創業融資の銀行選び!頼るべき銀行2種と併せて検討したい手段を解説

成功への道

創業融資は銀行から受けられるのか気になるところですが、結論、正しく銀行を選べば可能です!

銀行は規模によって顧客に違いがあります。身の丈に合った銀行を選ばなければ、お断りされるだけなのです。

今回は創業前や創業したての事業者が、創業融資を受けるのに適切な銀行をご紹介していくとともに、メリットデメリット、さらに創業融資を受けやすくする4つのコツをご紹介していきます!

銀行からの創業融資を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

創業融資は銀行から受けられる?

金庫とお金

創業融資の借入先はいくつか存在しますが、銀行から受けることも可能なのでしょうか。

実態を解説していきますので、見ていきましょう。

選び方を間違えなければ可能

結論として可能なのですが、銀行選びを間違えてしまえば門前払いを食らう羽目となります。

創業融資の借入先として選んではいけない銀行は次の2つです。

  • メガバンク
  • 都市銀行

上記銀行に関しては、顧客を大企業など、既に実績ある企業を相手として取引を行なっています。

創業前や創業したての事業者を相手にすることはリスクが大変高く、自社の利益となるどころか、マイナスとなる可能性が高いため、融資を避ける傾向にあります。

【おすすめ1】地方銀行

メガバンクや都市銀行を選ぶ代わりにぜひ検討したい銀行の一つ目として、地方銀行を挙げることができます。

地方銀行は地域に営業基盤を置き、地域展開のみ行なう銀行です。

具体的に名前を挙げると東北銀行、きらぼし銀行、関西みらい銀行などで、全国に62行存在しています。

大口取引をメインとするメガバンクや都市銀行に対し、小口取引への積極的な対応を行なっているのが特徴です。

【おすすめ2】信用金庫

二つ目に創業融資の借入先としておすすめの銀行は信用金庫です。

信用金庫は地方銀行よりも管轄エリアを狭く持ち、かなり深く地域に密着してさまざまに支援を行なっています。

全国に254行と、その数からも狭いエリアを対象とした信用金庫が全国に多数散らばっていることが分かります。

地域の中小企業や個人事業主と密に関わりを持つため、有力な情報提供を行なってくれることも珍しくありません。

数ある金融機関のなかで一番身近な存在とも言えるでしょう。

地方銀行のメリット・デメリット

風車のイラスト

創業融資で頼れる銀行の一つ目として地方銀行を挙げましたが、地方銀行を頼るメリットとデメリットはどんなものでしょうか。

街を歩いていればよく見かける地方銀行の、創業融資の特徴を掴みましょう。

【メリット】地域企業への融資に積極的

顧客を地域企業とし、地域経済の発展のためなら積極的に支援を行なう傾向にあります。

そのため、創業前で実績がない状態にあったとしても、地域貢献につながるような事業計画を持っていれば、創業融資の決定が期待できます

メガバンクや都市銀行は全国規模での活動となりなかなか親身には向き合ってくれないため、地方銀行のように地域企業と積極的に向き合う銀行を選ぶが吉です。

【メリット】実績や担保なしでも柔軟な対応

地域経済の発展につながるなら積極的に支援を行なう姿勢であるため、たとえ実績や担保がなかったとしても、創業融資の提供を必要に応じて判断してくれます。

一般的には銀行側がリスクを抑えるために担保を求めることが多いですが、融資の条件として定めるのではなく、「要相談」などと柔軟な記載を行なっているのも地方銀行の特徴です。

【メリット】数百万から億単位まで相談可能

メガバンクや都市銀行に比べると小規模ですので数十万、数百万といった小口取引が基本になりますが、創業前から創業したてのまとまった資金が必要なとき、場合によっては数千万から億単位という高額な貸付にも応じてくれます

