起業アイデアは出し方にコツあり！誰でも起業できる4つのアイデア例

2023年1月26日2024年8月13日

起業したい。そんな漠然とした思いを描いている方は年々増加しているのではないでしょうか。

起業と聞けば、あくまでも個人的な意見ですが“ある程度のスキルを持った中年男性が行うもの”というイメージが強かったですが、近年では若者や女性の方が一人でサクッと起業するケースが増えてきたように思います。この記事に目を通してくれている方の中にも、若い方や女性の方がいらっしゃるのは珍しくないでしょう。

本題に入りますが、起業にはアイデアが必要ですよね。従来のようにある程度のスキルを確立させてから独立を考える方は起業までスムーズでしょうが、特にこれといったスキルを持ち合わせていないけど起業願望がある、なんて方も多くいらっしゃると思います。本記事ではそんな「スキルはない。でも起業したい。しかし起業アイデアが思い浮かばない。」といった悩みを抱く方向けに、誰でもできる起業アイデアの簡単な出し方を徹底的にご紹介。実際に起業し成功している方の事例もいくつかご紹介しますので、参考にしやすい内容となっているはずです。スキルがないことは起業を諦めてしまう理由にはなりません。一緒に起業アイデアの出し方を学んで、成功の道へ一歩踏み出しましょう。

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起業アイデアを出すのは難しくない！6つのコツ

起業アイデアを出そうと意気込んでしまうとなかなか思い浮かばず難しく感じてしまうかもしれません。しかし起業アイデアの出し方は実は難しいものではないのです！コツを知れば誰でも簡単に起業アイデアを出すことができます。早速見ていきましょう。

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生活で不便に感じる場面を探す

何気なく生活していると気づかないかもしれませんが、行動ひとつひとつに意識を向けながら生活してみると不便に感じる場面がいくつか見つかるはずです。見つけた不便は、同じく不便だと共感してくれる人は意外にもたくさんいるもの。不便を解消できるサービスを考えることで人々からの需要があるサービスとなります。ぜひ日常生活にアンテナを張り巡らせて、ありそうでなかったサービスを生み出しましょう。

流行りに敏感になる

流行っているということは、人々からの需要がとても多いということ。流行りのサービスで起業するといち早く波に乗れる可能性が高いです。たとえば新型コロナウイルスやYouTube、韓流などは良くも悪くも流行っていると言えますよね。こうした流行りのものから派生して起業アイデアを考えると今売れやすいサービスにつながります。

コロナ罹患の疑いがある方向けの相談窓口サービス
YouTube動画の編集サービス
韓流コスメのネットショップ

しばらく流行の続きそうな要素からアイデアを出してみましょう。

自分が人より楽にこなせる特技を探す

自分ではできて当たり前なことだと思っていても、他の人からすると難しかったり苦手意識を持っていたりすることは珍しくありません。たとえば、ライターの私を例に挙げて恐縮ですが、幼い頃から文章を書くのが好きで、文章作成を苦に感じたことはなく作文や論文の課題もスラスラと終わらせてしまうタイプでした。特に何も思わずこなしていた私ですが、なかには文章を書くのが苦手だったり、嫌いだったりする人がいるのも珍しくないわけです。その事実に気付き、私の特技は文章作成だとやっと最近になって気付くことができました。私のように、自分ではなんとも思わず簡単にこなしていたことが実は誰かからすると苦痛に感じることなのです。そうした特技が見つけられると、自ずと起業アイデアにつながりますよね。

先人が起業するに至ったストーリーを知る

起業は難しいものだと捉えがちですが、自身より先に起業して成功した起業家の方々は世の中に数えきれないほど存在するわけです。起業家の方々には著書を出していたり、対談動画で自身の起業ストーリーを語っていたりする方も多くいらっしゃいます。どのように起業アイデアを出したのか、どんな場面で起業アイデアが閃いたのか、先人の体験に触れると必ずヒントが隠れています。

