「海外で流行りの起業アイデアってなんだろう？」「海外での起業に興味があるんだけど、何かいいアイデアないかな？」起業を考えるにあたって、海外に目を向けた皆さんはとっても勘がいいです。
- 日本にいると思いつかない起業アイデアが転がっている
- まだ日本で主流じゃないアイデアを取り入れると競争率が低く成功しやすい
- 反対に海外にない日本の起業アイデアで海外での成功を狙えるかも
海外の起業アイデアに目を向けることは、上記3点のような成功を掴み取りやすくなります。本記事では海外で流行りの起業アイデア8選を最新情報としてお伝えするとともに、海外での起業を考えている方に向けてもご提案ができるよう、日本の強みを活かした起業アイデアを5つご紹介しています。読者の皆さんが他の方とは違うビジネスで成功を掴み取られるお手伝いとなれれば幸いです。アイデアを決めたら起業までの流れは専門家に相談してみましょう。
関連記事：起業アイデアは出し方にコツあり！誰でも起業できる4つのアイデア例
海外の起業アイデアを一足先に取り入れよう！
起業アイデアを考えるうえで、海外の起業アイデアを取り入れることは大きな成功につながる可能性が高いです。なぜなら海外の起業アイデアは日本ではまだ主流でないものが多く、ライバルの少ない事業に早めに介入できるからです。海外の起業アイデアは斬新で日本で生活しているだけでは思いつかないことも。ぜひ海外ならではの起業アイデアを取り入れて抜け駆けしちゃいましょう。
日本で起業！海外で流行りの起業アイデア8選
日本で起業するには海外の起業アイデアを取り入れるのがおすすめとご紹介しました。では現在流行りの海外の起業アイデアにはどんなものがあるでしょうか。日本での起業に取り入れやすいアイデアを8つ厳選しましたので、ぜひご自身にもできそうなビジネスがあれば挑戦を検討してみてください！
パーソナルケア・メンタルヘルスケア
新型コロナウイルスの影響による世界的な生活様式の変化もあり、近年ではパーソナルケアやメンタルヘルスケアの需要が高まりを見せています。ここでいうパーソナルケアとはジムやフィットネスクラブなどでトレーナーと1対1で美容や健康・ダイエットを促進する活動、メンタルヘルスケアとは精神的な健康を促進する活動を指しています。対面なら1対1で、オンラインなら自室で感染症リスクを抑えながら心身ともに整えたい方が増加中です。
オンラインアシスタント
オンラインアシスタントと聞いてピンとくる方はまだ少ないのではないでしょうか。事業に欠かせない事務作業や経理をオンライン上で支援するサービスで、近年では個人事業主など一人で事業を行う方からの需要も高まりつつあります。事業者は面倒な作業を丸投げできるので、本来のサービスに集中して取り組めて効率的なのです。事務スキルのある方は今すぐにでも介入できる市場ですね。
旅行キャンセル保険
こちらも新型コロナウイルスの影響により需要の高まったサービスです。政府からの自粛要請やコロナウイルスへのり患、濃厚接触者になってしまうなど、従来より旅行を急にキャンセルしなければならない機会は増えていますよね。自己都合でのキャンセルとなりキャンセル料金が発生する場合でも、旅行キャンセル保険に申し込んでおけば保険料が補填されてお得なのです。利用者は多額のキャンセル料金を支払うリスクから逃れられるため安心して旅行予約ができるのですね。
シニア向けシェアオフィス
日本は老後に十分な年金が支給されない疑惑で社会的に問題となっていますよね。海外でも老後のキャリアを求める動きが顕著に現れており、定年退職後も働くことを選択するシニアの方が世界的に増加傾向にあります。シニア雇用を行う企業はまだまだ少ないですが、シニアの方ならこれまでの経験やキャリアが若い人よりずっと豊富なのでそれらを活かした起業が可能と言えます。オンラインでの起業支援サービスの展開も魅力的ですが、シェアオフィスを構えることによってシニアの方同士の交流が叶い、サービス全体の顧客満足度も高まるでしょう。
ウエディングフォトグラファー
新型コロナウイルスの影響もあり結婚式を挙げにくいご時世となっていますよね。そのなかで頭角を現したのはフォトウエディングです。挙式はせず、新郎新婦のみでタキシードやウエディングドレスを身にまとい、二人の思い出として写真に残すウエディングスタイルです。株式会社ウエディングパークの実施した「フォトウエディング動向調査2022」によると、2021年4月から2022年3月の間に結婚した新婚カップルの74.5％と非常に多くの組数がフォトウエディングを選択したとの結果でした。フォトウエディングの需要は年々増加しており、その需要は新型コロナウイルスの影響だけではなくなってきています。派手な挙式に抵抗がある・なるべく費用を抑えたウエディングを選択したいカップルの方々からもフォトウエディングは人気です。平均費用は21万円と顧客単価も高く、新型コロナウイルスの影響が弱まったとしても需要は続くと考えられるため成功しやすい事業でしょう。
カスタマーサポート