高額な資金調達といえばメガバンクや都市銀行のイメージですが、地方銀行でも十分に対応可能なのです。

【メリット】借入期間の長期設定が多め

借入期間を長めに設定している金融商品が多いのが特徴で、数十年単位の設定も珍しくありません

銀行によっては創業前から創業したての事業者が使えるものもあり、返済計画が立てやすいうえ、資金繰りへの負担が少ないメリットが得られるでしょう。

毎月の返済負担を減らしたいなら、なるべく借入期間が長期にわたる融資制度を選ぶのがコツです。

【デメリット】地域内での活動支援に限られる

あくまでも管轄地域内でのサポートに限定しているため、たとえば他の地域への事業展開を目指したかったり、全国展開に挑戦したかったりする場合には頼れなくなるといったデメリットがあります。

ご自身の描く事業規模と照らし合わせて、事業が成長してきたらメガバンクや都市銀行との取引も検討するなど、状況に合わせた判断が必要になります。

【デメリット】メガバンクに比べ信用度は弱い

メインバンクとする銀行の規模が事業への信用度に直結してしまうことから、地方銀行を事業のメインバンクとしている場合は少々信用度に欠けることになります。

法人サイトなどでメインバンクの記載が見受けられますが、やはり地方銀行が書いてあるよりかは、誰もが知っているようなメガバンクや都市銀行の名前が並んでいるほうが信用できると感じてしまうのも無理はないでしょう。

決して地方銀行が信用ならないというわけではないのですが、社会的に権力の強いのはメガバンクや都市銀行であるのが事実ですよね。

信用金庫のメリット・デメリット

正義

創業融資で頼れる銀行二つ目は信用金庫です。

信用金庫に創業融資を頼る場合のメリットデメリットを見ていきましょう。

【メリット】創業前でも審査に通りやすい

地方銀行と同じく地域経済発展のために存在し、地域貢献につながると判断すれば積極的に支援を行なうのが信用金庫です。

他の銀行と比べても審査基準はやさしめと言えます。

そのため、創業前だったとしてもしっかりとした事業計画を持っていれば審査に通りやすい傾向にあります。

【メリット】審査や融資実行がスピーディー

銀行というまとまりのなかでもトップクラスで規模が小さいために、審査や融資実行までに必要とする過程が複雑でなく、スピーディーに完結します。

そのため急な資金調達を要した場合でも、対応してもらいやすいのが信用金庫です。

あまり望ましくないですが、創業直前に計画に動きが発生し、追加で調達しなければ完全な状態で事業を始められないといったときでも頼りやすいと言えます。

【メリット】訪問が多く関係性を築きやすい

信用金庫は訪問営業を主としているため、担当者と頻繁に顔を合わす機会があります。

担当者に創業までの現状を話す回数が多くなると、よき相談者として関係性が築きやすく、担当者の知見を活かしたアドバイスに多く触れられるでしょう。

訪問営業は地方銀行でもなかなか頻繁には行なっていないものなので、手厚いサポートをより感じやすいのは信用金庫ならではの取り組みと言えます。

【メリット】ハイリスクな事業へも融資可能

会員と相互で支え合う形態を採る信用金庫は、自社の利益を優先としない部分が他の銀行と異なります

そのため、たとえば事業の成功可能性が低かったり、経営悪化のリスクがあったりしても、積極的に支援を続けてくれる傾向にあります。

他の銀行では断られてしまったとしても、一度信用金庫に相談してみる価値はあるでしょう。

【デメリット】サポートエリアが限定的

地方銀行と同じく管轄エリアが限定されているうえ、地方銀行よりも狭い範囲をエリアとして持つために、事業自体がかなり地域密着型でなければサポートの対象外となってしまいます

