分割、リボ、キャッシング利用可能
- ポイントモール「倍増TOWN」を経由してのネットショッピングで最大26倍のポイント
- ガソリンの給油で2円~最大40円(1ℓあたり)キャッシュバック
個人事業主の私がやってしまったカードの失敗談
ここでは個人事業主として1年目の私が確定申告の時にした失敗をお話します!
私は今はビジネスカードを利用していますが、1年目は個人用の普通のクレジットカードを使用していました。
その1年目の確定申告で税理士さんにお叱りを受けながら、泣く泣く申告をした苦い思い出です。
あなたもそんな失敗しないように、ぜひ参考にしてください。
クレジットカード利用明細だけはNG
確定申告の経費の証明として領収書やレシートが必要ですが、その代わりとしてクレジットカードの明細のみの方は注意が必要です。実は私もクレジットカードの利用明細があれば大丈夫だと思っていたのですが、明細だけでは領収書として認められません!
私はそれを知らず3分の1を領収書になるか難しいと税理士さんに怒られてしまいました。
以下の内容が無いが記されていないと支払いの証拠にならず、領収書として受理されないこともありますので、しっかりレシート・領収書は必ず保管しましょう。
- 発行者名(お店の名前など)
- 取引年月日
- 取引内容(商品名など)
- 金額(本体価格、消費税の金額、税込価格など)
クレジットカードの明細には支払先しかなく、商品名の記載されていない物もあります!
クレジットカードの明細と領収書はセットで保管しとくようにしましょう!
そうじゃないと、私のように経費として落とされる額が減ってしまいます!
プライベートと経費の仕分けが面倒
クレジットカードの明細でも商品記載やネット決済でWeb明細は領収書として認められます。個人用クレジットカード1枚で管理していた私は1年間のカード履歴を一括ダウンロードしました。
私は個人ブログを3つ運用しているのですが、そこで利用した書籍や商品を購入しています。これはブログの素材として買ったのか、プライベートで買った商品なのか1つ1つ確認しないといけません。日常の支払いをほぼクレジットカードでやっていた私は50ページ以上のPDFから1つずつ経費だと思われる物をピックアップしていきました。
そもそも購入する際にカードを変えていたら、こんな面倒なことは起こりません。
支払いはカードを分けるか、レシートを区別するクセをつけましょう。
日ごろの生活費を見られるのが恥ずかしい
クレジットカードの明細で経費以外の請求は黒塗りします。私もやっと経費の仕分けを終わったところで、経費にできないプライベートな明細は黒塗りにしていました。やっと税理士さんに依頼することができると思い、そのデータをまとめて送付したのですが、税理士さんに何点か確認を求められました。
実は私、あるバンドが大好きでツアーチケットやグッズを複数購入して高額な請求明細があったのです。あまりにも高額だったので、何かの経費なのでは?と税理士さんに思われたらしく、私は恥ずかしながら説明する羽目に。
金額の欄まで黒塗りをしていなかった私が悪かったのですが、このプライベートな支払いを他人に知られるのは恥ずかしかったです。ビジネスカードを利用して、分けていればそんな思いしなくても良かったと今でも思います。
お得なビジネスカードの使い方3選!
個人事業主として活動していると有難いことに個人事業主仲間からお得な情報を集まります。
そこで今回、お得なクレジットカード・ビジネスカードの利用方法を紹介しますね。
- 税金はnanako経由でカード支払い
- 貯まったマイルで格安海外旅行
- ビジネスカードの年会費は経費に
上の3つがビジネスカードの便利な使い方です!1つずつ説明していきますね。
税金はnanako経由でカード支払い
ビジネスカードに限らず、クレジットカードやキャッシュレス決済で支払いすることができるようになってきました。しかし、税金関係はどうしても現金で支払わなければいけません。個人事業主だと住民税・年金・所得税諸々の税金を直接支払いますよね。税金すべてを口座振込にするのもいいですが、ぜひ利用してもらいたいのがnanakoです。
セブン・カードサービスが提供しているnanakoですが、キャッシュレス決済で税金・公共料金を支払うことができます。税金の支払いでnanakoのポイントはつきませんが、クレジットカードでチャージすればクレジットカードのポイントがつきます。
税金の支払いでクレジットカードのポイントが貯まるのはお得ですよね。
税金・公共料金は経費にはなりませんので、個人用クレジットカードでやりましょう!
貯まったマイルで格安海外旅行
ビジネスカードをよく利用していると、ポイントやマイルが貯まります。もちろんビジネスカードの利用分は経費として使っていますが、このポイントやマイルは経理での明確な取り扱いが設定されていません。
経費支払いでゲットしたポイントやマイルをどのように使おうと法律上問題ないのです!
ですので、貯まったポイントをマイルに交換し、費用を抑えて海外旅行をすることができます。出張が多い方は一部マイルでいくのもありかもしれませんね。せひ効率よくビジネスカードを利用し、使った分は経費でポイントを貯めていきましょう!
ビジネスカードの年会費は経費に
ビジネスカードの年会費は経費にできます。年会費も事業用の支出として認められているのです。もちろん、個人用クレジットカードの年会費は経費にすることはできませんので、ビジネスカードを使用するメリットの1つです。
ビジネスカードは優待や補償サービスが充実するほど年会費が高くなりますが、経費にすることができるのならポイントの還元率やマイルのことも踏まえて、年会費が少し高いビジネスカードを検討してもいいかもしれません。
まとめ
個人事業主で起業するなら、ビジネスカードを作成しましょう!
ビジネスカードなら起業後でも審査のハードルが低く、簡単に作ることができます。
さらに経費精算するときの手間を省くことができますし、ポイントを有効活用することもできるので、個人事業主になっても作ってない方はぜひビジネスカードを検討してみてください。
今回、紹介した4つのビジネスカードは特におすすめです。コスパがいいので人気の高いカードになっています。
- 三井住友カードビジネスオーナーズ
- JCB CARD Biz
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
- NTTファイナンスBizカード レギュラー
ただビジネスカードに切り替えたからといって確定申告の際にレシートをもらうことは忘れないようにしましょう。個人事業主の青色申告の場合、領収書は7年間の保管が義務づけられています。
起業後でも焦ってカードを作る必要はありませんが、ビジネスを効率よく行う上では持っておくことをおすすめします!
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