カスタマーサポートはコールセンターにつないで問合せ対応などを行うイメージですが、近年では個人事業主の方が業務委託を受けて行う個人規模のカスタマーサポートも出てきています。担当する商品やサービス内容についてしっかり理解したうえで業務を進める必要はありますが、在宅ワークとして低コストで始められるうえ、将来的には組織としてサポート業務を拡大していくことも可能です。
オンラインティーチング
世界的にオンラインサービスの需要が高まりを見せるなかで、習い事もオンラインでの受講が人気となっています。開講する側・受講側の双方が感染症対策できるほか、開講する側は教室として場所を用意する手間やコストがかからず、受講側も移動時間や移動コストを気にすることなく手軽に習い事に挑戦できるメリットがあります。対個人だけでなく対企業への専門知識のティーチングももちろん需要大です。副業としての起業でも始めやすいのでご自身の持つスキルを必要とする方にサクッと提供してみてはいかがでしょうか。
企業間マッチングサービス
企業にとって、自社のニーズにばっちり当てはまる取引先を見つけるのはなかなか至難の業です。海外ではメーカーを最適な製造工場とマッチングさせるサービスが現れ、メーカーはイメージ通りの製品を製造してもらえる／製造工場は自社の強みを求めるメーカーから仕事が請け負えるといった理想的な取引が促進されるようになりました。日本の多くの企業も取引先の選定が難しいといった悩みを抱えているはずなので、日本で展開しても非常に需要の見込めるサービスであると言えます。
一つ事例として、国際航業株式会社の『エネがえる』というサービスをご紹介します。
太陽光や蓄電池の経済効果をシミュレーションできるサービスで、SHARPやPanasonicなど、683社の大手電力メーカーや蓄電池メーカー、蓄電池販売施工店の導入があります。
エネがえるではシミュレーションシステムによる業務効率化サポートだけでなく、多数顧客との関係性を活かし、企業同士をつなげて提携先やパートナー探しを行うサービスも同時に展開。
多くの顧客を抱えているからこそ同時展開できる、立派な企業間マッチングサービスです。
画像URL：太陽光・蓄電池シミュレーションの決定版「エネがえる」
日本の起業アイデアで海外での活躍もできる
海外の起業アイデアを取り入れれば日本で抜け駆けできるとご紹介しましたが、逆も然りです！日本の強みを活かした起業アイデアで海外で成功を狙うことも十分可能。海外の人々が日本の何に興味があるのか？分析したうえでアイデアを考えてみましょう。
内閣府の知的財産戦略推進事務局が外国人へ実施したアンケート「クールジャパンの再生産のための外国人意識調査」平成30年2月の資料より、「日本に興味を持ったきっかけは何ですか？（選択上限数3つまで）」の調査項目を見つけました。結果は以下グラフの通りです。
クールジャパンの再生産のための外国人意識調査-内閣府知的財産戦略推進事務局（平成30年2月）
グラフで一目瞭然ですが、圧倒的にアニメ・マンガ・ゲームに興味を持つ海外の方が多いと分かりますよね。欧州の方だけでも75％の回答率となっています。日本の強みを活かした起業アイデアを出すなら、アニメ・マンガ・ゲームの分野は外せない要素と言えますね。
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海外で起業！日本の強みを活かした起業アイデア5選
3章で日本の強みは圧倒的にアニメ・マンガ・ゲームだと分かりました。もちろんそれ以外にも音楽や日本食など、海外の方が興味を持つ分野は幅広いです。「クールジャパンの再生産のための外国人意識調査」のアンケート結果をもとに、日本の強みを活かした起業アイデアを5つ厳選してみました。順に見ていきましょう。
オタクアイテムECサイト
アニメ・マンガ・ゲームが人気なように、日本のオタク文化に興味を持つ海外の方は非常に多いと言えます。アニメのグッズやコスプレグッズ、マンガ、ゲームソフトやゲーム機などは海外からだと購入が難しいケースもあるようです。特にマイナーなグッズが販売されるECサイトは海外オタクの方々からの高い需要が見込めます。海外ではまだ入手が難しいオタクアイテムを見極め、痒い所に手の届くECサイトを運営してみてはいかがでしょうか。
アニメキャラクターの制作・販売
イラストが得意な方は自身でアニメキャラクターを制作し販売可能ですし、イラストが描けない方でもイラストレーターへ外注して販売サイトの運営が可能です。中国のコンテンツビジネスに詳しい専門家によると、近年では日本から輸入せず、日本風アニメを国内で制作してしまう動きが中国やアメリカで見られるそうな。日本から許可を取ったり権利に関する複雑な手続きを行ったりするぐらいなら、国内で制作してしまうほうが早いと考えているからです。日本風アニメ制作の市場に介入することで、日本では難しくても海外で自身が販売したアニメキャラクターが有名になるかもしれませんよ。
日本の家庭料理店・レシピ販売
3章のグラフから分かるように、アニメ・マンガ・ゲーム人気の次に音楽と並んで日本食人気が高いですよね。寿司屋は海外でも主流になりつつあるかと思われますが、日本の家庭料理店はまだまだ少ないのではないでしょうか。あえてマイナーな家庭料理店を開くことで日本食マニアからの需要が見込めますし、地域の郷土料理店なんかも人気が出るかもしれません。最初のうちは海外に住む日本人客の呼び込みに力を入れてもいいかもしれませんね。もし現地で店舗を持つのではなく、オンライン上でサービスを展開したいならレシピ本の販売もおすすめです。