将来的に事業展開を考えているなら、初めは信用金庫だけでよいかもしれませんが、メガバンクや都市銀行との付き合いも視野に入れていく必要があるでしょう。

【デメリット】まとまった金額の調達に難あり

通常の銀行とは異なり株式会社ではなく、協同組織にて会員からの出資で事業を行なっているために、資金源はそこまで分厚くないのが事実です。

一度に融資できる金額に限りがあるため、まとまった資金調達には不向きなのです。

基本的には数十万から週百万の小口取引と考え、小規模に事業を始める方が頼る分には問題ないでしょう。

創業融資を受けやすくする4つのコツ

4つ葉のクローバー

銀行のなかでも地方銀行や信用金庫を頼ることで創業融資を受けやすいですが、やはり融資には審査がありますので、100%絶対に受けられるとも言えないのが現実です。

しかし、4つのコツを知ることで、さらに創業融資を受けやすい状況へと持っていくことが可能になります。

裏技的なコツとなりますので、ぜひ確認していってくださいね。

日本政策金融公庫の活用を検討する

創業融資を一番受けやすい金融機関といえば、政府系金融機関である「日本政策金融公庫」となります。

日本政策金融公庫の創業融資を単体で活用するのはもちろんですが、さらに受けやすくするコツとして、協調融資の活用があります。

協調融資とは日本政策金融公庫と民間の金融機関がリスクを分担して希望者に融資を行なう仕組みで、主に地方銀行や信用金庫が協調融資の対象機関となります。

リスクを分担するということは、双方にかかる貸し倒れリスクが減少するために、どちらか一方だけではGOを出せなかった金額や事業内容でも、審査通過としやすくなります

そのために希望者からすれば、より希望に近い金額の融資審査が通りやすくなると言えるのです。

地方自治体の制度融資を検討する

地方自治体と民間金融機関、信用保証協会が連携して行なうのが制度融資で、民間金融機関は主に信用金庫である場合が多いです。

制度融資では地方自治体が金利の一部を負担してくれるために、実質1%以下の、なかには0.5%以下という他にない低金利な融資を実現しています。

信用保証協会による保証があるほか、地方自治体に認められたという信用があることから審査通過しやすいメリットもあります。

3つの機関が絡んでくるために審査や融資実行までに1か月ほどと時間はかかってしまいますが、低金利で審査基準のやさしい創業融資を希望するならぜひ検討しましょう。

専門家のコンサルサービスを活用する

一人で創業融資の審査を突破するのはなかなか難しいこと。

適切に対策を行なうには、【CEOパートナー】などといった専門家のコンサルサービスを活用するのがおすすめです。

CEOパートナーは公式ホームページの問い合わせフォームに5分ほどで必要事項を入力したのち、問い合わせ送信を行なうと、その日中に創業に詳しいプロの税理士とマッチングできます。

銀行で創業融資を受けるならどこが適切かをアドバイスしてくれ、さらには創業融資の申込をするうえでのサポートを手厚く行なってくれます。

事業計画書の作成を得意とするため、銀行の融資担当者から見てより納得感の強い申込が実現します

専門家の手を借りて効率的に、確実に審査突破を目指しましょう。

 CEOパートナー|公式サイト

計画や自己資金など事前準備を忘れずに

大前提として、事業計画や資金計画、さらに自己資金の準備などが整っていなければ、何をどう工夫したとしても創業融資を受けやすい状況にはなりません。

審査に通過しやすい申込をするには、計画と自己資金は切っても切れない要素となります。

協調融資や制度融資など、希望の叶いやすい創業融資を選び、CEOパートナーを頼って確実に審査突破するには、計画と自己資金の準備は最低限努力して揃えましょう。

事前準備に関してもCEOパートナーが全力でサポートしてくれますので、ぜひ頼りましょうね。

まとめ

創業融資は銀行を頼れますが、メガバンクや都市銀行など大規模な銀行ではなく、地方銀行や信用金庫といった小規模な銀行を頼るのがおすすめです。

地方銀行や信用金庫は共通して地域経済の発展支援に力を入れていて、地域貢献につながると判断した事業には積極的に融資を行なってくれます

審査に通過するには、「地域貢献につながる」「実現性や成功性が高い」と判断してもらえるような計画を用いてアピールする必要があります。

自信がなければ、CEOパートナーなど専門家のコンサルサービスに問い合わせることで申込の難しさは解消されます。

頼れるものは賢く頼って、銀行からの創業融資を無事に受け取りましょう。

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この記事を書いた人

Webライター歴5年、現在は個人事業主として活動しています。中小企業の資金調達にまつわる記事を書き続けて、4年が経ちました。独立を目指す方に私の経験で何か役立つものがあればと考え、主に「創業融資」に関する記事を中心に書いています。音楽を聴くこと、サウナ、SFアクションが好み。

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