起業家と交流する

ハードルの高いことのように思えますがそんなことはありません。大企業の社長との交流はもちろん難しいかもしれませんが、起業家の方は意外と身近にいらっしゃるもの。周囲の人の知り合いに起業家がいたら紹介してもらったり、SNSで独自サービスを展開している起業家にメッセージを送ってみたり…。Twitterは特に起業家が情報発信のツールとしてよく利用しているので、Twitterで自身の興味ある分野の起業家を見つけてみるとよいかもしれません。

売れやすい5大市場を理解する

起業アイデアを出すにあたって、世の中には売れやすい市場が存在することを理解しておきましょう。

お金、ビジネス
恋愛、人間関係
美容、健康、ダイエット
占い、スピリチュアル、自己啓発
教育、子育て

以上5つの要素は悩んでいたり困っていたりする人が多いもの。悩みを解決したくてサービスを求める人が多く、常に多くの人から需要のある市場だと言えます。起業アイデアがどうしても思い浮かばなければ、市場を絞って考えてみるのも一つ効率的な手段ですよ。

【注目】起業家のアイデア事例を4つご紹介

ここからは実際に現在進行形で起業家として活躍されている4名の方の起業事例をご紹介していきます。起業アイデアを考えるにあたって参考になる部分もあるかと思いますので、ぜひ目を通してくださいね。

お金に困る人の多さに驚き買取業を始めたAさん

Aさんはもともとネットショップの運営を行っていましたが、商品を購入後支払いができなくなり取引がキャンセルとなるケースが意外にも多いことに驚きます。つまりはお金に困っている人が世の中には想定以上にいらっしゃると気付いたのです。お金に困っている人がお金をすぐ手にできるサービスは何か？模索したうえで買取業にたどり着きました。ネット型の事業は効率がよくシステムを使えば一度に複数の申し込みをさばけると考えていたので、ネット型事業と買取業をかけ合わせ、オンライン上で買取できるサービスを生み出したのです。今では買取業界でトップクラスの実績を誇る、多くの利用者に求められるサービスへと発展を遂げています。

自身の人脈を活かし税理士紹介サービスを始めたKさん

知り合いに税理士が多く、また職業柄、税理士の方と仕事を進める機会の多かったKさん。ある日、ふと「何人もの税理士に相談できる環境にいる自分はかなり恵まれているのでは」と気付き、「この人脈を何かに活かせないか」模索を始めました。結果、一人ひとりの解決したい分野に最適な税理士を紹介する税理士紹介サービスを設立したのです。税理士とひとまとめにしても実際にその税理士が得意としている分野は少しずつ異なってきます。利用者の「自身の必要とする分野に精通した税理士を探すのが大変」といった悩みと、税理士の「自身の得意分野を必要としてくれる顧客と出会うのが大変」といった悩みをうまく解決できるサービスを編み出したKさんの人脈。徐々に事業は波に乗りつつあると言います。

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解消されない人手不足に注目し人材派遣業を始めたNさん

企業の人手不足問題は、耳にタコができるくらい皆さんも聞いたことのある社会問題ですよね。少子高齢化が進み単純に労働力人口が減少しているほか、新型コロナウイルスによる打撃を受けた企業はそこまで安易に働き手を増やせないといった悩みがあるでしょう。しかし逆も然りで、自身の希望する職種に思い通りに就けない方や、新型コロナウイルスの影響で職を失ってしまった方も大勢いらっしゃいます。こうした近年の社会問題に注目したNさんは、雇い手と働き手の双方のニーズを満たすべく人材派遣業を始めたのです。最初の頃は企業や求職中の人材に自社の存在を知ってもらうのに苦労したようですが、まずは前職での人脈を活かして徐々に顧客を増やしていったと言います。「流行りに敏感になる」ことと似ていますが、社会問題を解決するためのサービスは需要が多く成功しやすいでしょう。