日本語・日本文化教室
日本への移住を考えている方や仕事の関係で日本語を学びたい方は一定数いらっしゃいます。現地で教室を開くのが難しくても、日本にいながらオンラインティーチングの講師として活躍も可能です。満足度の高いレッスンができれば継続的に利用してくれる生徒がつき、収入を安定させることも可能でしょう。また日本食と並んで人気なのが日本の音楽なので、日本の楽器など日本文化の専門知識がある方はそのスキルが活かせますね。
おもてなしビジネス
おもてなしビジネスと聞くと「ざっくりすぎないか」と思われるかもしれませんが、日本人のおもてなし文化に興味を持つ海外の方は少なくないはずです。先ほどから参考にしている「クールジャパンの再生産のための外国人意識調査」の質問「日本・日本人の際立った魅力は何だと思いますか？（選択上限数5つまで）」回答結果によると、「礼儀正しさ」との回答が一番多くなっています。
クールジャパンの再生産のための外国人意識調査-内閣府知的財産戦略推進事務局（平成30年2月）
礼儀正しさからくる日本人の「おもてなし」は海外の方が驚くとともに、一度体験した方はまた体験したいと思っているのです。海外の方が日本のおもてなしを気軽に楽しめる“おもてなしカフェ”なんかを経営してみたり、海外の方に日本のおもてなし文化を伝授する“おもてなしレッスン”を開講してみたりと、日本特有の礼儀正しさ「おもてなし」を武器にした起業アイデアを考えてみると面白いですね。
活躍の場はどこであっても…！起業成功3つのポイント
日本、海外、オンライン…。起業する場所がどこであっても、起業を成功へと導くには起業アイデアを出す段階で意識しておきたいポイントが3つあります。
- 好きか？できるか？需要があるか？
- 事業計画や資金計画は綿密か？
- 資金はしっかり確保できるか？
以上3つを詳しく解説していきますのでしっかり目を通してみてくださいね。
好きか？できるか？需要があるか？
まず、考え出した起業アイデアについて以下を自問自答してください。
- 自身が好きと思える内容か？
- 体力や場所、時間など総合的に考えて自身が取り組めそうな内容か？
- ビジネスへの需要は見込めそうか？
自問自答したうえで、「No」が出たり「分からない」が出たりしたら、再度情報収集したうえで考え直す必要があります。ビジネスは続けていかなければ結果は出ないので、続けていくために大切な「好きか？できるか？需要があるか？」をしっかり確認しましょう。
事業計画や資金計画は綿密か？
起業には計画が必須です。なんとなく、適当に起業して成功している起業家の方なんて一人もいません。特に事業計画や資金計画は綿密に立てておき、万が一計画通りにいかなくなった場合のことも事前に考えておきたいものです。事業計画や資金計画がしっかり準備されているか否かで起業の成功可能性は大きく左右されてきますので、不安を抱えながら一人で計画を立てるくらいなら専門機関を頼ることをおすすめします。起業前に頼れる専門機関は以下の関連記事内で詳しくご紹介しています。必読ですよ！
関連記事：起業アイデアは出し方にコツあり！誰でも起業できる4つのアイデア例
関連記事：創業融資とは？キホン丸わかり！メリットデメリットや特徴を大解説
資金はしっかり確保できるか？
起業には多かれ少なかれ、資金調達が必須となってきますね。事前に立てる計画通りに資金調達が出来ていなければ、起業後に資金が足りず事業の存続が難しくなってしまいます。ここでおすすめしたい資金の調達方法は創業融資。創業融資にはいくつか種類がありますが、起業家からの利用が一番多いのは日本政策金融公庫の創業融資となっています。日本政策金融公庫の創業融資が一番選ばれる理由や、起業家が利用しやすい創業融資の特徴は別記事で詳しくご紹介しています。以下リンクからぜひ確認してみてくださいね。
関連記事：【決定版】創業融資で資金不足を一発解決！最大3000万円融資も
まとめ
起業アイデアを海外から取り入れることは次のようなメリットがありました。
- 日本にいると思いつかない起業アイデアが転がっている
- まだ日本で主流じゃないアイデアを取り入れると競争率が低く成功しやすい
- 反対に海外にない日本の起業アイデアで海外での成功を狙えるかも
本記事内では“海外で流行りの起業アイデア”と“日本の強みを活かした起業アイデア”をご紹介しましたが、「自分がどこで起業したいのか」「自分は起業してどのように活躍したいのか」をご自身に問いかけ、ぜひ適切に本記事の内容をご参考いただければ幸いです。起業は決して簡単なものではありませんが、自身の立ち上げたビジネスが世の中にどんな影響を与えるか？考えるとワクワクしますよね。ぜひそのワクワクを忘れず前向きに準備に取り組んでいきたいものですね。
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