成功する起業は失敗談にあり！3つの体験談から、起業のコツを掴め

起業やってみたいけど、大変そう…。
まずは経験者の体験談を知って、起業を考えたいですよね。
成功のために失敗を避けて通ることはできませんが、失敗を事前に知ることで、多くの事を学び、成功へ最短ルートを歩むことができます。

今回、個人事業主である私が聞いた起業仲間の経験談をまとめてみました。
そこから起業を成功させる秘訣を紹介します。
起業を成功させるポイント・マインドも紹介していますので参考にしてみてください。

先人たちの経験を糧にして、あなたの起業・独立のいいスタートを切っていきましょう。

赤裸々体験！3人の先輩起業家の失敗談

個人事業主として起業していると、同じように起業している方と顔を合わせることが多くなりました。そこで実際聞いた話を3つ紹介します。

• 失敗談①：夢の古民家カフェをオープンしたFさん
• 失敗談②：留学を応援！非営利で起業したMさん
• 失敗談③：趣味から週末起業したＡさん

どの体験談も誰しもしがちなものです。この失敗談を糧にして、成功のヒントを掴みましょう。

夢の古民家カフェをオープンしたFさん

10年間シェフとして働いていたFさんは長年の夢だったカフェをオープンしました。
古民家を改装し内装をこだわり、1階はカフェスペース・2階はゲストハウスとしてオープンしたのです。
モダンな店内、地元野菜の創作料理は人気となりお店は大盛況。

しかし、小さな店舗はすぐにお客さんがいっぱいとなり、Fさんが会計・料理・配膳などのすべての業務を1人でやるのも難しくなってきました。急いでFさんはアルバイトを雇うも、Fさんは疲労の末倒れてしまったのです。お店を開けたいのに、思うように店を回すことができない苛立ちからうつ病になってしまいました。

お店は繁盛したとしても、結局「人」がいなければ、ビジネスができなくなってしまうのです。

留学を応援！非営利で起業したMさん

Mさんは、留学を応援するNPO法人で起業しました。高校生・大学生留学をサポートしながら、支援してくれる中小企業への就職サポートや一部業務委託を依頼する事業です。

この団体が学生に認知されるようにイベントを毎年開催していました。しかし、イベントを開催するには費用がかかります。イベント主催者なら、なおさら大きい出費です。しかもイベントをやっても、すぐに利益がでる訳ではありません。学生が留学に行き、企業と提携することでやっと利益が出るのです。

企業からの支援も定期的にあるとは限らなかったので、常に赤字です。

資金不足に悩まされた上に、ボランティア会員の離脱の人手不足により継続的な運営ができなくなってしまいました。運営が回らないほど資金繰りに困ると事業が破綻してしまいます。

趣味から週末起業したＡさん

Aさんは、趣味である編み物を販売する週末起業を始めました。ママ友にプレゼントしたことをきっかけに、自身の編み物作品の価値を知ったのです。試しにネット販売をはじめ、売上がでたところで思い切って週末のみ起業。カラフルな毛糸や特殊繊維の毛糸を入れ込み、自分が好きな編み物を販売していきました。

しかし、どうしても新しいデザイン商品は売れ残ってしまい、採算が悪いと思ったＡさんは人気なデザイン作品ばかりを販売したのです。販売方法はずっと同じネットショップのみ利用していましたが、徐々に売上が減少したので、他のネット販売サイトに入れ替えました。しかし、売上は全く上がりません。それどころかサイトでの手数料がかかってしまって、利益が少なってしまいました。

好きを起業するのもいいですが、お客さんのニーズ調査することや反応・意見を蔑ろにしていてはビジネスとして上手くいかないのです。

失敗談から分かる！起業で成功する3つのコツ

意気揚々と成功を目指して、起業したのに失敗することは避けたいですよね。
失敗談から、起業で成功するための重要なポイントが見えてきます。
ここでは、失敗談から導き出された3つのコツを紹介します。意外と忘れがちなことですが、起業には必須です。

1. 周りの手を借りる
2. お金の流れを把握・管理
3. 行動力がモノをいう

この3つを踏まえて人の失敗から学び、自身の成功に近づいていきましょう！

周りの手を借りる

起業は1人でもできるようになりましたが、結局のところ1人でビジネスをすることはできません。在宅起業でWeb系の仕事だっとしても、クライアントがいなければ仕事はできないのです。カフェ経営をしたFさんは小さい店舗だからといってすべての業務を1人でこなそうとしました。その結果、体調を壊してしまうのです。