ライターとして培ってきたノウハウを講座にまとめ販売したDさん

もともとWebライターとしてマーケティングを専門とした企業に勤めていたDさん。ライターとして実績を積み上げていくうちに、自身の作成する記事の文章力や集客力を認めてくれる外部企業の存在が増加、独立しフリーランスで活動していくことを決めます。個人で企業と専属契約を結び安定した収入が入るようになったDさんは、企業勤めの時代にお世話になった社長との会話より、コンテンツビジネスに着手しようと決意します。働く形態としてフリーランス人気が右肩上がりなこのご時世。自身の経験をコンテンツとして講座化することで、フリーランスを目指したい方からの需要が見込めると考えたのです。現在はTwitterで集客、講座を販売し、ファンの獲得とともに講座も口コミで広がり売れ行き好調とのこと。コンテンツは一度作成すれば半永久的に販売し続けられるので、価値ある内容を適切な価格で販売していれば収入の自動化が実現可能です。

スキルゼロでも成功を掴め！おすすめ起業アイデア5つ

「起業したいけど自分にスキルなんてないからなあ…。」なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方に朗報です、スキルがなくても起業はできます！そして成功を掴みにいくことも十分可能です。ここではスキルゼロの方でも挑戦しやすい起業アイデアを5つご提案していきますね。

アフィリエイトサイトを運営する

アフィリエイトサイトとは企業や商品・サービスの広告を掲載するサイトのことで、その広告をクリックして購入や契約に至った人がいれば広告費がサイトに支払われるという仕組みです。ブログを立ち上げその中に広告を掲載する方も多くいらっしゃいます。アフィリエイトサイトは成果が出るまで時間がかかるうえ、地道に文章を掲載していく労力や継続力、忍耐力などは必要になってきます。しかし多くの人にクリックされるサイトへと成長するとその分広告への流入量も増えるため、成功すれば安定して大きな収入が見込めるように。

フランチャイズ店を経営する

飲食店やサロンなどで、よく「直営店かフランチャイズ店か」といった分け方がされることがあります。直営店は本部が直接管轄している店舗です。一方でフランチャイズ店とは個人が本部とフランチャイズ契約を結び、店舗の運営は個人に任されるのですが、商品やサービスは本部のものを利用客に提供できる事業形態となっています。そのため自身で商品やサービスを考案する必要がなく、既存の売れている市場にいち早く溶け込めるメリットがあります。自店舗を持ってみたくても企画力が不足していると感じる方にフランチャイズ店の経営は非常におすすめです。本部からの経営指導も受けられるので、起業初心者にも向いていますね。

代行サービスを展開する

近年、ファストフードなどのお買い物代行が人気を集めているように代行サービスの需要は高まっていると言えます。何も難しい分野の代行を行う必要はなく、自身のできそうな、もしくは得意な分野の代行サービスを片手間で始めてみるのがおすすめです。

お買い物代行
お掃除代行
家事代行
速達代行
ペットのお散歩代行
予約のキャンセル代行

特別なスキルがなくても始めやすい代行サービスは世の中にたくさん存在します。既に存在する代行サービスをやってみるもよし、自身の特技を活かした代行サービスを考案してもよし。需要の見込めそうな地域を選んでサービスを展開するとより効率的でしょう。

自身の特技や経験をコンテンツにする

起業家のアイデア事例でもご紹介しましたが、自身の特技や経験のコンテンツ化は半永久的に販売し続けられるので収入の自動化が目指せるビジネスです。

ライター経験が豊富なら、これからライターになりたい方に向けたコンテンツを
恋愛マスターなら、恋愛下手な方に向けたコンテンツを
ビジネス英語が得意なら、ビジネス英語を学びたい方に向けたコンテンツを
おしゃべり上手なら、人間関係をうまく構築できない方に向けたコンテンツを

それぞれ質を担保したうえで作成することで、人気コンテンツとなるのも夢ではありません。ある分野が得意な人がいれば、苦手な人がいるのも当然のこと。自身が何気なく持っている特技や経験は必ず武器になります。

YouTubeで動画配信を行う

YouTube業界は熱い盛り上がりを見せており、YouTubeでの動画配信を職業としたYouTuber（ユーチューバー）と呼ばれる存在も徐々に認められつつあります。特に若者から人気のある業界なので競争率は激しく、爆発的に知名度を集め成功するYouTuberは一握りかもしれません。しかしスキルがなくても参画しやすい業界であり、じわじわとファンを獲得し食べていけるだけの安定した収入を得ているYouTuberの方も多くいらっしゃるのは事実。自身がファンとして獲得したい層を見極め、その界隈のなかだけでも有名になることができれば成功も夢ではありませんよ。