周りの人たちの協力を仰いだり、アドバイスをもらったりすることが、起業家にとっては必要不可欠です。
1人でもできると思って、何もかもするのではなく、人の手を借りましょう。複数人でやる方が効率的に大きくビジネス展開もできます。

もし、人の手を借りることが心理的ハードルが高いと思ったら、お金を払って依頼するのもありです。特に会計や税金関係の専門分野は依頼することで時間と手間を省くことができます。
自身の最適な税理士を 探すなら、CEOパートナーがおすすめです。

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お金の流れを把握・管理

起業家にとって、お金の流れを把握することは極めて重要です。趣味でやっているならいいですが、ビジネスをやっているのなら、お金がいつ入り、何で使っているのかを分かっていないといけません。業種やビジネスモデルによっては売上回収が半年後になったり、どうしても多額の初期投資が必要な場合もあります。

資金繰りが苦しいと、経営をすることができません。簿記や会計の知識を身に着けるのも手ですが、専門家に相談することをおすすめします。

様々な企業を見ている税理士が特におすすめです。収支の管理や適切な予算の設定を行うことで、起業の継続的な運営につなげることができるのでぜひ相談してみましょう！

資金不足が心配なら、実績のない起業時でも融資が受けられる”創業融資”も検討してみましょう！
創業融資について知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事：【決定版】創業融資で資金不足を一発解決！最大3000万円融資も
関連記事：新創業融資制度は無担保無保証・高額融資！新規開業者から人気No1

行動力がモノをいう

起業家にとって、行動力は必須条件です。計画を立てたり、アイデアを考えたりすることも大切ですが、それらを実行に移すことができなければ、起業の成功につながりません。行動力を発揮するためには、決断力やリスクを取る勇気、そして継続的な努力が必要です。

週末起業をしたAさんは起業当初は新しい商品アイデアに挑戦していましたが、後々チャレンジすることを止めてしまいました。さらにSNS発信や自社サイト作成、イベントの参加などといった行動を起こせば、状況を打開することができたかもしれません。起業家は行動力がモノをいいます。起業家自身が動かなければ、何も今の状況のままか悪い方に行ってしまいます。

起業に必須！5つの成功マインド

起業で成功している共通のマインドがあります。起業に向いている人や成功する方が必ず持っているモノにになります。起業に必須な5つの成功マインドを紹介します。

1. なによりも行動力
2. 結果にこだわる姿勢
3. 常にお客さんに価値提供
4. 専門家に意見を求める
5. すべては自己責任

自分はそのマインドを持っているのかチェックしながら、進めていきましょう！

なによりも行動力

行動力は起業家にとって必要不可欠な要素です。考えるだけでなく、実際に行動に移すことで起業の成功につながります。

人は計画を立てるだけでも満足してしまいますが、行動・実行することでやっと現状が動き出すのです。
大きく行動するのではなく、小さいことから行動していくと実行しやすくなります。いきなり起業・独立するのではなく、起業家の話を聞いたり貯金を始めるといったことでもいいのです。

起業して自由に働きたい、成功させていきたいと思っているなら、小さいことから行動していきましょう！

結果にこだわる姿勢

起業家は結果にこだわる姿勢を忘れてはいけません。結果を出すためには、目標を設定し、計画的に取り組むことが重要です。経過を重視するのもいいですが、結果がでなければビジネスではやっていけません。闇雲に行動しても結果が伴っていなければ、その行動が無駄になってしまうのです。

自身の行った行動が結果どうなったのかをきちんと記録し、できる限り数値化していきましょう。そして改善していくことで成功していくのです。

常にお客さんに価値提供

成功する起業家は、お客さんに価値を提供することを常に考えています。
ヤマト運輸の創業者である小倉昌男翁は当時利益は無いと言われた民間への宅配業務を成功させました。できる限り荷物を早く届け、効率よく配達することができるシステムを作り出したのです。

どうやってお客さんに価値を届けることができるのかを考え、お客さんが求めているものを理解し、それを提供することで事業の成長につながります。売上が上がらない時は改めてお客さんに価値提供ができていいるのかを考えましょう。

専門家に意見を求める

起業家は自分で全てを決めなければいけない立場にありますが、時には専門家の意見を聞くことも大切です。
例えば、法律や会計に関することなど、自分で正確に判断することが難しい分野もあります。

こうした分野においては、専門家の助言を仰ぐことで、問題を回避することができます。また、自分が起業したい分野に詳しい先輩起業家からのアドバイスも参考になるでしょう。