起業アイデアの出し方に悩んだら専門機関を頼ろう

どうしても起業アイデアの出し方に頭を悩ませてしまうなら、一人で抱え込まず専門機関を頼るのも有効的な手段です。身近には意外にも起業アイデアを気軽に相談できる専門機関が多数存在しています。ここでは代表的な5つの専門機関をご紹介していきましょう。

よろず支援拠点

よろず支援拠点は国が設置した経営相談所で、主に中小企業や個人事業主、起業予定の個人が無料で経営相談できる機関となっています。全国に拠点があるためお近くの拠点で相談が可能。起業アイデアの相談はもちろん、あらゆる分野の専門家が在籍しているため起業後の経営相談にも幅広く対応してもらえます。起業前から起業後の経営拡大まで、ワンストップでサポートしてもらえる「ワンストップサービス」を無料で活用したい方におすすめの専門機関です。

商工会議所

商工会議所は地域の商工業発展を目的とし、商工業者の経営支援を行う役割を担っています。明治時代に設立された歴史ある特別民間法人で、全国に515の商工会議所が存在、地域の起業家や法人を応援しています。起業にまつわることはなんでも相談でき、起業アイデアの相談から資金調達など起業準備支援、起業後の経営相談など多岐にわたり相談可能です。定期的なセミナー開催もあるため地元の起業家とつながれる場所でもありますよ。

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中小機構

中小機構は中小企業の成長をサポートする公的機関であり、起業時に相談できる窓口が用意されています。全国に29か所とそれほど多くはありませんが起業支援施設を設置、事業スペースの提供および、専門家への相談窓口が利用できるようになっています。公式サイトのチャットボットサービス「E-SODAN」から気軽に起業相談ができるほか、起業アイデアの本格的な相談がしたいなら専門家と直接チャットで会話も可能となっています。

TOKYO創業ステーション

TOKYO創業ステーションは東京都限定のサービスとはなりますが、

まだ行動に移していないが起業に興味がある
具体的に起業に向けた準備を進めたい

このような起業前の方を手厚くサポートする専門機関です。拠点を東京都の丸の内と立川に構え、相談窓口はもちろん、ほぼ毎日イベントやセミナーが開催されています。起業アイデアの相談は専門家だけに限らず、「コンシェルジュ起業相談」にて先輩起業家への相談も可能なのが他機関と異なる強みとなっています。ラウンジでは同じく起業を目指す方と交流できるほか、豊富な書籍に加えお子様がいる方に嬉しい一時保育の提供も。東京都で起業したい方は一度気軽に訪れてみると素敵な出会いがあるはずです。

東京開業ワンストップセンター

東京開業ワンストップセンターも東京都の専門機関となりますが、国と東京都が連携して運営する公的機関で、東京都で起業予定の方は何度でも無料で利用できます。拠点は赤坂・渋谷・丸の内の3か所。起業時の悩みに対応できる専門家が在籍、起業アイデアも気軽に相談可能です。煩雑な手続きも定期的なセミナーや専門家との対話を通して詳しく伝授してくれます。多言語の通訳・翻訳サービスの用意もあるため外国人起業家の方の利用も非常におすすめです。

	各専門機関の強み
1	よろず支援拠点	全国に拠点あり。無料で起業前から起業後までサポート「ワンストップサービス」
2	商工会議所	地域に根ざした起業支援。利用者のみ申し込める融資サービスも
3	中小機構	全国に起業支援施設あり。気軽にチャットでの相談も可能
4	TOKYO創業ステーション	東京都限定。起業前からさまざまな交流あり、先輩起業家からのアドバイスが受けられる
5	東京開業ワンストップセンター	東京都限定。何度でも無料で相談可能。多言語対応で外国人起業家の利用もおすすめ