すべては自己責任

起業家の判断はすべて自己責任です。
不況のせい、従業員のせいなどと自分以外に責任を押し付けると、いつまでも事業を成功することはありません。何事も自分事と捉え、なぜそのような結果になったのかを考えることが必要です。他責するのは楽ではありますが、それだけで何も現状を変えることができないのです。

自分自身の力で問題を解決し責任を取ることが、起業の成長につながるのです。

スモールビジネス3つのステップ

失敗なくして、成功はありません。
しかし、初めての起業で大きなリスクを取るのは怖いですよね。借金や過労など、リスクをできる限り抑るためにスモールビジネスから始めるのも手です。

スモールビジネスとは小規模から始める起業です。以下の3つのステップを踏むと成功の可能性をあげることもできますし、もし失敗したとしても小さく始めるので、小さな痛手で済みます。

• ステップ1：市場のニーズや競合をリサーチ
• ステップ2：コストがかからない方法を考える
• ステップ3：集客の仕組みを作る

それでは1つずつ説明していきますね。

市場のニーズや競合をリサーチ

起業するにあたって、まず市場のニーズや競合を調べることが重要です。自分が提供する商品やサービスが本当に必要とされているか、競合他社がいる場合、自分がどのように差別化するかを考える必要があります。また、市場調査を通じて、どのような人々が商品やサービスに興味を持っているかを把握することができるのです。

コストがかからない方法を考える

起業初期は資金が限られている場合が多く、コストを抑えることに注目していきましょう。
広告宣伝費をかけずに集客を行う方法や、安価な材料やツールを使うことで、コストを抑えることができます。また、自分でできることは自分でやることで、外注を最小限に抑えることも大切です。

集客の仕組みを作る

商品やサービスを提供するだけでは、ビジネスは成り立ちません。顧客を獲得するための集客の仕組みを作ることが大切です。

例えば、自社のウェブサイトやブログ、SNSなどを活用して、自分たちの商品やサービスの魅力をアピールし、顧客の興味を引くことができます。また、既存のお客さんからのリピートや口コミで新しい顧客を獲得することも可能です。

小さいことから、成功したスモールビジネス

ここではスモールビジネスで成功した方を紹介します。
ビジネスはスモールステップで進めることができますし、

完全ベジタリアンのバナナブレッドの専門店

出典：https://www.dankbreadbrooklyn.com/
Dank Banana Bread（ダンク・バナナ・ブレッド）はバナナブレッド専門店です。
バナナブレットは創業者のケイトリンが趣味のロッククライミングで、登山のたびに自作していたものです。仲間内で話題になったため、そのまま起業しました。ニューヨークのコーヒーショップと提携し、デリバリーはコスト削減のため自転車で行っています。

バナナブレッドはビーガンの人でも食べることができ、保存料無添加で人気になりました。手作りのバナナブレットからビジネスを作り出すことができるのです。

カフェや店舗の荷物預かりサービス

荷物一時預かりサービス「ecbo cloak（エクボクローク）」は荷物を預かってもらい人と預かりたい店舗のマッチングサービスです。カフェや店舗の空いているスペースにコインロッカーと同じように預けれるサービスになっています。創業者の工藤慎一氏が外国旅行者と一緒にスーツケースが入るコインロッカーを探す経験から着想したのです。現在全国 47 都道府県・1,000 店舗以上に導入されています。

儲けることよりも社会課題をいかにシンプルに解決できるのかを考えて創業者は仕組みを作ったそうです。
ベンチャー企業の登竜門「IVS Launch Pad」でアイデアが表彰されています。困った経験からアイデア次第で起業成功することができるのです。

まとめ：成功者は失敗から学ぶ！

起業は、失敗してから成功するものです。多くの起業家が失敗を繰り返し、それを乗り越えて成功を手に入れています。この記事では、3人の起業家の失敗談を紹介し、起業で成功するためのコツやマインド、スモールビジネスについて説明しました。

起業家にとっての成功するコツは以下になります。

• 周りの手を借りる
• お金の流れを把握
• 行動力を持つこと

また、成功するために必要な以下の５つのマインドがあります。

• 行動力
• 自己責任
• 結果にこだわる姿勢
• お客さんに価値提供する
• 専門家に意見を求める姿勢

スモールビジネスでは、市場のニーズや競合をリサーチし、コストがかからない方法を考え、集客の仕組みを作ることで成功することができます。

これらのステップを踏んで、効果的なビジネスを構築し、失敗から学びながら、成功へと進んでいきましょう。